紙の本
期待を裏切らない
2020/01/24 06:25
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投稿者:kobugi - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2作の結末に唖然とさせられたが、うまく第3作へと導かれる。コロンバがすべてを信じられないのは当然。でも、ダンテが生きていると信じることが、唯一の心ノ支えになっているのだろう。展開のはやさは第1作からかわらず。どんどん引き込まれて一気に読める。現在、下巻の半ば。謎が解明されるのも間もなく。
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「パードレは、そこにいる」
「死の天使ギルティネ」と続く三部作の完結編
前回から2年くらい経ってるので前作を読み直してから、読み始める。
失踪人探しのスペシャリストであり、自身も誘拐、監禁事件の被害者であるダンテと、とある事件で(心身共に)傷を負った破天荒警官のコロンバのコンビが、昔ダンテを誘拐した男「パードレ」を追うシリーズ
…何というか、二部のギルティネが凄まじくぶった斬られたまま終わってしまったため、読んだ当初は「えっ!」
と叫んでしまったが(ややキレ気味)
今回再読してみると、当時は続きが気になり荒々しく読み進めてしまっていたのだと反省…
しっかりと面白かったです。
そんなわけで第三部
これが…もう見事で
第一部でコンビのそれぞれが、前の事件で負った傷を乗り越えながら闘って、第二部では更に最悪な事件に巻き込まれて、今回はそれさえも乗り越えようともがいている。
誰にも信用されないし気が狂ってると思われてるコロンバは、もはやダンテ化してきてて…
ヤケクソ気味なのか破天荒さもパワーアップしてる。
完結まで読めることに、感謝しかない。
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パードレはもういない(上)
(ハヤカワ・ミステリ文庫)
(早川書房)
著作者:サンドローネ・ダツィエーリ
第1作を凌ぐほどの面白さ。相変わらずコロンバは酷い目に会い続け『パードレ』の一連の事件には壮大な陰謀があることを匂わせながらいつレオが牙を剥くのかという恐怖を感じるうちにストーリーは進む。
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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おぉ。正直、作者がサジを投げるんじゃないかと思っていたので、ちゃんと完結編が出版されたことに感激!どう収束させるのか?するのか?下巻へGo!
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死の天使、、が抜けちゃったけど、パードレ、というタイトルでおもわず手にとってしまいました。ひどい殺人現場、自動車修理工の最期も壮絶。エグさがこれでもか、と押し寄せます。ひどいやつらの結末を下巻で見届けたいです。
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なるべく先入観なく、手当たり次第に読む本を選んでいるが、続き物のしかもかなり進んでいるやつを手に取ってしまった時は、やっちまったな、と思う。それなりに、わかる範囲で読み進むも、この本は結構、主人公達が以前の話をするので、内容というより感触や雰囲気が共感できなくて、ちょっと残念だった。しかしかなりこの本は訳も含め、色々な面で照準が高く、続けて読んでいる人には大層高得点が付けられるのではないだろうか。下巻を読む前にシリーズの頭から読み直したい。
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『パードレはそこにいる』三部作完結篇
辞職した元捜査官コロンバが無理やり事件に引き込まれるところから始まる。
コロンバはダンテを引き込み。。。
変転するストーリー。
結末はどうなるのか。謎はすべて解明されるのか。
読み手は、ただただ引きずり回される。
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「パードレはもういない」3部作の完結編。
1作目2作目も気に入っていたんですが~
コロナ禍と猛暑の中、あまりハードな話は読む気になれなかったので、延ばしていました。
ブクログに登録するのに、なぜか上巻が電子書籍しかなくて。
書名で出なくとも、作者名で検索すると出たり、別な日に挑戦すると見つかったりするんだけど、ダメで。
さっき電子書籍の書影をクリックし、下の方に関連本の書影が出ているところのをクリックして見たら、発見!
文庫のを登録しておきます。
そういう手もあるというメモ、でした☆
感想も一言~
機動隊副隊長のコロンバ・カセッリは、たくましい美人で実行力のある女性。
拉致監禁された過去のあるコンサルタントのダンテ・トッレと共に、事件に取り組んできました。
前作から15か月後。
大事件の詳細は公表されないまま、コロンバは辞職。
昔暮らしていた山にある家で心身の傷を癒していました。
身近で事件が起こり、次々に連動するようにスピーディな展開へ。
誰が敵か味方か?
鮮烈な描写、よくテンションをキープして描き切った作品。
面白かったです。
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「パードレはそこにいる」の完結編。
ぐでたま。
まさか、その名前を海外ミステリーの中で見るとは思わなかった。
しかも、またもやさらわれたダンテが体の自由を奪われた時に、
瞑想をする代わりにぐでたまが穴を通り抜ける姿をイメージするとは。
特に好きなキャラクターではないが、
もっと可愛い登場の仕方はないのか。
コロンバはレオに刺され、ダンテをさらわれたことから、
自暴自棄に近いひきこもりの生活をしていた。
そこへ雪の中、血まみれの青年が現れ、
両親は殺されていた。
この青年も「パードレ」に囚われていたのか。
ダンテが救出されるまでは、かなり重苦しい展開で、
しかも救出後もまた大量殺人が起きてしまい、
仲間も殺され、
ぐでたまの衝撃がかき消えてしまうほど重い。
(下巻へ続く)
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最初からこれで大丈夫なの?
マリオカートのロケットスタートが成功した時のように物語は唸り声をあげて始まります
そしてその後もさながら熟練のプロゲーマーのようにAボタンから指が離れることはなく走り続けます
もう最初からクライマックスのような、普通なら物語の終盤に見せるよなスピード感で大丈夫なん?って思いましたがそのまま上巻を駆け抜けてしまいました
でもよく考えたら三部作を一つの物語と捉えればもう終盤でこのスピード感にも納得です
衝撃の結末を迎えた前作から15ヶ月、女刑事コロンバは警察を辞め隠遁生活を送っています
ある夜、近隣で起きた殺人事件に巻き込まれ行動開始…
そして遂にバディが再結成!やった!
二人の遠慮のないやり取りも復活して、さあ反撃開始の下巻へGo!
あ、あとちょっとだけ『薔薇の名前』読んでて良かったw