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御立尚資さんの久々の著作。
よきほん。、テーマの1つにアート。テクノロジーがある。他米中問題。歴史に学ぶことの重要性を教えてくれる。個人的に御立さんの本は非常に教養深く学ぶところが多くて好き。
ROAやroicといった経営指標に関する議論1つをとっても、資産を作り上げた経営者と果実享受する経営者が必ずしも同一ではないなど、陥りがちな過ちを的確に指摘する観点素敵である。
メモ
・少しの知識と悩むべき課題を見極める知恵。足元にすでにあるミライの兆しを見出す眼。これらを活かしより良いミライを作ることは可能と信じる楽観性。
・若いうちに美術や美術館に触れる機会。アート体験と地域イノベーション力との相関。
・理屈抜きに揺さぶるものがあるかどうか。アートの中でも時を経て生き残るものが長い時間軸の地域おこしとも相性がよいはず。
・インドリスク。中間層拡大しようにもaiによりそれができなくなりつつある。
・日本にあるエトス、思い。地域愛。従来型経済成長への疑義。相対的貧困への怒りと将来不安。
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コラムを1冊にまとめたせいか、テーマが拡散した印象。各テーマで通底したものがあれば良かったのにと思う。
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某研修に立ち会うため、事前学習用にささっと読んでみました。
元BCGの日本代表だった御立さんによる本。
元ネタは、日経ビジネス電子版のコラムを集めて本にしたもののようです。
コラムなので、それそれのコラムにゆる~い繋がりしかなく、
一冊の本として壮大な「何か」を期待してしまうイチ読者としては、
多少物足りなさが残るのは事実ですが、
それでも御立さんのモノの考え方や思考はとても参考になります。
今となっては当たり前に近いことも、コラム発表当時は結構尖った意見だったりもするようですが、
如何せんそれを「今(=事後に)」読むが故にあまりピンときません。
やはりこういうものは「ナマもの」なので、
出てきたタイミングで読むのがいいんでしょうかねぇ。。
もう少し自分の想像力があれば…と思ってしまった次第です。
大枠のテーマとしては、アート、テクノロジー、地政学なんかがあります。
この辺りのテーマにビビっときた人は、その章だけでも読んでみてもよいかと思います。
(失礼ながら、)御立さんってこれらの分野のプロじゃないと思うのですが、
それでも専門家などから話を聞いたり、自分で勉強したり、
歴史とのアナロジーを考えたりする姿勢と行動は、
本当にすごいと尊敬の念を抱きます。
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自国の文化はナニヨリ国民の心を豊かにしてくれる。さらに誇りの源泉であり、外交安全保障のソフトパワーにもつながる。
地味でゆっくりとした変化は目に見えにくい。したがって気をつけないと自分が常識だと思っていることが現在では大間違いになっている。
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ボストンコンサルティングの御立氏の著書。著者は知的でスマートだ。日経ビジネスに寄稿したものをまとめたもの。御立氏の著書を読むと、知的好奇心が出てくる感じがする。ロールモデルのひとりなので、今後も著者の作品は読んでいきたい。美術の勉強がしたくなった。