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印象に残ったところ
・最初に裏切ったのはあなたじゃない
・瑠璃も玻璃も照らせば光る
・舌をチロッ
・デュポンのライター
・アキヒコとアキラ
・梢とみずき
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前世・生まれ変わり、というテーマ自体は、特に新しいものではないと思うし、個人的にあまり好きなものでもないが、それでも章立ての構造や文体に引き込まれ、一気に読んでしまった。小説は、テーマよりも、語り方なのだと思わされた。
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一読して、はぁ?(‘д‘ )?という感じ。
記憶を持ったまま生まれ変わり、同じ愛する人を探すお話。
だが、主人公は生まれ変わりの女性でも、恋人の男性でもない、周辺の関係者なうえに、主人公本人は生まれ変わりを信じない、信じたくない理由もあるので、態度が煮え切らない。周りから説得されても、信じると言い切れない。
それと、お話全体の時間軸があっちこっちにブレるので、今は誰のどの立場からの話なのか、分かりにくい。また、生まれ変わりを信じている人も出て来て熱く語るので、テンションも入り交じって、誰かの立場になって没頭できなかった。
佐藤正午は好きな作家だが、いつかはミステリ的に解決がつくと思って読んでいたのに、最後まで結末は曖昧なまま。主人公が生まれ変わりを信じるかどうかも判断保留のまま、終わる。
1枚薄紙越しに叙情的な紙芝居を見せられた気分。どこで終わってもいいじゃん。
この人の叙情的な文章は好きなので、ミステリと思わず、不思議系ラブストーリーだと思えばいいのかも。
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岩波文庫的、の仕掛けにつられて、購入。読む。
この作品は、小説としての技巧というと言葉は悪いが
いろいろ考え抜いて書かれたそのトリックの妙を楽しむ作品であって、愛の深さとか、人間的な魅力、のようなものを期待して手に取る作品ではない、と思う。えてしてそういうものを求めてしまいがちな筋立てではあるけれど。
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さすがの伏線。
一読後、繋がりを確認したくて、再読。
何回も生まれ変わって、もはや親子以上の歳の差
二人は、幸せになれるのかなー
そんなもの関係ない、純愛?
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初めは面白いなと思って読んでいたが、徐々にあり得ない話という思いが強くなり最後は退屈でつまらなかったです。
文章も回りくどくて自分には合いませんでした。
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前世を題材にしたストーリー。
ある女性が転生を繰り返しながら前世の恋人を探す中、周囲の人間は振り回される。
ストーリーの中心となる女性がとても自分勝手に感じたため、共感できなかった。
小説全体は、日常と非日常の合間の不思議な感覚が終始流れている。
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不思議な雰囲気だった。あまりにも淡々と描かれて行く生まれ変わり…月の満ち欠け…ね。
でもその淡々としているのが良いのかな。
何がどう岩波文庫的なのか気になるけど、装丁が面白い。
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久しぶりに面白い本だった。
続きが気になるような。
ただ個人的には、途中まで楽しめたものの、後半、生まれ変わりの回数が多すぎてよくわからなくなった部分もあったので、メモをとりながら読み直したい、、かも。
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久しぶりに読了感がここまで爽やかな話に出会えた気がする。
タイムラインが複雑で、混乱する場面も多いので、前半はフォローが難しい。しかし、バラバラだったタイムラインが後半で少しずつ整列してきて一つの線につながる。どうもこれも著者の意図した効果らしい。大変うまいと感じざるを得ない。後半は早朝に起床して一気によみきってしまった。
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一人の少女、一人の女性と三人の男性が紡ぐ心がじんわり温かくなるお話し。
あなたは生まれ変わりを信じますか?現世に強い思いを残した人は、形を変えて、きっと戻ってくる。突然、体が奪われ、あの人に会いたいのに会えない。一人の男性に会うために、三人の少女の体を借りて、、、
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生まれ変わりはあるのかもしれない。でも、前世の記憶を持ってると新しい感動が体験できないし過去にとらわれてしまうのかな。そういう物語なんだけどね。
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購入 紀伊國屋書店浦和パルコ店 2019/11/29
読書開始 2019/11/29
2019/12/10 読了
本の楽しみ。少し分かりにくいが、言わんとするところはよくわかる
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月が欠けてまた満ちるように、死んだらまた生まれ変わって逢いに行く―。
一人の女が、純粋に愛した不倫相手の男を想い、記憶を残したまま何度も生まれ変わって逢いに行く物語。
久しぶりに佐藤氏の著作を読んだ。やはり、良い。
読み始めは戸惑ったが、色々なことが明るみになった終盤に、また始めのシチュエーションに戻って、新たな気づきが生まれる。ここは鳥肌が立った。
ラストも良い。
物語自体も面白くて引き込まれたが、中に挟まれていた小冊子に書かれていた文庫の刊行に伴うお話(岩波文庫「的」とした経緯)や、井坂氏の解説も風変わりで、担当さん頑張ったなぁと思わず感心してしまった。
とても良い小説でした。
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なるほど、月の満ち欠けだあ…
話の展開にドキドキしながら読んでいてアドレナリン過剰になりちょっと苦しかったがタイトルの訳が出てくるあたりで腑に落ち、ほっとした。
運命って、出会いって何だろう?
日々起こること、何気に通り過ごしていることが実はすごい運命的なことなのかも?
ラストは次のドラマが始まりそうで気になる