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不幸な女性の話を読んで、良い暇つぶしにはなったが、紹介事例が超レアケース、何かの物語としか、思えない。加えて、作者の考察、分析も根拠がないため、説得力も感じない。
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なんだか…こんな生活を強いられてそれでも生きて頑張っている彼女たちをなんとか救ってあげられる手立てはないものか…そう思いました。これを読んでいる私だってそんなに裕福ではないけれど…こんなに厳しい現実もあるのかとただ呆然としました。ひとつ反論したいのは、北関東に対する偏見が強すぎるってこと…ちゃんと助けてるくれる人や団体もあります。
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なんというか、絶句。主に北関東地域の状況についてのインタビューをもとにした内容なのだけれども、こんなことが同じ日本で起きているのかと暗澹たる気持ちになってしまう。夫婦関係の貧困さが根底にあるのかもしれないなと思ってしまう。
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働く単身女性の3人に1人が貧困状態といわれる。
そこから家族、地域、制度の三つの縁をなくした女性たちが最貧困女子に落ちていく。都心に比べ地方の女性たちはその三つの縁が保たれていることによって、そんな状態に陥る女性は比較的少ないといわれているが、それは果たして本当なのか。
貧困に喘ぐ地方女性を取材したルポルタージュ。
『東京貧困女子。』を読もうかな、と買いに行って間違いに気づかずこちらを購入し、読みだすまで違う本であることに全く気付いてなかったです。こちらは、『東京貧困女子。』の地方版のような本だそう。
機能不全家庭や排他的な地域性、非正規雇用、社会保障を受けるための知識の不足。これは女性に限らないですが、貧困には様々な理由が複雑に絡み合っており、純粋に「今、お金があれば何とかなる」という問題ではないのだなと感じました。根本的な状況の改善には、継続的なサポートや意識の改革、正社員雇用の受け皿など、多方面からの支援が必要ですね。
さすがにこの本で書かれているように北関東や沖縄がすべてそんな魔境だとは思いませんし、インタビューを受けている女性たちほどの状況に陥っているのはごくごく一部……だと思いたいですが、それでも考えさせられます。
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なかなかヘビーな話続きで、重い。とても重い話が多かった。
物語なら『これは現実ではない』という言い訳も聞くけど、『リアル』な話は重い。
そして最近、虐待系の話もあまり読まないし、そこまで重い話を読む事も少なくなってたなぁ。と思い出す。
『想像する以上の出来事が現実にはある』と言う事も改めて思い出した。
で、この本の重さは『悲惨さ』だけではなくて、『微妙に実体験や肌感覚とリンクする部分』がある事。
今まで読んだ虐待の本は『虐待』だけにクローズアップされていて、『子供にこんな悲惨な事が起きている』という視点がほとんどだった。
時々『育てにくい子供を虐待してしまう親』とか、原因について踏み込んでいるものもあったけど、それもどこか『他人事』だった。
この本の怖いのは『地方ならどこにでも転がっている男尊女卑な風潮が、女性を貧困に追いやる』という点。
もちろん、原因はそれだけではないだろうけれども……何度も出てくる、『男尊女卑』のシステムは私が知ってるものと同じでゾッとした。
一章の「地元が閉塞して、未来がないのがわかってるのは、頭のいい人だけ」というフレーズ。…『頭のいい人だけ』なのかは疑問だけれども、地方の大半はそんな感じだろうなと思う。
虐待と貧困の話がずっと続く内容……長男優遇とか、娘からお金を巻き上げる親とか。
性風俗の話も出てくる。で、思い出す。東京に来た頃、性風俗の求人募集の車が平然と走ってるのを見てすごいと思った。
あれ…OKなの?すごいね。地方だったら絶対走れないと思うケドな。ちょっと調べたら、色々と法の網をかいくぐってるらしい。
……いやでも、地方ならあんなの色々と苦情が来て叩き潰されそうだけどなぁと思うケド……東京であれがOKなの不思議。
一章だけですでにお腹いっぱいな話が満載だった。
おかげで二章の不倫話は平和で穏やかな章に見えた。
けど、途中で子供の話が入ってきて、やっぱり重い。保護者が保護者放棄する話とか、そんなバカな……と思ってしまった。
三章四章も重い話が続く。なんかもう、感覚麻痺してくるくらいの重い話しかない。
そしてラストが『がんの診断を受けても働く』女性の話。
それでも働こうと思う『迷惑をかけたくない人』がいるらしい。それはそれだけで、幸せそうだけど、『幸せ』だから『貧困でもいい』わけでもない。
普通の女性が転落していく様も書かれていて、『一寸先は闇』で誰にでも起こりうる貧困がそこにあるんだなと思う。