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読後感が予想外
2020/01/28 17:51
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もの - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットで頭の部分を読んでボロボロに泣いてしまい購入を決めました。
自分のことを知らないはずの著者がこんなにも寄り添った言葉をくれるのかと、どんな感性でどのような言葉をくれるのかと期待して読み進めました。
最初、仕事や家庭や様々なことに傷ついた女性を掬い上げるかのような温かみのある文章に感動していました。
しかし、どんどんと著者の方の持論が目立つようになり、最初の優しさはどこに!?と思うほどに途中には説教のように見えてしまう、生き方のアドバイスが並べられます。
辛いのは自分のせい、と読めてしまいそうなところもあります。
その穿った読み方こそ、著者は改めるべきと思うのでしょうが…
死にたいとよぎるほどにエネルギーがなくなっている人が読むべき本ではないのかもしれないなと個人的には思いました。
腐女子を女として腐っている人、の意味で使うあたりもリサーチが足りないなと苦笑してしまいました。あと、オタクをバカにするというか…辞めるべきものだと思っている価値観がとても見えます。
冒頭を読んでなんでも受け入れるかのような印象を持ってしまい勝手に裏切られたのは私の落ち度なのでしょうが、著者の思う女なら○○すべき、が見える本でした。
恋愛エッセイを書いてきたという著者らしい、恋愛のすすめみたいな章もあります。
素敵な方に巡り会うことに興味がある方には希望になりそうですね。
個人的にはイライラさせられてしまったりということもあったのですが、嘘をついていない正直な気持ちなのでしょうね。心は揺さぶられました。
何度か出てくる、自分の周囲ではという書き出しがマウント感満載でそれを見るたび自慢気だな~と思ってしまったのは私の心が卑屈だからでしょう。
恋愛に悩んでて、かつ、たまにプチ鬱になっちゃうという人向けの本なのかもしれません。
他の著書を読んだことがないこの本の一読者の感想です。
救われる人もたくさんいるのかもしれません。
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