投稿元:
レビューを見る
ありがちな「短眠が善で一般的な睡眠は悪」を(良くも悪くも)期待して手に取ったが、想像以上にバランスの取れた内容だった。これが糖質制限や湯シャンを通して得たバランス感覚か、それとも短眠が論拠に乏しいからか、決めるのはあなた次第。
内容としては、短時間睡眠に否定的な論文への指摘や睡眠の仕組みの説明を通して「短眠を試すのも悪くないのでは?」と読者へ問いかけていく。恒例のゆうきゆうコントによって(多少のしつこさはあるが)飽きもなくテンポ良く読み進められるので、気付いた時には読み終わっているライトな読み応え。好みが分かれるだろうが、個人的には好き。
ただ、「短眠でも大丈夫」な根拠はかなり怪しい。短眠肯定な論文が常に出てくるわけでもなく、作者が短眠派の主張をかき集めて実行してみたといった印象。パワーナップを頻繁に行ったり、睡眠の質を高めたり、短時間しか睡眠が取れなくても不安に思わない等々、短眠を実行しなくても使えるテクニックは結構あるので読んで損はしないはず。
睡眠時間に個人差があるのは事実なので、一般的な7時間や8時間睡眠を鵜呑みにせずに色々調整して試してみようと思えた。前述の通り短眠派の主張をまとめた一冊と考えるとなかなかの良書。今まで自分になかった考えを学ぶのは気持ちいい。
投稿元:
レビューを見る
「睡眠は3時間でも十分!」が本書の主張。
その理由を納得できるできる形で説明し、従来の睡眠に関して信じられてきた各種の「常識」をことごとく間違いとして、反証している。
なるほどね、と思わせる説得力と何が何でも短眠をせよ、と強制するのではなく、無理のない範囲で少しづつ、やれば良い、という本書の内容はなら私もやってみようか、と思わせられる。
ただ、本書の主張が現代医学の観点から見て、どれほど信頼性があるかは医療の素人である私からは判断できず、そこはちょっぴり不安。
でも、やってみて健康に問題が出そうであればやめればいいだけなので、試す価値はある。
加えてこの本の良いところは、短眠のメリットやそのやり方についてを中心に説明し、他の自己啓発本のように短眠で浮いた時間を勉強に充てるべき、という押し付けがないところ。
一方、ちょっと困る点は、マンガというせいもあるんだろうが、笑えないギャグをこれでもか、といちいちぶっこんでくるところ。これが、内容への集中の妨げとなっている。
ただ、それを差っ引いても読む価値あり、と強く感じた。
投稿元:
レビューを見る
もともと堀大輔氏の本を読んで短眠について知識は持っていたが、他の人の視点でどういう風に説明するのか読んでみたかったので読んだ。ほぼ内容は堀氏の本の内容。
ただ漫画なので内容がスッと頭に入ってきたし、普通の感覚の人が登場することで、読み進めるうちに自分の疑問点を一つ一つ解消してもらえるような感覚になり、短眠が悪いことではないことについて納得感を持てたと思う。
漫画だから、本を読み返すより、気になる部分を見つけやすく読み返しやすいのも良い。
短眠が健康を害さないという理論はやはりまだ完全には納得できていないけど、短眠に挑戦したい人の背中を押してくれる内容。やってみようと思う。
投稿元:
レビューを見る
ちょっと信じ難いけど遺伝子レベルで説明してるし説得力あるんだよな。
時間欲しいし一度試してみようかと思っている。
投稿元:
レビューを見る
短眠が不健康であるという定説を否定した本。
湯シャンみたいな本も出してるので完全に信用し切るのはどうかと思うが、
エビデンスがたくさんあり、少なくとも長時間睡眠=健康というのが
間違ってるかもと思わせてくれた。
重要なのは短眠よりも、いかに充実して刺激的な生活を送るかという
点だと理解。
さすがに3時間睡眠は目指さないが、4.5時間睡眠を目指して時間を増やそうと思った