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礼節とは善意の表れ。
礼儀正しくすることは、自分を抑えることではなく、別の自分を表現すること。
親切は関心から生まれる。
まずは礼儀作法、次に愛。自分中心の意識を抑えること。
自制心は、あとでうれしくなるための技術。自制するほうがよい未来が訪れる。
ある面の自分らしさを抑え、別の面の自分らしさを出すこと。
礼節を守ることは、全員が気持ちよくいられるおだやかな圧力になる。
親切とは、関心を持つことから始まる。
あいさつは、敬意を表す。
相手はいい人であると想定して接することは、そういう行動を相手に促すことになる。
会話のときは、自分の口を閉じ、短い相づちを打ち、質問で会話を引き出す。
誉め言葉を贈る。他人をほめられる人は無力感とは無縁である。
人の意見を尊重する。たった一人の反対者の意見を黙らせることは、ひとりの意見を押し付けるくらい不当な行為である。
自分が間違っているかもしれない、と考える力、わからないことをわからないと認める力、は賢者のものである。
「静かにしていよう。神のささやきが聞こえるように」エマソン
「人生を愛するなら、時間を浪費してはならない。人生は時間でできているのだから」フランクリン
謝罪は、道徳的な借金の返済である。
自尊心をもって自己主張する。
無駄な不満を言わない。「暗闇を呪うな、明かりをともせ」
無駄な不満は、人生を悲観的に捉える心が育つ。
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年末年始に自分を振り返るために・見つめなおすために読みました戒めの本でした。本のリードに以下の表現あり、引き込まれて購入に至りました。
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礼儀正しくするのは自分らしさを捨てることではないか、と言う人もいますが、私はそうは思いません。
礼儀正しくすることは、ある面の自分らしさを抑えながら、別の面の自分を出すことではないでしょうか。
礼節は人生のクオリティを高める手助けとなるものなのです。
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2019年9月に発行された本ですが、内容そのものについては新刊とか鮮度とかそういうものでなくて、もともとは2002年にアメリカで刊行された『Choosing Civility』の日本語翻訳版です。 Civility=礼節 について。
僕は、小さなころからBe Unique と育てられたことを自分で拡大解釈しすぎて礼節を失している行動に出てしまっていることが多いと自分でも感じていて、言っていることは正しいんだけど、相手が動こうと思うようなものの言い方ができないよね、と言われることも多数ある。本書の中には、以下の記述もある。
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「シビリティ=礼節、礼儀正しさ」を実践することは、ビジネスパーソンにとって、信頼され、相手から選ばれるためのセルフマーケティングであり、自分の価値を高めるセルフブランディングなのです。ビジネスを前進させるプラットフォームであり、すべてのビジネスの基盤であるといってもよいでしょう。
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おっしゃるとおり、ごもっともである。。
また、なるほどと思うところ多数あり、本当に自分のことを言われているようである。
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「人はみな平等である」という理念は価値観の基盤になりましたが、そう考えながらも、自分だけのアイデンティティを確立すべく、成果への衝動に突き動かされています。平等であることを受け入れつつ、同時に、他人とは異なる存在になりたがっているのです。
それゆえに私たちは先を争って走り続け、「あまりにも忙しく、ゴールに向かって集中」することになります。成果を目指して発奮し、途中をすっ飛ばしていこうとするために、礼節を軽視してしまうのです。
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ガーーン、まさに自分の思うところビンゴである。
しかしながら2019年を締めくくるうえでも、こういう文言もあった。(W杯決勝を振り返り)
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最終的な成果が納得のいくものにならなくても、「心と頭をはたらかせていい試合をした」という事実は、決して他人に奪われることはありません。そうなれば敗北にも耐えられますし、失敗は痛みではなく、学びの機会として受け止めることができます。ある意味では、より大事なものを勝ち取ることになるのです。
最終的な得点より、たたかい方のほうが大切だと考えられる力、それが礼節でもあるのです。
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ノーサイドの精神、Integrity&Respect、自分でも礼節を意識することはできるはずだ、と。
ぐるっと戻って「はじめに」より
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読書の中には、「考えるための読書」もあれば、「頭をからっぽにするための読書」もあります。(中略)「考えるための読書」は努力が必要ですが、成長を促してくれます。本書も、ぜひ考えながら読んで、よい変化をもたらすためにお役立ていただきたいと思っています。 (中略)
ルネッサンス期の絵画で本を読む人の絵がありますが、あんなふうにしおりがわりに指をはさんだまま読書を中断して思いを馳せ、人生を新しい視点で見つめ直す、そんな読み方をしていただくのが理想です。
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ということを意識しつつ、また、今後の人生で何度も何度もこの本に戻ってくるんだろうなぁ(またやっちまったなぁ、ということを意識しながら)という気がしています。
来年は、少しは成長できるように「Civility」意識して行動を変えていきたい。
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働き始めて、自分に足りないモノが多く
こちらの本を購入しました。
項目ごとでサクッと隙間時間に読めました。
行動を改めてないといけないことに気付かされました。
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1日でも早く出会いたかった本。
タイトルが刺さる。
人として
人間として
生きていくには
礼節が必要
どこで生きていくにも誰にでも通用する内容で
世界中の人が礼節を弁えれたら
世界中が幸せに満ち溢れるんだろうな。
生きてるうちに読めて得した気分だ!
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礼儀を重んじる人にとっては、まぁ当たり前なことが書いてあるが、題名の通り、礼儀正しい人が愛されてうまくいくのは頷ける。自分に驕りが出てきた時に読み直したい。
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伝えたいメッセージに対して、書籍内で展開される具体例が当てはまっていないのでは?と多くの箇所で気になった。(英語の原文で読めばまた違うのかもしれないが)
メインメッセージ自体は共感することができ、自分の行動を振り返るきっかけをくれる書籍ではないだろうか?
特に東京で暮らし始めてより一層、人々のCivilityの高低を痛感している
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タイトルは「結局うまくいくのは、礼儀正しい人である」だけども、実際の内容は人と接するための基本、といったところ。タイトルと内容が乖離してた印象。
内容は確かにどれも大切なことだけど、本当に基本的かつ当たり前のことばかりで(例えば、いない人の悪口を言うのは好ましくない等)、これといった新しい知識の取得には繋がらなかった。
仕事を例にした例えも含まれてるが、内容としては小中学向きと思えてしまった。
ある意味タイトルの付け方(というかキャッチコピー?)が上手な一冊。
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コミュニケーションが人との円滑な関係作りに必要だとは思っていたけど、礼儀も必須だと改めて思うようになった。
求められる場面できちんと発揮できるよう、マナーは弁えておけるようにしたい。
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・礼儀正しくすることは、自分らしさを捨てることではないか、という人もいますが、そうではない。礼儀正しくすることは、ある面の自分らしさを抑えながら、別の面の自分を出すこと。
人生を損なうものではなく、むしろ満足を積み重ねること。
・相手はいい人であると想定して接するというのは、実際にそういう人として行動するように相手を促すことにもなる。
・自己主張すると大事な人間関係が壊れてしまうと不安になる人が多いが、自己主張しないことで人間関係が壊れる可能性は考えないようです。しかし、率直に自己主張した方がたいていよい結果が得られます。気分もすっきりするし、人間関係の質も向上します。
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取り上げられている事柄は、礼儀についてのごく当たり前な内容が多いのだが、そこから一歩考察を進め、実践的な話として紹介してくれるので参考になった。自分もかくありたいと思う。
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第3章の「人はなぜ礼節を見失うのか」が有益だった。
権威の消失によって礼節が失われていく、文化リテラシーが高まり知性が育ち、人の見解が鋭くなり批判的になった、都市の無名性が礼儀正しさのモチベーションを薄めたという指摘には大いに共感。
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【本書のポイント】
★礼筋は人生のクオリティを高める素晴らしく効果的なツールである
【アクションプラン】
→周囲の人に関心を向ける
→挨拶をして敬意と承認を伝える
→人の話をきちんと聞く
→そこにいない人の悪口を言わない
→真摯に謝罪する
→無駄な不満は言わない
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礼節は、人生のクオリティを高めるすばらしく効果的なツールである が本書のメッセージです。
人生には大切なものが3つある。ひとつは、人に親切にすること。もうひとつは、人に親切にすること。そしてもうひとつは、人に親切にすること
現代の複雑さに立ち向かうために、私たちは原則を持たなければなりません。
幸せになりたいなら、他者とともによく生きる方法を学ばなければなりません。
礼節とは善意の表れです。
周囲の人に関心を向ける。 親切とは、そもそも関心を持つことから生まれます。
あいさつをして敬意と承認を伝える 自分から会釈をする習慣を始めましょう
人の話をきちんと聞く 人の話をきちんと聞くことができないのは、相手に意識を集中せずに、自分の欲求だけに意識が向いているからです。
排他的にならない
親切な話し方をする 人は声のトーンに反応する
そこにいない人の悪口は言わない つねに他人に対して中立の立場で接していれば、人はあなたに心を開くようになります
人の意見を尊重する 相手もおなじ意見だと決めつけない
見だしなみと仕草に気を配る 自分を大切にすることは、他人を大切にしている証拠にもなる
人と協調する 自分の見方と相手の見方のあいだの共通点を見つけるよう意識する
静けさを大切にする 沈黙こそ、自分の魂と対峙させてくれるもの
人の時間を尊重する 人生を愛するのなら、時間を浪費してはならない。人生は時間でできているのだから。~ベンジャミン・フランクリン~
自分の時間は惜しみなく与える
人の空間を尊重する
真摯に謝罪する 許すのは謝罪の受け手の義務ではありません。謝罪がすぐに受け入れてもらえると期待すべきではない
自尊心をもって自己主張する
個人的なことを質問しない 「ためらい」の中にこそ、礼節は存在しています。
お願いするのは、もう一度考え直してから まずは自分で自分の問題を解決しようと試みるべきだ 公平であることがきわめて重要なのです
無駄な不満を言わない
前向きに批判し、受け入れる
人のせいにしない 礼儀を放棄して得する場合などない
目次
はじめに
第1章 礼節―人生の質を高める技術
第2章 礼節のルール25
第3章 人はなぜ礼節を見失うのか?
監修者あとがき
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 : 2019年09月30日第1刷
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 214ページ
ISBN-10 : 4799325604
ISBN-13 : 978-4799325605
寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm