紙の本
トレーダーのタブーを破る異端の書
2019/12/19 23:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:見習い級 - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通はロスカットができなかったりコツコツドカンや損大利小のトレードは直すように教えられる。でもほとんどの人はそれができるようにならずに退場していく。だからそんな教えはほとんどの人にとって意味はない。できない弱さを受け入れた上、そのままで勝ち方を探す筆者の提案は多くの負け組トレーダーに光を与えてくれると感じた。こつこつしか勝てないとしてもできないことを無理矢理習得しようとするよりも現実的だと思った。できれば自分が大負けする前にこの本と出会いたかった。まだ遅くないと思いたい。
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手法よりもメンタル面に重きを置いた内容。
手法も紹介されているが、使いこなすには経験が必要だと思う。
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株で勝てなくて買い漁った株本のうちの一冊。
筆者の書き方は読者に寄り添う形であり最も読みやすさがあった。簡単に勝てる方法はないという内容が身に染みた。負け続きだったところから考え方を変えて勝てるようになったところは非常に参考になった。手法うんぬんだけではなく、筆者の大負け体験、トレーダーとしてのあり方や生き方なども書いてあり単に読み物として面白いと思える一冊だった。
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株本は多く読んできたが、現役トレーダーがリアルタイムに自分で使っている
手法をここまで晒してくれた書籍は皆無。これだけでも読む価値は十分。
大勝ちを煽らないスタイルや逆張りを詳しく解説してくれる本も少なかった。
他にはない一冊であることは間違い。筆者自身の大負け経験談も失礼ながら
面白かった。株本あるあるの偉そうな上から口調ではなく読者目線で寄り添い
語りかけてくれる口調は元塾経営者というのを見て納得。
とても読みやすい良書であった。
負けが込んで精神的な迷子になっている人には特に響く内容と言える。
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基本的な順張りで思うように勝てずに本書を読んで逆張りをしてみたけどこれもうまく行かないという人はいずれ悲惨なことになると思う。
トレードは個々人の得手不得手がものをいうゲームなので安易にリスクが低いという理由で本書を鵜呑みにしてはならないと思った。
著者もトレーダーなので言っていることは信憑性があることは事実。それを踏まえた上で個々人が自分を振り返って消化するべきだと思う。
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# 書評☆3: 初心者にもできる逆張りデイトレードの極意 | 手法よりもメンタルや失敗についての内容が多い本
## 概要
- 書名: 初心者にもできる逆張りデイトレードの極意
- 副題: ロスカットが下手でも、コツコツドカンでも勝てる!
- 著者: Rょーへー
- ISBN: 9784779126338
- 出版: 2019-12-13
- 読了: 2020-11-14 Sat
- 評価: ☆3
- URL: invest.senooken.jp/post/2020/11/15/
## 評価
YouTubeでの動画で知った動画投稿者による著書ということで興味を持って読んだ。
株式投資の逆張りのテクニカル手法を取り扱ったデイトレードの本となっている。
どちらかというとメンタルの話や株の難しさの話が多く,具体的な手法の説明はそこまでは多くなかった。
それに,動画で解説している内容と同じで,そこまで書籍で得られる情報がなかった。
逆張りということで,急落したリバウンドを拾う投資手法であり,その特徴などが書かれていた。
書籍内で,著者が勝てるようになったのはあるデイトレーダーのブログと出会ったからだと書かれていたが,具体的なブログは紹介されていなかった。
いっそのこと紹介してくれればよかったのにと思った。
## 引用
> ### p. 60: 負けを積み重ねて得たもの
> 550万円もの負けを積み重ねてきて得たものは何か。自分の中で書き出してみました。
>
> 1. 急上昇した株は少し落ちたところでいったん停滞する
> 2. 急落した株は少し戻してから停滞する
> 3. 含み益に1回もならないことは少ない
> 4. 窓をあけた株は埋めやすい
> 5. 祈っても無駄
実際のトレードで感じたことが書かれていた。逆張りはこの2を狙ったものとなっている。
> ### p. 82: 時間切れによるスライダーゾーン
ここでは一度急落した際の横ばい後さらに急落する危険なスライダーゾーンについて紹介していた。だいたい20分ほどもみ合い後に再び急落することがある。
これが起きるメカニズムとして逆指値を挙げていた。急落するメカニズムとして逆指値は思いつかなかったので発見だった。
> ### p. 85: 逆張り買いが危険なケース
> 逆張りでは、スライダーゾーンだけでなく、他にも危険と思われるケースがあります。私もいくつかのケースでは逆張りで買うことを避けています。あくまでも私が避けているだけですが、理由も合わせてご紹介します。
>
> 1. 悪材料発表後、最初の営業日
> 2. IPO (新規公開株) で初値が公開価格の2倍以上で寄り付いた銘柄の営業日初日
> 3. 日足チャートにおいてかなり強いと思われる銘柄
> 4. 不人気銘柄 (1日の出来高が少ない銘柄)
逆張りが危険なケースが紹介されていた。
> ### p. 236: あとがき
> 当時どのように負け、どれだけ落ち込み、どのように立ち直っていったかなど詳しいお話はブログ『デイトレで勝てない人のためのブログ』に書いてあります。
> ___
> デイトレで勝てない人のためのブログ以外にも複数のブログを執筆中です。『デイトレードで毎日を給料日にしよう』では日々のトレード内容、トレード結果を書いています。『デイトレーダー家を買う』ではデイトレーダーのマイホーム関連について更新中です。『勉強方法がわからない人のためのブログ』では18歳から学習塾でアルバイト、家庭教師、塾経営をしてきた経験を生かして勉強方法や、授業動画などを無料で配信しています。
>
> ツイッターアカウントはjestryoRとなります。
> ___
> ※デイトレ関連のブログはRという名前で執筆しています。勉強ブログはハシビロ先生として更新しています。
著者の活動が書かれていた。
## 結論
逆張りの手法について書かれた本だった。
肝心の手法は文字で読む分には簡単に思えた。しかし,そこまで具体的な例などがなく,はたしてこれでうまくできるのかというところが疑問だった。
動画投稿者として興味を持って読んだのだが,動画の内容で事足りたのではないかと思ってしまった。
悪くはないのだが少々物足りなく思った。