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タレーランシリーズは今年の夏頃、はじめて読み、集中的に1~5巻を読了したばかりで、かつ楽しめた作品という記憶も新しかったその続編ということで大変期待して読みました。
この間、ほかの岡崎作品も相当読みましたが、やっぱりいいですね~、あらためてタレーランの世界観に触れることができ満足のいく一冊でした。美星の名ゼリフ「大変よく挽けました」も復活(本作ではたぶん1回だけ)。これまでほとんど京都を離れる展開はなかったのですが、今回は大移動の連続、又次の依頼から千恵が抱えていた秘密をとおしてタレーラン誕生のきっかけにも迫る内容になっています。
小原がニセモノであることは読み進めるうちにわかってしまいましたが、ラストで美星から城の死に際の想いを聞かされるうちに最後は号泣してしまうシーンはちょっと胸に迫るものがありました。
美星とアオヤマの関係もさらに進展し、シリーズはこれで完結かな? まだまだつづきが読みたいと思わせる内容でしたので続編希望! 気長に待つことにします。
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いつもなら一瞬でも待ちきれなくて
買ったらすぐに表紙を開いていたタレーラン。
なぜか今作は購入してから3ヶ月近くも
私に読まれるのを待つほかの本たちと一緒に
積まれたままだった。
大切なものとの再会。
そこに横たわる空白の時間。
そこに奇跡がなんらかの働きをしたのだとすれば
この物語はとてもよく挽かれた豆で
とても芳ばしく淹れられた珈琲のように味わい深い。
この3ヶ月…私はいつも新作を楽しみにしていた
タレーランなのに一度も手に取ろうとせず
ほかの本から読み進めることを選んできた。
この作品を読むには 一気に読み終えるための
長く豊かな孤独の時間が私には必要で
そのような時間を割くことが
ここしばらくの私にはできなかったのだ。
ようやく読み終えて
今読んだことに大いに満足している。
ここから変わるタレーラン。
それもまた 豊かな時間の中で楽しもう。
もちろん一杯の珈琲を飲みながら。
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心待ちにしていた新作。前作までを読んでから時間が経っていたので、今までの事件について忘れてしまっていたりしたが、コーヒーの香りを想像しながら読み終えた。
おじちゃんの奥さんにまつわる話。最後まで切なかった。幸せなこともたくさんあるのに、切ない。おじいちゃんは幸せな気持ちで人生を終えられたのかとか、奥さんは後悔と幸せな気持ちとのあいだで揺れていて苦しくなかったのかとか、考えさせられる。そのときどきでベストを尽くしながら生きる人たちで、美星さんも、青山さんも、高校生の少女も、考えて考えて生きている感じが、私の心に響いた。
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タレーランのオーナーの藻川氏が狭心症で倒れてしまう。
すっかり弱気になった彼は、亡くなった妻・千恵が、生前一週間も家出をするほど怒った理由を突き止めてほしいと美星に依頼する。
美星は常連客のアオヤマと共に調査を開始するが…。
亡くなった二人の愛、藻川氏の愛を知って目頭が熱くなる。
美星とアオヤマの関係も進展しそうで楽しみ。
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ラスト、所々のフラグをしっかりと回収できスッキリと読了。
読みやすく、良い意味で後に残る。
2人の関係は進展あるのか?
自作が楽しみ。
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今回はなかなかの大移動でしたね。展開は途中から読めてしまったけど、今回は恋愛模様の進展もある感じで良かったと思う。先代のことは藻川からの依頼があったにせよ、結果、死者の秘密を暴くことになって、モヤモヤした。
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前作で完結したと思ったら、第6作目が出てた。しかも美星バリスタとアオヤマ君の仲は進展してない。
軽めのミステリーとして楽しめたけど、美星嬢の聡明な推理で誰も気付かなないような凄い謎解き、という感じでもなかった。大命題の謎の周りに細かく謎を入れてくるのは、上手いなあと思うけど、あんまりスッキリしないなあ。
ネタバレになるから、詳しくは書かないけど、色んな状況を考慮しても金はあるんだから、二部屋取ればいいじゃんと思うよ。この点は話の作りが不自然だよ。
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読了。シリーズ6作目。前作で終わったのかと思っていたら久しぶりに(3年ぶり)に続編が出ていた。
美星とアオヤマさんの関係は変わらないまま話は始まる。今回はタレーランのオーナー藻川おじちゃんの亡くなった奥さんの話。謎解きも面白く読める。
個人的に、最後の章は蛇足に思え、無い方が読者の想像で終わる方が良かったと思うが、それも好みか。
あとがきによると、このシリーズはまだ続くらしい。次を楽しみに待つことにする。
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珈琲店<タレーラン>のオーナーは、バリスタである
又姪の切間美星に、4年前に亡くなった妻が生前
一週間も家出するほど激怒した理由を突き止めて
ほしいと依頼する。美星は常連客のアオヤマとともに
調査を開始したが…。
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シリーズ最新刊。かなり長く待ったけど、ようやく出た><。読んでみたら、ここで最終回でもおかしくない書き方だった。でも、最終回でも、すっきりした終わり方だったし、いいかな。勿論、続きが出たら、出たで、嬉しいけどね><。
小原さんの正体は全く分からなかった><。最後読んでて驚いた><。勿論、絵の内容も分からなかったし、謎解きの場面は読んでて驚きで満ち溢れてた><。
天橋立は行ったことあるけど、また行ってみたいな、と思った~♪。浜松もね♪。この小説を読むと、コーヒーが美味しく感じる。いいことだよね♪。
アオヤマさん、ついに告白した><。自分のコーヒー店を 持つという夢も諦めないで欲しいけど、これからどうなっていくのかな♪。続きが出たら、楽しみ♪。
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少しとろりとしたコクの奥にフルーティなほのかな酸味と甘味のある、そんな珈琲の香りが漂ってくる(残念ながら幻嗅です)シリーズ。
又次さんが倒れたというショッキングなオープニング。
手術を受ける前に、亡くなられて奥様に聞けなかった謎の解明を美星さんに依頼する。
ーーー
今回は、美味しい珈琲が飲みたくなっただけでなく、
ウナギも食べたくなるので要注意。
浜松は馴染みのある場所なのでなんか嬉しい。
又次さん、まだまだ活躍して欲しい。
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珈琲豆をひくように、謎が解かれていく。でも、一人じゃ解けない。珈琲豆だけでは、珈琲にならないように。皆で解く。皆で作る。
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続編出てるーと嬉しくなりました。
前回から時間があいてたので
二人の仲はどれくらい進展してたかなーと思いながら(笑)
藻川さんの奥さんの家出の謎解き。
過去の出来事だけに調べるのは大変そうでしたが、
かなりの距離を行ったり来たりでかなり活動的。
小原ちゃんに関してはわりと始めから疑いはありました。
シリーズの今までの流れ的に!笑
謎は全然解けないながらも読みながらどうなるのかな、どうなのかな、と楽しんで読みました。
またシリーズ出たらいいなぁと思います(*´∀`*)
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シリーズ第6作。
今回もほのぼのしているのに、謎は謎として面白く楽しめた。
主人公の一人であるバリスタの美星のおじの亡くなった奥さんの過去を探る物語。
奥さんに何があったのかを突き止めるのが本題だが、それとは別に驚く仕掛けがありビックリさせられた。
このシリーズのもう1つの楽しみが、主人公2人の恋の行方なんだが、男性主人公のアオヤマが美星のカフェに就職することになりそうな感じで終わる。
ネタバレの部分だが、一緒に奥さんの過去を探していた美星の親戚である小原が本人ではなく、本人になりすました小原の友人であったのがホントビックリ!
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美星のお爺ちゃんが倒れた。そこから、話が展開していく。お爺ちゃんから亡くなった奥さんの謎を解いてほしいと。美星とアオヤマと従姉妹の小原は、その亡き奥さんと喧嘩して出て行った1週間を調べることになる。