紙の本
大傑作になり得た作品
2024/02/21 15:40
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投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
構成が素晴らしい分、悪いライトノベル的な上滑り(とややずれた作品紹介文)がもったいなく感じてしまう。それぞれの要素がもう少しずつ深ければ大傑作になったかもしれない。
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筒城灯士郎の最新作(といってもデビュー作を読んでいないのだが……)。
ファンタジーでもあり、SFでもあり、ミステリでもある長編。ジャンル的な『お約束』にもきちんと理由があって、無駄なところが無い内容だった。デビュー作も買ってみようか、それとも文庫を待つか……。
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ファンタジィ×ミステリと言う、ラノベ調に擬態した侮れなさ。特殊設定が用いられるが、きちんと素材は提示してくる大胆さ。最後にたどり着いた世界を見たならば、再び初めから世界を見ずにはいられないだろう。
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平和な小国。城の王と姫、仕えるメイド愛埋。訪ねてくる隣国代将の強引な行為で穏やかに見えた物語は一気にキナ臭くなっていく。合間に愛埋とハカセが世界樹の苗木を調査しに出かけるパートが挟まれる。時系列を想像しながら読み進めるがファンタジーやSFでもあるもののハカセとのパートで起こる殺人事件は綺麗な特殊設定ミステリ。そして事件の真相から二つのパートの関係も想像できてくるのが素晴らしい。迎えたその時、目の前に開けた世界が自分の想像をはるかに超えたものであることに息が止まる。細かく伏線の張られた余韻が凄い物語だった。
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ビアンカシリーズにて著者が気になり読む。
やりたいことはわかるんだけど、終盤の理解が追いつかずなんとなく読み終えるとかなり疑問が残ってしまった。最終章だけ2回読むとかなり世界観が分かりますね。読んだ後から評価が上がるタイプ。
複雑ながら読みやすいので最後までストレス感じなかったです
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一見関係のない時間軸の話が交互に進んでいき、片方は密室殺人、片方は国の存亡の危機。ライトノベルのような軽いノリでそのあたりは好みではなかったが、物語全体の構成に気づいたときのカタルシスが素晴らしい作品だった。