紙の本
ナポリタンが食べたくなります
2022/05/14 08:58
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
絆で結ばれた、かっこいいシニア!
ちょっと頼りない若い人達を、暖かく包み込んで導いてくれます。私は、ルミ子になりたい(笑)
愛されキャラ満載で、ストーリーにどんどん引き込まれ、まるでドラマを見ているように楽しく読めました。
最初から最後まで、ナポリタンを食べたい!と思わせられます。
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頑張る爺たちの活躍を応援したくなる一冊。昭和の強盗団「アカツキ強盗団」の3人、五郎、誠、幹雄は今となっては裏家業を引退し、神保町で喫茶店を営業している。しかしそこに幹雄の親戚であるヒロキ(漢字がすごいことしか覚えてない)が訪ね、どうしても金が入り用だから現金輸送車を襲撃したいと言う。そんなヒロキを助けるため、アカツキ強盗団は再び現役復帰をするが、それを元刑事の小栗忠正が嗅ぎつける。
読み進めていくうちにアカツキ強盗団と忠正の対決になるのかと思いきや、五郎の大胆な行動で思わぬ展開になっていく。高齢ならではのハプニングに襲われ、それでもデジタル化していく世の中にも食らいついて現役復帰を目指す爺たちはかっこいい。そして根本的にいい人すぎる。
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昭和の大泥棒、アカツキ強盗団。今ではナポリタンが有名な喫茶店を営む老人3人組として暮らしていた。そん中、メンバー幹雄の大甥・飛露喜が元アカツキ強盗団に強盗の協力を仰いできて…元刑事の小栗がアカツキ強盗団に目を付けた時はどうなるかと思いましたが、まさか仲間になるとは!しかも計画は完璧だったのに、裏切り者によって計画は失敗。ハラハラしましたが、形成逆転になった時は爽快でした。ビルごと乗っ取られてしまったけど、結果的には老朽化などを考えると良かったのかな。飛露喜がナポリタンの味を受け継いでくれそうなのでホッとしました。続編希望です!
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“アカツキ強盗団”として昭和の犯罪史を彩った五郎、幹雄、誠の3人も、今や後期高齢者に突入し、神保町で喫茶店を営む悠々自適の日々。だが、幹雄の大甥・飛露喜に泣き落とされて現役復帰を決意する。狙うは現金輸送車の強奪。3人は知恵と経験を武器にハイテク警備に挑む。一方、定年後の日々を持てあます元刑事の小栗忠正は、ふとしたことから神保町の喫茶アカツキに注目。3人組の監視を始める。かつてプロフェッショナルとして生きた矜持を胸に着々と計画を進めていく“爺”たち。そして、遂に決行の日がやってきた―。
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爺さんが3人寄ると聞けば、誰でも有川浩の『三匹のおっさん』を思い出しますよね。私も当然そうでした。なのにそのワクワク感が冒頭で霧散。
迷宮入りした銀行強盗団の正体が爺さんたちだというのは良しとしましょう。でも、その爺さんたちの技を目当てに、ろくに働きもせずに「自分は飲食業向き。店を持ちたいけどカネがない」などとのたまう遠縁の若造にカネつくってやるために強盗を計画するってどうなのよ。
途中からは池井戸潤風になってきたけれど、最初に萎えた気分が大きく変わることはないまま読み終わってしまいました。きっかけが好きになれないとツライ。
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なかなか壮大なストーリーでした。軽いテイストなのでさらさら読めるし、年配の方々の言動が癒しになって読後も良かった。悪いことをしている人達ではありますが、今が良ければ&主人公達なので、どんな過去も武勇伝になってしまう不思議。再び犯罪に手を染める理由がちょっと弱いし、このキャラクターならば叱り飛ばすのが当然と思われたので、そこは違和感でした。
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3人の元強盗団のおじいちゃん達が
仲間の甥っ子のために現金輸送車襲う。
おいおい、動機といい、
これまでの罪への償いと反省といい
まったく共感できず
どうしようかと思ったけれど、
どんでん返しからのどんでん返しで
結局は面白く読めた。
横関さんの思うツボだな。
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御年70歳を越えた、かつてのアカツキ強盗団。
なんと、親戚の若者の頼みで再結成!
おおおっ。
じいさまたち&おばあさま、かっこいいぞ。
彼らの活動の合間に同年代の元刑事のパートがあって、追いかけっこするのかと思ったら!
なんとも楽しい展開。
それぞれに得意分野があるってかっこいい。
そして、復活の現金輸送車強奪はけっこうあっさり成功して、そこからどういう展開?と思ったら、そうきますか。
次から次と色んな事が起こって、わくわく、はらはら。
喫茶アカツキのナポリタン、食べてみたい!
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“アカツキ強盗団”として昭和の犯罪史を彩った、五郎、幹雄、誠。今や後期高齢者に突入し、神保町で喫茶店を営む悠々自適の日々。だがひょんなことから現役復帰を決意する-。
有川浩原作でテレビ東京がドラマ化した人気シリーズ「三匹のおっさん」の亜流かと思いきや、違っていた。意外な展開の連続にページを捲る手がスピードアップ。横関作品を読むと宅配ピザが食べたくなることが多かったけれど、今回食べたくなったのはナポリタンだった。
(B)
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3人の絆が熱く、アカツキ強盗団とってもイイ!
ちょこちょこ出てくる老人あるあるが面白い。
いくつになっても、こんな仲間がいたら楽しいだろうな〜
ナポリタンがとっても美味しそうで食べたくて食べたくて。
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70をとうに過ぎた五郎、幹雄、誠の3人は昭和の時代に「アカツキ強盗団」として名を馳せた3人組だった。しかし引退した今は、喫茶店アカツキで3人仲良く働いていた。名物のナポリタンは最高でランチタイムには行列が出来るぐらいだ。ところが、幹雄の甥にあたる飛露喜の泣き落としにより再び現役復帰することに。狙うは現金輸送車だ。3人は知恵と経験を武器にハイテク警備に挑む。一方、定年退職をし暇潰しに公民館の教室に通っている元刑事の小栗忠正は、公民館友達から見せられた都内の喫茶店リストの中から喫茶店アカツキを見つけ、監視を続けることにし…
おじいちゃんたちがとにかく頑張っていた。75過ぎても元気なことはいいけど、ずっと現役を退いていた3人に今の世の中のハイテク機器などが使えるのかと心配だったし、作戦も「わーやっぱり!」な作戦。だけど、それをなんとか乗り越えて現金輸送車を襲ったが、なんたる悲劇!そこで第一部が終了。第二部は株式売買で中国企業に乗っ取られてしまうかもしれない話。こっちは、今のこの世の中にありがちなSNSをキッカケにした炎上問題から。SNSで炎上してその火消しに苦労する企業を垣間見た。大変だよね…ネット上だけかと思ってたら、ワイドショーとかもあとから火を煽るし…炎上怖い。
そして、私たち現実の人間が経験できなかった2020年に開かれた東京オリンピックが小説の中ではオリンピック特需で景気も良さそうで、オリンピックも成功したぽいかんじが擬似体験できたのが良かったなぁ。作中に「海外の選手が刺身を生まれて初めて食べるのを30分時間を使ってワイドショーでやってた」ってところが実際ありそうだしね。なんだろう。もう二度と戻れない世界がそこにあったかんじ。
しかし、最後がみんな幸せになってよかった。
2020.11.22 読了
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あっという間に読了。すべてが最後につながるまでの伏線だとは!これはアッパレでした☆
とにかく読む手が止まらない!次はどうなる⁇まさかこの人が…の連続。強盗団がジジイたちはわかるけど、まさか元警官までもが仲間になるとは。
そして適度な悪役も出てきて、ホント、ドラマ化されてもおかしくない!
五郎は北大路欣也さん、マコは高田純次さん、ミッキーはミッキーカーチスさん、忠さんは柄本明さん、トミーは石橋蓮司さんで脳内再生されました。
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アカツキ強盗団の3人組が足を洗い神保町で喫茶店を営み還暦を過ぎた頃、現役復帰をする話。本当に現役並みに出来るのか、作戦は成功するのか、とハラハラする。2部もどうなるのかと気が落ち着かない。けど、還暦過ぎても楽しそうで私も友達と一緒に楽しい老後がいいな。
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元強盗団の3人は喫茶アカツキを経営し悠々自適の生活を送っていた。孫のピンチを救うために再度強盗計画を立てることに元刑事も加わって結末はいかに。
ハッピーエンドになってよかった。
ただいまいちパンチにかける印象ではありました。