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おれは一万石シリーズ第11巻。
嫡男は跡取りだが次男三男は、行先がないと、何者でもない。尾張徳川家の親戚筋といっても同じこと1万石の大名に婿入りした正紀だが、今回はいつもなら石橋を叩き割ってしまうほどの男、勘定がしらの井尻が高尾河岸の倉庫の拡充を目論み、綿花の繰綿の先物買いに手を染めてしまう。
だがそれは、入念に練られた罠だった。。。。
江戸時代の経済のあり方を物語の主軸のテーマにしている異色の時代小説。
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シリーズ11作目。相変わらずの貧乏藩、一門である老中からと方針の違いがあり、妻の妊娠、部下の不始末と困難ばかり。勘定方井尻が公金を相場に注込んだ。それは怪しい連中が絡んでいた。借金返済期日が迫るなか金と部下を守れるか。
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先物取引と江戸城人事に絡む内幕を使ってまたまた御家の一大事。
ただ今回の問題はちょっと規模が小さくて緊迫感が少ない。敵役が出たと思ったらすぐ凋落。肩透かし感が大きい。
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千野隆司 著「繰綿の幻」、おれは一万石シリーズ№11、2019.12発行。大坂から江戸への繰綿を乗せた荷船を未到着にしたり、偽の読売を販売したりして繰綿相場を動かし暴利な利益を得ようとする悪徳商家にいかに迫るかという物語。井上正紀の妻お京の英知には膝を叩きましたが、全編が相場の話は、私には面白く感じられなかったです。次作は、もっとテンポよく進めてもらいたいです。
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第十一弾
繰綿相場にはまった真面目勘定方、そして真面目な房太郎、一方は商人から、そして美貌の娘から
隠された繰綿を突き止め相場の安定に