紙の本
面白さ◎
2020/04/27 07:12
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井端隕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやはや・・・かねてから噂があった渡鹿野島の詳細なルポルタージュ。地元民でなければわからない話が満載で興味深く読ませていただきました。
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三重県志摩市にある渡鹿野島。かつて「売春島」と呼ばれた、売春オンリーで潤っていたという小さな島の歴史を辿るルポ。
こんな地域が日本にあるんだと驚き、単行本が出たときから気になってはいたが本屋でわざわざ探したりネットでポチるほどでもなく、結局文庫が出たすぐあとに、たまたま近くの本屋で見つけて買った。
それにしても著者の取材力がすごい。そのパワーに脱帽。この調査能力は(わたしは記者でもなんでもありませんが)まねできない。
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場所には歴史がある。特徴のある島なら尚のこと。売春の島として有名なところにも歴史がありその変遷と今と。興味深く読めたしそういった変遷にも興味が湧いた。
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週刊誌の埋草記事を延々と読まされている感じで、とにかく文章が下手。ほんの一例をあげるとあるホテルを指す「〇〇〇〇(某大型ホテル)」という記述が全編に渡り何十回と繰り返される。(見開き2ページに5回出ている箇所もある。)イニシャル表記にでもなんでもすればいいものを、読み手の都合などお構いなし。ホンマにプロか?と驚くようなレベル。加えて、結局何がテーマなのかがよくわからない。おすすめはしません。
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売春島のルポルタージュ。
売春の行われていた島をテーマに取り上げているが、
日本の地方社会ではどこでもこんなことあったのでは? と思わされる内容。
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三重県志摩市にある渡鹿野島。
かつて「売春島」と呼ばれた島について、売春産業の成り立ち、隆盛、そして衰退までのルポルタージュ。
著者は男性だった。
全体的にまとまりがなく中途半端な印象。
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売春島の歴史がわかる、まさかここまで詳しく紐解いていくとはと思う。
最後の湖雲寺の話がリアル過ぎて…
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島の成り立ちとか怪しげな噂話レベルで始まるのだけど、裏稼業で繁栄し、今はクリーンにしようとして苦戦している島の実情が描かれている。一癖も二癖もある登場人物たちが面白かった。
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内容は島の歴史を辿り、江戸時代から現在までを扱うルポ。証言者の裏取りなどをしているがどこまで本当でどこまで嘘なのか疑ってしまうほど自分が見ている現実離れしている。
文章が読み辛い部分が多くそこが気になった。
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職場の同僚のフーゾク体験を聞いてるときに出た一つの話題がこの売春島だった。京都から車でちょっと走ったら行ける三重県の夢の島がかつて存在したとは!
興味が湧いた時には時既に遅し、である。
悔しいからどんなところだったんだろうと検索掛けたらこの本がひっかがった。
週刊誌のように誇大妄想に面白おかしく書かれたものではなく、まじめ?に取材された内容で栄枯盛衰、渡鹿野島の歴史を隈なく学ぶことが出来て本望である。
文中にも出てきたが、昔は着物でお披露目しての女の子選びだったのが、いつしかスーツ姿で即物的になり、駆け引きも奥ゆかしさもかわいらしさもなく、ただ股を開いてヤルだけ。古き良き時代とは言ったものだ。懐古趣味だの年よりの戯言とはいうけれど、若者よ、今のセックス楽しいか?
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大学時代から気になっていた島だったから、深く分かってよかった。文庫オリジナルのあとがきもついて、その後も詳しく知れた。レジャーで遊びに行こうとは思わないな
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このような島があったのはこの本が出版されるまで知らなかったが、東海〜関西〜四国辺りに住んだことがある人には有名な島だったのだろうか。2020年に考えると、つい最近までまるで映画の世界のような非現実的と言っても過言ではない出来事があったという事実。そして、当時の証人が生きている間に島の歴史や生業として暮らしていた島の住人たちへのインタビューなど後世への貴重なルポルタージュ。
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こうい、聞き込みが主の本は、レポーターの人間性が左右する、とよくわかります。初対面に近い人からよくここまで聞き出せたと思う。
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こんなのあったんだ。。。とびっくりしたけど、解禁されたかのごとく、ここんとこ、この島の記事が異常に増えたから、しょうじき飽きた。タブー?ってなに。信憑性が薄いルポであるが、なんとなく人身売買の構造が見えてくるので興味深い。
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書店に単行本が並んでいるのを見て、何となく気にはなっていたもの。”文庫王国”で取り上げられていて、改めて読んでみることに。自分の居住地から近いこともあり、もともと島の実情には多少なり興味があった。そもそも論として、どうして成り立っているんだろう、とか。30年前頃にピークがあり、以降は衰退傾向で、サミットを契機にほぼ壊滅状態というのは、なるほどという感じ。ここもまた、バブルとともにはじけた、ってことなのかな。平成と足並みを揃えているのも面白いところやね。