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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→
https://winet.nwec.jp/bunken/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB11452247&opkey=B160888425462504&start=1&totalnum=7&listnum=0&place=&list_disp=100&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=0000000
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韓国のリアルなフェミニズムのあり方や接し方などを体感して、そして新たな視点を学べた。韓国のフェミニズムを生活に取り入れる具合がとてもすごくて、フェミニズムカフェなんてものがあるのは知らなかった......。
印象深かったのが作家ユン・イヒョンのインタビュー。短編小説を書くことが多いですね、の問いから『子育てをしているから長編を書く時間が確保出来ない。長編を書けているのは結婚していない女性作家のほうが多い』という答えを返していてものすごくハッとした。『女性が小説を書こうと思うなら、生活に十分なお金と自分ひとりの部屋を持たねばならない』という言葉を1920年代にヴァージニア・ウルフが残したが、それが21世紀の今でも変わっていない現実を目の当たりにした。続きのインタビューで、こうした制約を考慮せずに、成果だけで評価されると言っていて悲しかった。
以前に女性のフィンランド美術を集めた《モダンウーマン展》にあった名もない小さなアトリエの絵を思い出した。その絵の注釈には『多くの女性芸術家が抱いた大きな夢を端的に表している。それは何事にも煩わされず制作に専念するという夢である。...』とあり、美術や文芸など、クリエイティブな場面でも女性は制約が多すぎることに改めて気付かされた。
韓国の文学に魅了される理由を現実的背景から考えられたのは自分の中でかなり大きかったなと思う。これから文学作品を読む時にひとつの指針となるし、視点も増えた。韓国へ行く際は、フェミニズムカフェや女性の人権博物館・図書館を訪れ、水曜日デモに参加してみるという目標も出来た。ああ早くコロナ収まって!
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チョンセランさんの「私たちが石膏人形に生まれたとしても」は韓国フェミニズムや韓国文学を読む人は読んで欲しい。
記録:2019.12.22 BOOK LAB TOKYO参加
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草の根の活動から韓国社会の大きなうねりまで、生の女性の声で紹介されている。
翻訳のせいかいくつかの章・インタビューは読みにくかったが、全体としては韓国社会で暮らす女性の苦しさ、未来への希望・挑戦といったものが感じられる一冊だった。
フェミニストへの嫌悪、声を上げる女性への蔑視は日本と韓国で共通するところがあるようだが、どうやって女性が戦うのか、連帯するのかという感覚には違いがありそう。
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少しずつしか変わらないと言いつつ、韓国フェミニズムはここ数年で劇的に発展している。その反動も大きいが不可逆的に改善されることを願うばかり。
特に「脱婚」、「脱家庭」、「脱子育て」を求め始めた韓国女性には感服しかない。