投稿元:
レビューを見る
戦国時代の武士や大名の暮らしや、作法、対人関係スキルが分かる本。体育会系と思いきや、お香を嗜み匂いに気をつかったり(理由は今とは違うけど)、体力バカでは生きていけなかったり。
裏切りでも、当時は悪いこととは一概に考えず、こういうルールに則ればいいよーみたいな軽いところがあったのが意外。己を守り、敵をおとすためなら手段は選べないだろうけど……。
投稿元:
レビューを見る
大きく三つのテーマに分けて、見開き1ページで1つずつの作法を紹介。
戦国時代初期から江戸初期にかけての武士の事情。
①裏切りの作法
→合戦が始まる前に決めるか後に決めるかで、評価が違う。
→人質の意味
→なぜ裏切るか、裏切られるのか。
→裏切られないために。
→ヘッドハンティング
②家臣の作法
→家臣たち
…一門衆・目付・小姓・剣豪・影武者・諜報・金山衆・御伽衆・奉行・参謀役
→戦国時代の女性たち
→海賊の歴史
→僧兵
→築城、縄張
→お仕事事情
→茶人、茶器
→武士達の趣味
③世渡りの作法
→足利学校
→家系図
→酒のマナー、食事のマナー
→切腹の作法
戦国時代の小説やゲームをたしなんでいる人には、マイナー部将の名前がたくさん出てきて嬉しい。
見開きで1つずつの紹介なので、好きなときに好きなだけ読み進められる。
見てきたかのごとくな戦国時代ガイド。おもしろかった!
巻末に、明智光秀について、簡単な人物相関図や本能寺の原因などにページを、さいている。
大河ドラマをもっと楽しめるかも。
投稿元:
レビューを見る
小和田先生監修のことだけはあり、戦国時代の入門書や知識の整理には最適書。しかし、本文に書かれていながら図示されていない箇所が何点かあり、そこは残念だった。
投稿元:
レビューを見る
現代のビジネスも戦国時代と同じだと思った。
寝返りは出世の道が閉ざされた敵国の家臣が狙い目
これはヘッドハンティング成功のポイントとも言える。ヘッドハンターが家臣の不安や不満を傾聴し
敵国に斡旋する。今も昔も変わらない。
こいつを出世させるとヤバいと思われる武将は
出世できない。
逆に役にたつと思われれば一気にスピード出世する。
明智光秀がそれ。ただヒトを見誤ると大きなリスクにもなる。比叡山延暦寺焼き討ちの功績で
五万石の土地を与えられた10年後、信長は本能寺の変を企てられた。