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母に勧められて俳句会「いるか句会」に参加する事になった女子大生の杏。初めての俳句作りや句会に、周りの人たちについていくのが精一杯。でも楽しい仲間たちと俳句作りにだんだんとはまっていき、そして仲間の中のひとりの男性に惹かれていく。その俳句の上達ぶりや恋の行方を描いている。
本業が俳人の著者が書いた小説で、読みやすくはある。けど、所々「あれれ」っていうところもあり、物足りなさも感じる。でもこの文体がヒロインの爽やかさには合ってるかな。
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まさか、最後で涙しそうになるなんて思わなかった。普通のラブストーリーが俳句・句会に絡まって、初心者向けの指南書でもありながら読み物として良い出来で感心致しました。最初の所を何回も繰り返して読み句会の心得を学ばせて頂きました。
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俳句は全くの無知ですが、日本語の深さや美しさを感じられる小説でした。恋愛模様もあり、そこもこの作品の魅力のひとつとなっています。あと無性に梅サワーが飲みたくなりました。
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WOWOWで広瀬すず出演でドラマ化され前編が放送され結構面白いので後編放送前に読んでみた。ドラマの方は大幅に脚色され、どうやら恋愛中心の物語になりそうだが、原作はあくまでも俳句の啓蒙書である、そこに恋愛がうまく絡めてある。最近NHKFMの「飛ぶ教室」で穂村弘氏が出演されたり、俳句ではないが「業平」がスマッシュヒット、「滑走路」が映画化など、トレンドは詩歌の時代になりそうな予感がする。これでアニメ化されれば、世界的流行になるかも。そう言えば広瀬すず主演の映画「ちはやふる」が和歌を世界に広めたのだったっけ。
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なんかかわいい「おはなし」だった〜。
出会いを求めて母親の句会に参加したら
本当にご縁があって(笑)
親しくなった句会メンバーに
からかわれつつも恋心隠しきれず
めぐる一年を過ごすのだ。
そもそも、俳句の壁を低くして
若い人たちにも親しんでもらおうと
入門書がわりに書いた小説のようなので
役目は果たしているといえましょう。
句会のたびに発表される句も
著者や著者の知人が詠んだやつ使ってるんだ!
アンソロジー句集のようでもあるね。
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連句繋がりで今度は俳句小説。
奇しくも?ほしおさん作品と雰囲気が似てるような。
句会の流れや、何より季語の勉強になった。
でもやはり私は、同じ17音でも、個人プレーの俳句より、チームプレーの連句をやってみたいな。
自分の句がとられる喜びもわかる気がするけど、
それぞれが詠んだ景色が一つになるのって、とても素敵そう。
タイトルの句は、
きつかけはハンカチ、言葉放すこと、愛鷹が露払いして、が良かったかな。
作中の句だと、
号外を、板前の、星月夜、点滅は、冬銀河、湯豆腐、初春や…あたりが好きかな。
しかし杏ちゃんよ、想いの丈詠み過ぎじゃない?笑
ちなみに最後のバス待ちの句は、昴さんが以前詠んだバス停の句にも繋がってると勝手に解釈してる。
見切りを付けるのはいつでもできるし、止めてしまうのは簡単です。でも、続けることは意外に難しい。続けるという意志を持ち続けることがまず大事なことなんだと思います。
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日本語の、深く、でも透き通った美しさを感じさせてくれる物語。これは素敵すぎる。自分にとって、きっと一生ものの一冊になるはず。