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投稿者:T-sk - この投稿者のレビュー一覧を見る
獏先生が描く闘う漢達が熱い!!!
やはり獏先生は武術を描いた小説がよい。
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土方歳三は、強さを究めるため机竜之助との決死の勝負に挑む。未完の大作「大菩薩峠」が甦る。
数多くの格闘小説を描いてきた作者が剣の勝負を描くことで、剣豪小説の新たな魅力を感じました。
それぞれの流派の特徴や剣の技術の造詣などが奥深く表現され、物語の魅力をさらに引き出すことができていると思いました。
また、あくなき強さを求める土方歳三を中心に描くことで机竜之助の冷たく暗い強さが引き立っていました。
机竜之助の化け物じみた強さの秘密もこの物語の重要なポイントになっており、人の強さと弱さを読み取ることができました。
名作「大菩薩峠」を新たな魅力ある作品として読むことができてとても感謝しています。
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こんだけ死にそうにないスーパー剣豪をたくさん登場させておいて、ちゃんとケリがつくんだろうかという心配はあったが、予想に反してキッチリ収めてくれました。
ただ大菩薩峠という有名(?)な書について、タイトルぐらいは知っていたが、読んでもないし、あらすじも知らなかったので、面白さは半分だったかも。
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本文はハードカバー全1巻で読んでしまったので、解説を目当てに借りる。
なんと、夢枕獏の背中を押した鈴木敏夫プロデューサーによる解説。これは最適任だ。
獏さん原作のジブリ映画、幻に終ったのが惜しまれる。
宮沢賢治が「大菩薩峠」を読んでいたとは知らなかった。
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少年漫画にありがちな、無理に(登場人物たちは無理にと思っていないようだが)戦いの場面を作っては仕合う感じの展開。
あまり戦い好きではない自分からすると、さっぱり理解できない。しかし、戦闘シーンが軸(多分)なので、読んでいて面白さを見出しにくい。
伏線などもちゃんと回収しているので良く出来ているとは思うが、戦闘バランスがおかしく、すっきりしない。
大菩薩峠という元ネタの小説があるらしいのだが、別に読んでみたくはならない。