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<目次>
第1章 ラーメン
第2章 猫
第3章 漫才
第4章 アイドル
第5章 ギャンブル
第6章 食欲
第7章 幽霊
<内容>
世には様々な研究者がいて、様々な論文が挙がっている。そこに注目したNHKの番組「ろんぶ~ん」から面白いものを抜粋したもの。目次を見るとわかるが、なかなか惹かれる。いずれも真面目なものだ。巻末のMCの田村淳の文もイケている。「問いを立てられる人こそ、すばらしい!」。いい言葉です。自分の学校では課題解決学習をしているが、生徒がなかなか問いを立てられない。こんな本を紹介しつつ、まず好奇心を喚起しないといけない…。
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学ぶことは楽しいです。テレビで見れなかったので期待しましたが、以前読んだ「変な論文」のほうが、良かったです。
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疑問を持てる人は、知の扉を開ける。「ラーメンの残り汁でエンジンは動くか」「漫才ロボットの作り方」等ギャグのような事を真剣に研究した論文を紹介。
石油の代替エネルギーを探していたことから始まった
「ラーメンの残り汁でエンジンは動くか」
研究を始めた方の前に、すでに実用化している企業があり、驚きました。どんなことにも疑問を持って調べ、探求している人は進歩していくのですね。
Webニュースから自動即席漫才を作ろうと試みる
「即席漫才ロボットの作り方」
対立語(野球とサッカー)や言い間違い(母音と子音が似ている投票と凍傷)など漫才によく使われる技をいかにネットから拾って台本にするかが実験されています。
ネットニュースで作ったネタとAIが作ったネタの違いも面白かったです。
内容は大きく分けて、ラーメン、猫、漫才、アイドル、ギャンブルの5つです。
どれも研究者達の思考の流れが見えて、興味深いです。「はじめに」でも触れられていますが、「研究者はものごとをこんなふうに見ているのか!」という目線を味わえます。
NDC 049
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ただ単に変な論文の紹介というだけでなく、我々の身近なことにも関連している内容だし、説明も平易な文章で書かれているので分かりやすい。「アイドル」「ギャンブル」「幽霊」の章はもう少し詳しい内容も読んでみたい。
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そのままだと読みづらい論文をわかりやすく解説してくれます。
テーマが変わっている論文をピックアップしているので、好奇心をより刺激されました。
実験をして分析をして結論を書いている論文からフィールドワーク中心の論文まで多種多様です。
大学は卒業してしまいましたが、また入り直してゼミで卒論を書きたくなりました。
意外だったのはコメントを寄せている田村敦さん。
あまり人柄を知らなかったのですが、コメントが面白く着手されている事業にも興味がわきました。
この人のエッセイとかあれば、読んでみたいな。
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人間が思い付くあらゆる物事には論文がある。
NHK 取材班が発掘した、おもしろ論文集。
研究とかレポートとか論文へのチャレンジの垣根が低くなるかも。
「“問い”をたてられる人こそ素晴らしい!」
●ラーメン
カレーとラーメン。日本の国民食はどっち?AI ジャッジ。
…Twitter系論文。映えるか、映えないかやな。
ラーメンの残り汁でエンジンは動くか
…福岡県民…。研究室学生…。
●猫
江戸時代にも猫ブームは起きていた
…『八方にらみねこ』って絵本があってヨ☆
猫に思い出はあるのか?
…研究に協力してくれるかは、ネコちゃんのご機嫌次第。
●漫才
即興漫才ロボットの作り方
…AI 台本、結構すごかった。
●アイドル
日本型アイドルはどのように生まれたか
…篠山紀信さん、すごい
モーニング娘。とAKB48 にみる超経営戦略
…ブランド化して、長く収益をあげるための経営戦略
●ギャンブル
「リスクはあるがうまい話」に対して脳のどこが反応するか。
…人生も進化の道筋もギャンブルだ。
漫画『カイジ』で、「運」との向き合いかたを考える
…人生の必読書?!
●食欲
「あぶらっこい」と「あぶらっぽい」の違いってなに?
…テクスチャー用語の効能。
遺伝子組み換えゼブラフィッシュの実験で、人間の食欲に迫る
…世界の研究者に愛されるお魚。
●幽霊
高校生が教える、誰でも心霊写真が撮れる方法
…スマホは心霊写真を撮りやすい。写さなきゃ!
被災地のタクシードライバーは、遭遇した幽霊を「また乗せたい」と言った
…インタビュー、難しいよね。
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本の元になったテレビ番組は全く知らなかったのですが、タイトルを見て「面白そう」と思い、読んでみました。
個人的には、最初に紹介されている論文の内容が今一つだったので、「期待外れかも…」と思いつつ読み進めたのですが、2つめ以降は面白い論文が続いていて、興味深くよむことができました。
どの論文も、とっかかりは「ウケねらい」のように見えるかもしれないのですが、内容としては非常にまっとうで(でなければ、論文にならないので、当たり前なのですが)、学問に対するハードルを下げる意味では、こういう論文は、もっと紹介、利用され、評価されてもいいかもしれない、と思いました。
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どんな人でも何かしら好きなことがあるはずです。そしてかなりの確率で、それについてもっと知りたい、研究したいと思っている事も。
たとえこの先AIが人間の仕事を奪ったとしても、好きなことの研究に時間が費やすことができるなら、幸せな世の中になるかもしれません
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大学図書館でたまたま見つけた!
これから卒論を書く学生、論文になんとなく苦手意識を持っている人、自分の知識が広がらない、視野が狭いと感じている人が新しい世界やものの見方に触れる入門としては最適!
イラストもあり読みやすい
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放送は全部見ていたが、本はイラスト中心となり、また取材者が語りかけるような文体がナレーションとはまた別の味わいを出している。
この本の見どころが最初のページに集約されているのも素晴らしい。
「すべての事物は研究されている」
「それは研究者が人生をかけるほど楽しい”知の結晶”なのです。」
逆に言えば、どんなことでも、今からでも研究対象になる、だれでも探求・研究ができるということに気づかせてくれる。
この本に記載された研究内容だって、確定事項ではない。数年すれば、または視点を変えれがいくらでも上書きされる、というのが研究の醍醐味なんだろう。
そんな本書で一番ハマったのは次の章。
「漫画『カイジ』で、「運」との向き合い方を考える」
土井孝則『「運」という物語と主体との関係』,『学習院大学大学院 臨床心理学研究』第7号,2011年
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番組を追いかけていなかったのが悔やまれる。とても面白かった。特にラーメンもアイドル(男女問わず)も好きなので、大興奮で読み進めてしまった。新入生や、これから大学進学を考える方々にオススメしたい。
オススメ度:
★★★★★
ふかし芋(図書館職員)
所蔵情報:
品川図書館 049/N69
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独学大全にて、論文は凄いぞとの記述があったので興味が湧いて読みやすそうな本書を手に取った。研究者の論文は勿論のこと、高校生物理班の副実像の研究や、大学生の震災学(幽霊の話)が印象的だった。また、猫文化の歴史、漫才ロボットの話が面白かった。
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1.ラーメン
・ラーメンかカレーか、真の国民食はAIが決定する
・ラーメンの残り汁でエンジンは動くか?!
2.猫
・江戸時代にも猫ブームは起きていた
・猫に思い出はあるのか?
3.漫才
・即興漫才ロボットの作り方
4.アイドル
・日本型アイドルはどのように生まれたのか?
・モーニング娘。とAKB48に見る、“超”経営戦略
5.ギャンブル
・「リスクはあるがうまい話」に対して、脳のどこが反応するのか?
・漫画『カイジ』で、「運」との向き合い方を考える
6.食欲
・「あぶらっこい」と「あぶらっぽい」の違いってなに?
・遺伝子組み換えゼブラフィッシュの実験で、人間の食欲に迫る
7.幽霊
・高校生が教える、誰でも心霊写真が撮れる方法
・被災地のタクシードライバーは、遭遇した幽霊を「また乗せたい」と言った
巻末特別寄稿 田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
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NHK Eテレ「ろんぶ〜ん」の書籍化。書籍化に当たり新しい要素はあるかなあと期待しましたがほぼ番組の構成通りで新規要素は無し。とはいえ本となりゆっくり読めるのはいいですね。
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【琉大OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29664885