私が小説で初めて感動したのがこの本でした
2023/01/14 00:03
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投稿者:モモネコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の終わり方にとても感動して、何回も読み返したくなる作品です。まだ読んだことない方は是非読んでほしいです。
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クリスマス間近、ベテルギウス超新星爆発を観測した日の夜。昴の乗った京浜東北線最終電車の第二車両が、突如消え去った。気づいた昴がいた場所は、まだ開通していないはずの高輪ゲートウェイ駅――そこは、5年後の未来だった。
失われた時間に、最愛の彼女を亡くしていた昴。そして、様々な事情を抱える瞳、勇作、晟生、真太郎の乗客たち五人。変わり果てた未来に追いつけないでいた昴たちは、過去に戻れる可能性があることを知る。
ただし、戻れるのは一人だけ――。
衝撃の結末を読み終えた時、はじめてこのタイトルの意味に涙する――未来と過去をつなぐSF青春ラブストーリー。
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ツイで知った作家さん @sei_yoshitsuki
若くて芸能人並に可愛い娘さんが、物理学入った小説書いてて意外だった(偏見陳謝。でもほんと綺麗な娘さん♡)
あとがき~
吉月 生(よしつき せい)さん
昔からタイムトラベルを題材とした物語が好きで、17歳(若いっ!!)で小説家になり、『過去で君が待っている』『元カレ巡り』という二作のタイムトラベル小説を執筆
松原隆彦教授の著書『私たちは時空を超えられるか』に出会い、科学的にリアルなタイムトラベルの物語がかければどんなに面白いだろう、と考えたのがこの小説を思いつくきっかけになった。
一瞬にして5年もの月日を飛び越えてしまった5人の失ったもの…
愛する人への思い
最後もよかった。
自分に自信を持てないこと
自分を愛せない人は、他人も愛せない
ということはよく見聞きしていたが、自分を愛することってどうすればいいの?といつも自分を愛する愛し方がわからなくて謎で、
でも他人に対する思いが、自己欲求で、欲求不満な結果しかなく(そうだったのかとすごく納得)
他人を愛することなんでどうしたらいいかわからない、と思ってきたけど
昂生のことばは、とてもわかり易かった。覚えておきたいことば。
晟生(せお・システムエンジニア)から瞳(アパレル)へのことば
「人と比べるから自信がなくなるんです。けれど全く別の姿形、人生を歩んできた人と自分を比べることに何の意味があるのでしょうか。そこからは何も生まれないことをまず理解する。自分のライバルは他人ではなく、理想の自分の姿であるべきです。自分を愛せない人間に、本当に誰かを愛することは出来ないと思います。そういう人の愛は、結局こんな自分を認めてほしいという自己欲求なんです。だから、もっと自分に自信を持ってください」
嫌な過去しか思い出せない私にはとてもよい考え方かも →“世界五分前仮説”
【五分前に全て作り込まれた過去】
ジョン・ホイーラー(世界的物理学者)が唱えていた
「参加型宇宙論や参加型人間原理、という理論
見るもの、聞くもの、触れるもの、宇宙の存在自体も全てただの情報(it from bit.)であり、それを観測する人間によって初めて存在するという考え方。
逆に言えば、観測する人間がいなければ、宇宙も存在しない。」
晟生の考える理論
「世界五分前仮説
人間は、未来は未知、過去は絶対的、不変なものであると思い込んでいる。実際には矛盾が起きないよう僕たちの記憶は常に書き換えられている、としたら?
(勇作)
人間の記憶は全て作られ、植えつけられただけのもので、世界がたった五分前に出来ていたとしても誰もそれを否定出来ないという例え話」
勇作と真太郎は都合よくいるなと思った存在
ふたりがいないと成り立たない話し
だなと感じさせる
意地悪く言うとご都合主義的な
と思ったら
直後
瞳がちゃんと「・・・ここにいる五人が事故に巻き込まれたのは、もしかしたら真夏ちゃんを助けるためだったのかな」と…
回収されちゃっ���(嬉)
読み進めていくうちに(T‐T)牧勇作ええお父さんやん
昭和の不器用な頑固オヤジ
ペガサス座の天使 ええ話しや(T‐T)
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文体が読みづらかった。著者が宇宙や天文について学術的な視座をある人物に投影した点だけは評価したい。
だが、肩透かしを喰らったかのようにつまらない。オチも弱い。読んだ時間返して下さい下さいレベル
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クリスマスが近いある夜、蒲田行き最終の京浜東北線2両目に乗車している主人公の昴、瞳、勇作、晟生、真太郎の5人は、田町駅を出た後、突如として車両ごと消え去ります。昴は、直前に喧嘩して電車を降りてしまった彼女の真夏と別れ別れになってしまいます。気がついた時には、5名は、まだ開業していないはずの高輪ゲートウェイ駅にいました。5年後の未来にタイムトラベルをしてしまったのです。5年前に突如として行方不明になり、5年後に突如として戻ってきた5名それぞれの失われた時間に、昴は最愛の彼女をなくし、瞳はダメ男の彼氏には妻がいました。昴の彼女を生き返らすために、5人で協力してタイムマシンを作って過去に戻ることにチャレンジすることになりますが、タイムマシンに乗ることができるのは1人だけです。
タイムマシンが本当にできるとは思いませんが、ワームホールの説明などを読んでいると、夢が膨らみます。個性的な登場人物の切なくて寂しい恋もあり、少し考えさせられました。
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戻れるのは、ひとりだけ――過去と未来をつなぐ青春SFラブストーリー。
佐野峯昴、牧勇作、島倉瞳、神坂晟生。セオ
唯一の女性である島倉瞳、五年前の年で二十八歳。アパレル勤務。 優先席で寝ていた牧勇作、四十六歳。自営業。 メガネの男、神坂晟生。二十五歳。システムエンジニア。 そしてフードの男は真太郎、とだけ名乗った。
クリスマス間近、ベテルギウス超新星爆発を観測した日の夜。昴の乗った京浜東北線最終電車の第二車両が、突如消え去った。気づいた昴がいた場所は、まだ開通していないはずの高輪ゲートウェイ駅――そこは、5年後の未来だった。
失われた時間に、最愛の彼女を亡くしていた昴。そして、様々な事情を抱える瞳、勇作、晟生、真太郎の乗客たち五人。変わり果てた未来に追いつけないでいた昴たちは、過去に戻れる可能性があることを知る。
ただし、戻れるのは一人だけ――。
衝撃の結末を読み終えた時、はじめてこのタイトルの意味に涙する――未来と過去をつなぐSF青春ラブストーリー。
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悲しいお話。
いろいろ調べて、頑張って書いたんだなぁ、と思う。
単なる恋愛モノに収まらない作品に挑戦した点は評価できる。