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【空を眺めて貴方を想う。ずっとずっと。】なるようになる出逢い。なるようにしかならない出逢い。導かれる出逢い。人生を動かす出逢いは、あらかじめその人に必要だから出逢う。ほつれたり絡みあったり切れたりする糸のように、また必要なら繋がり死を迎える時まで人はめぐり合う。結。こうなるべき場に辿り着くのが人生なのか。ショッピングカートを押して涙する漣。日々のささかやな日常生活は一番幸せよね。私の人生、波乱万丈。そんな日々の積み重ねが今の自分を形成し人と出逢っている。出逢いに良い悪いなんて無い。人には必要な出逢いがある。映画化。この作品を私は映像で観られるだろうか。♫糸♫私は、中島みゆきさんの歌よりbank band櫻井さんカバーで♫糸♫を知った。とてもとても深い歌詞。導かれる先がその人にとって一番幸せな道でありますように。
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なぜめぐり逢うのかを
わたしたちは何も知らない
どこにいたの生きて来たの
遠い空の下二つの物語
縦の糸はあなた 横の糸はわたし
織りなす布はいつか誰かを温め得るかもしれない
この歌詞を初めて聞いた時の衝撃を今も忘れない。
じんわり暖かくて、深くて、清々しいほどピュア。
大好きなこの歌がテーマの作品ができたという。
衝動的に読みたくなって急いで購入した。
それぞれの登場人物からの目線の物語。
そのひとつ一つがそれぞれの糸となって、
全体物語が出来上がっていた。
チーズの工房・コンクールの部分はすごく良かった。
コンクールへの応募はある意味唐突で、
優勝も、予想外だった。
香のお父さんの人間らしさも愛おしかったし、
結の子供なりの大人っぽさも好きだった。
ただ、それ以外の部分は、×
香が病気で無くなるとか
葵がDVを受けていたとか、
ドラマチックに書きすぎ。
完全にやりすぎだと思った。
二度と読むことはないだろう。
「糸」をテーマにした物語だったこと。
チーズ工房でのドラマ。
昭三がいつまでも昭三だったこと。
その部分は好きだったし、
既存の、とても有名な物語を題材にした物語
というのはわたしにとっては初めてだったので
大変面白い試みだった。
そこの部分だけ考慮して★=1.5
映画化が前提の物語構成はNG。
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☆は2.5〜3。
大好きな「糸」のお話で、舞台も北海道ということで親近感から手に取った。けれど率直に言って、わたしはこのお話に没することができなかった。
印象としては、とてもドラマチックな内容を一切飾らずに語っている感じ。読みながらある程度は慣れていったけど、一文一文が短く、事実を淡々と述べるような書き方は、わたしは苦手だった。物語を想像する予知がなかったように思う。すべてが文字で書いてあって、ワンシーンワンシーンに思いを馳せる余裕がなかった。良く言えば、何も考えずとも読めば入ってくるんだから、とてもわかりやすいとも言えるのかもしれないけど。
ところで読みながら度々、これは「時代」じゃなくて「糸」の話なんだよな??と、メインテーマを見失いそうになった。作中何度も強調される平成というキーワードのせいか、頭の中では頻繁に中島みゆきさんの「時代」が流れていた。
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ちょっときれいすぎな感じがしたのは、私の気持ちがピュアじゃないから?
映画の菅田くんのイメージで読んでみた。
運命というか、出会いは何かしら必然だと思う。
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この本を読み始める前は運命的な出会いによる恋愛小説だと思っていたが、決してそのような物語ではなかった。世の中には自分よりも家庭的に恵まれない人はいくらでもいるのだと考えを改めた。園田葵はそのような環境で生まれ育った中で、1人で上京し、自給自足し、大学での学びに加え、シンガポールで自らビジネスを立ち上げて、常に自己研鑽を怠らなかった末に成功を手にしたその姿に私は感銘を受けた。現状に言い訳せずに努力を継続することの大切さを改めて感じた。高橋漣は当初はサッカーで世界を夢見てたものの、高校卒業後、地元のチーズ工房に勤め、徐々にチーズの世界に魅せられ、そこで夢を見つけていく姿に、そこにある環境の中がいかに狭いとしても夢ってできて叶えていくことができるんだなと感じた。「なるべくしてなる」「出会うべきして出逢う」人生そのようにできているのではないかなと思った。今自分が置かれている現状、環境、ここからなるようになっていくと思う。だが、自分のなりたい姿になるための努力は継続すべきだと感じた。普通に生きる、世界を駆け巡る、ここに優劣はないと思う。人間嫉妬しない人はいない。他人と比べることが全てではない。この価値観を私は取り入れていきたい。そして一つ一つの出会いに感謝して、出会った人と日々過ごしていきたい。
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一度、会った二人が何度もすれ違い巡り会う物語。二人のそれぞれの物語を描く。それぞれの人生に嬉しい事、辛い出来事が起こる。僕は二人の人生を見て、様々な生き方、家族が描かれていて、普通の生活ができることは簡単なことじゃないと思った。この「糸」はこれからの僕が歩む人生にアドバイスをくれました。これから新しい人生を歩む人は、この「糸」を読むべきだと思います。
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映画よりも本で読むほうがいいかもしれない。
いろんな人物の視点で物事が書かれていて、人間関係の複雑さがみてとれた。
運命の糸って、たぶんあるんだろうな。
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4月に菅田将暉さんと小松菜奈さんのダブル主演で公開される映画の原作。というか、林さんが書いているということは、映画のノベライズかな。文章を変にこねくり回さないというか、短い文章でさくっさくっと描写される書き方は、確かに脚本を読んでいるようなところがありました。モチーフは中島みゆきさんの楽曲「糸」なので、「会うべく人とは会うべく時に会う」ということかな。折しも、主演の二人の熱愛報道が発覚したところで、なかなかタイムリーな作品でもあります。そして、個人的には「恋は雨上がりのように」とか「ぼくは明日、昨日の君とデートする」の菜奈さんはかなり好きな女優さんでもあります。
さて、この作品ですが、モチーフがモチーフだけにラストは多分に予想できてしまう訳で、お互いが「運命の人」と予感されるものを持って、かつ、お互いがそれぞれに縦糸と横糸を紡いで、運命の出会いなのか再開なのかをするという基本ストーリーは決まっている。問題は「運命」を予感させるエピソードと縦糸と横糸の紡ぎ方。まず、背景に平成という時代とネグレクトという社会問題を取り上げた。菜奈さん演じる葵さんにはネグレクトとDVがあって、そこからの脱出、自立というのが一つのテーマ。菅田君演じる漣には、北海道という大地と、そこでの平凡でささやかな幸せを選択するけど、満足といか納得しきれない地方の若者の少し屈折した気持ちが背景に見え隠れする。運命の糸を手繰り寄せるキーワードは「泣いている人を優しく抱きしめてあげる心」なのかな。舞台は北海道から東京、沖縄、シンガポールに展開する。これは絶対小説より映画で見る方が面白そう。
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歌を知ってる、歌詞も知ってる。だから結末も悟れていたはず。
…にも関わらず、読む手を止めずに最後までたどり着いた、北海道のある丘から始まる珠玉の物語。
お話はそれぞれのペースで駆け抜けた人生の途中で、逢うべき人に出会うまで。その展開にもやもやし、心温まり、きっと涙する。
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幼い二人の逃避行。それがずっと、主人公二人の中で続いていて、あるタイミングで出会って…と言う。
離れていても、出会うべきときに出会うと言うこと。
私はまだそういう経験はないけれど、そこまで人を好きになれると言うのは、とても羨ましいなと思う。
紆余曲折あったし、回り道もしたんだろうけど、タイミングってあるよね。
そう思わせてくれる作品でした。
私もチーズ食べたい。
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映画かドラマを見ているようだった
中島みゆきの「糸」の世界が
感動的なラブストーリーになっていた
純粋で無力な中学生時代に出会い
傷つき
大人になった二人の人生がどんな風に交わるのか
それぞれがそれぞれの苦悩を乗り越えて
自らの未熟さを知り
何かを成し遂げたとき
運命の糸が…
という展開と最後の演出がドラマティックでよかった
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あんまり好きじゃなかった。結末もいかにもって感じで浅いなー、映画も特に見たくならなかった。
チーズ美味しそう。
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映画公開に向け、読みました。
出会うべき時に、出会うべき人に出会う
今の自分がここにいるのは、自分の周りの人たちが、誰ひとりとしてかけては、今の自分はいないんだな〜
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逢うべき人に出会えることを人は仕合わせと呼びます
のフレーズがすごく刺さって頭の中をずっと曲がリフレインする本だった。
どれだけ本命の相手まで紆余曲折だったとしても、いい結末にならなかったとしても人と会うのは巡り合わせで、その過程で得られたものがあるからこそ得られた経験が自分を形作って、さらに違う人との関わりに生かされるんだなぁと思った。
視点が場面ごとに変わる構成になっていて、それぞれの登場人物の各々の想いが深く考えられたことで出来事の深みが変わった。
人から見たら浅はかでただの嫉妬心だったしても、本人にとって違う信義があって、けどそれが噛み合わないことを気付けずにいたり、
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糸。面白かったなあ。「行けよ」は強烈だった。小説より映画の方がインパクトがあるが、小説の方がわかりやすいとこは多かったなあ。なぜこの人はこの行動とったかなど。