エンターテインメントとして楽しめました
2020/03/22 19:11
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投稿者:おむすび - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマの1話の映像が好きだったので、興味が湧いて買ってみました。
私は小説は読みやすさ重視で、読んでてつっかからない文体じゃないと読む気が削がれるタイプなので、変に漢字をいじったり、表現に作者の変な癖があったりといった事が無かったので、すいすい読めて、没入できました。
女子高生の話なので、女子学生だった事がある人は「わかる~」となる場面も多々あるかと。
謎解きとしては、私は割りとすぐ核心に気づいたので、ライトに感じましたが、あまり馴染みがない人だと気づきにくいかもしれないな、と思います。
【以下ネタバレあり】
ミステリ部分、初代ユリコの日記の最初の方ですぐ謎の1つが解けてしまって、犯人予想ができてしまったのですが、一番最後のネタバレだけ、「こうきたか~」と思わされてしまいました。できれば百合子には幸せになって欲しかったな…
エピローグが本編
2020/03/19 19:59
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投稿者:再版 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「第18回(2020)『このミステリーがすごい!』大賞」U-NEXT・カンテレ賞というドラマ化前提賞受賞作品で、現在CATVか何かで放送中らしい。
なんというか、エピローグが本編。ヒロイン百合子は何故こんなにアホなのかと本編を通じてイライラさせられるが、終章で初めて腑に落ちます。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
このミステリーがすごい、を受賞作者は、自分的には当たり外れがあります。で、これはというと……ウーンの方かな~。一つには、期待し過ぎて、読み始めたので、ユリコに、これはね……と言いたくなったシーンがたくさん……あったからです。
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不穏な雰囲気がいっぱいに漂う学園ミステリ。
「ユリコ様伝説」のある学校に入学した百合子。「ユリコ」の名前を持つ者だけがなることのできる「ユリコ様」は絶対的権力を持つものの、学校に一人でなければならず、他の「ユリコ」は淘汰されてしまうという。そんな中、ユリコ様候補を次々に襲う死。ユリコ様伝説は本当なのか、それとも何者かの作為なのか。これはホラーだろうかミステリだろうか、と思いながら読みましたが。そこここにしっかりとした思わせぶりな伏線が描かれているのでこれはミステリだな、と。それでも作中に漂う不吉な印象はぬぐえません。
解決編に当たる文化祭のシーンが圧巻。これはビジュアル的に映えそうだなー。そしてそのあたりまでの真相は見抜けたぞ、と思っていたのですが。まさかそこからもまだあんな展開があるだなんて! 最後の最後まで気の抜けない一作でした。
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「佐藤」姓は王子を残すのみ、それ以外は皆殺しという『リアル鬼ごっこ』を思い出します。
その高校で存在が許される「ユリコ」はひとりだけ。ユリコが複数になった場合、女王「ユリコ様」を残し、ほかのユリコはどういうわけか淘汰の憂き目に遭うんですと。
それなりには騙されましたけれど、そんなん無理やてと言いたくなるトリックやら、大仰なデモンストレーションにちょっと冷めてしまう。
映像化には向いているかと。主演は私には橋本環奈しか考えられません。直視できなかった『シグナル100』の悪夢が蘇るから、もしほんとに映像化されてもよう観に行かん。
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シチュエーションは恩田陸さんの『六番目の小夜子』と似ている。ストーリは当然,全然異なるので大丈夫。推理小説の要素が強く,色々と推理しながら読み進めた。しっかり筋が通ており,読み応えも驚きも十分。
あらすじ(背表紙より)
百合ヶ原高校には「ユリコ様伝説」がある。ユリコという名を持つ生徒は超常的な力で守られ、逆らう者には不幸が訪れる。ただしユリコ様になれるのは一人だけ。ユリコが二人以上いた場合、彼女たちも不幸な目にあって転校や退学をし、一人だけが残る。新入生の百合子は伝説を聞いて怯えるが、親友の美月に単なるオカルトだとなだめられる。しかし、ユリコという名の生徒が屋上から転落し―。第18回『このミステリーがすごい!』大賞U‐NEXT・カンテレ賞受賞作。
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第18回「このミステリーがすごい!」大賞U‐NEXT・カンテレ賞受賞作、玉城ティナさん主演でテレビドラマ化もされている作品。本作は百合ヶ原高校にある「ユリコ様伝説」をめぐるミステリーで。ユリコだらけの学園の中で最終的に残るのは一名という伝説のもと、ユリコと名の付く生徒が次々に亡くなっていく中で、新入生の百合子(ユリコ)は親友の美月とともに学園のナゾを暴いていく。基本フーダニットのミステリーなのだが、ラストで重層のナゾが一気に解ける一筋縄ではいかない感じが心地よかった。
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ページをめくる手が止まらなくなった作品はなかなかに久しぶりでした。
先入観で、本当に呪いはあるのか、、、などと考えされられながらも最後は衝撃の事実。
それでいて、どこか現実味のある人間らしさが描かれた作品でした。
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本屋で表紙買い。想像力を掻き立てられるタイトルが秀逸だなあと思うのと、表紙のイラストが好み(帯が入るのが前提ぽくて、ちょっと上寄りになってるのが残念…)
校内でただ1人のユリコが超常的な力で権力を持つことができる、ただしユリコが複数いる場合は夏休みまでに淘汰されるという設定がおもしろい。
途中まで設定年代が掴めず、かなり中盤までちょっと昔の話かなあと思ってたくらい、どこかレトロな雰囲気が独特。人物の話し方かな…とも思ったけど赤川次郎先生の「死者の学園祭」に似てるから…?
展開は正直ほぼ想定通りに進んでしまって残念ながら、余韻の残る終わらせ方や雰囲気は好きだった。
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ユリコと名前のつく生徒は怪我や転校で最終的に1人に淘汰され、残った1人が「ユリコ様」として君臨するという伝説がある高校で、候補者が次々と死に始める。
第18回「このミステリーがすごい! 」U-NEXT・カンテレ賞受賞作。
アガサ・クリスティの作品を思い出させるタイトル。
げに恐ろしきは人間なりってことかな。
伝説の正体から殺人の謎までいろいろ入ってはいるんだけど、なんか推理の説明や犯人の反論を読んでも「お見事!」と思わせる秩序立った謎解明の部分の面白さがなかったような。
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図書館で借りた本。
百合子と美月が入学した学校には、ユリコ様伝説があった。元女子校のこの学校にはユリコの名を持つ生徒は一人だけで、複数入学したきた時には自然淘汰され、怪我をしたり転校したりして、結局一人になる。選ばれたユリコ様は不思議な力を持ち、逆らう人には不幸が訪れると信じられていた。
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キャラを与えられた人たちすべてが闇を抱えていて、彼らの青春時代って何なんだろう。先生たちしっかりして!
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学園もの
ユリコが複数人いると自然淘汰されて一人になるという
ユリコの名の生徒が死んで
主人公・ユリコの親友が事件を解き明かす
読んでいて、話の流れや謎を解いていく親友の
推理力というか立ち位置というかがなんか
もやもや感あってちょっと・・・
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D主人公がクラスでいじめられている理由や序盤、主人公に「ユリコ様伝説」の概要を親切に解説してくれるテニス部の先輩などちょいちょい粗は感じるが、高校生とかつて高校生だった者たちが伝説に翻弄されて運命が変わっていく様子はよくわかった。最後の畳みかけるような展開のスピードがよかった。ただ、結局何だったのだ?感は読了後も残っており、ただ単に「ユリコ様伝説」と言いたかっただけではという気がしなくもない。
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伝説そのものの設定は面白いが、謎解きの論理構成が少し弱いかなと思う。
デビュー作のようなので、次作に期待。