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新版が出ていたので、旧版も持っているけど買いました。
「十年目のまえがき」と、加筆修正された訳者あとがきが読みたくて。
作者は実生活でフェリペと離婚し、親友だった女性とパートナーの関係であることを明かしたそうだ。その女性が癌で亡くなる最期まで付き添ったと。波瀾万丈。
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鬱、と言っていいのか分からないけれども、心のバランスを失った人ってこんなに大変なの⁉という衝撃がすごい。普段明るくて賢くてすごくポジティブな感じの人なのに、じぶんの人生のこととか失った恋のこととか考える部分にくると長くて暗くて面倒で読んでいられない。
そこまで深く考えるからこそ、後半で自分なりの答えとか神とかの結論が出せるのかもしれないけど。身近にいるのはちょっとな…
好きなことを勉強して好きなものを食べて、恋をしてその上自分のことをちゃんと好きになれる旅はとてもうらやましい。「どん底にいながら祈った私に声をあたえてくれたのは、その頃なりたかった姿である今の自分」という答えはなかなか素敵だ。
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ままならない人生をリセットし、自分自身にもう一度出会うため、エリザベスは旅に出る。イタリアでは語学勉強に励みながら食の快楽を、インドではヨガの修業で心の静けさを、バリ島では人とのつながりを通して人生のバランスを学ぶ・・・知性とユーモアをもって自分のまわりを見つめなおす筆致が、いまなお世界中の女性たちの共感を呼びおこしている自伝的エッセイ。
タイトルは知っていたものの、新版を機に手に取りました。私と筆者とはあまりに違いすぎる(神を信じていないしそもそも頼る気持ちがない、異性への依存心がない、ここまで鬱な気分が続いたことがない、人生の経験がない)けれど、純粋に3国を回って少しずつ元気になって彼女が自分のしっくりくる生き方を見つけていく様は非常に勇気づけられた。何歳になっても遅いなんてことはないんだな。私の人生なんてまだ赤ん坊みたいなもの。ここまで悩んだりはしないけれど、自分の心の中に指標があるってことは悪くない。旅はそれを見つける助けになると思うので、コロナが落ち着いたらたくさんの場所へ行きたいな。
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主人公との共通項は少なく、共感はしませんでした。只、自分と価値観が違う人をリアルに感じることができたこと、作中に出てくる宗教観の2点に関しては良かったです。
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満足感のある本
とても素敵だし、誰しも憧れる様なかっこいい女性像という感じではある
が、明らかに上位存在過ぎる
だから神話を読んでいる感覚に陥る、強くて自由で美人でキャリアも経験もある白人女性、そんな人でも悩みがあって…という神話
なので覗き見する感じで読むのはとても楽しめたが、共感や追体験という感じではなかった
インド編は特に、上位存在の話
その誰もが憧れる様な人が自分との対話をして落とし込める、てかまぁそもそもこの瞑想とか自分の考えをここまで言語化出来るのは凄過ぎるし才能過ぎる、そりゃ売れますわ
とにかく神話の様な話、神も悩みはあるんだよ的な
だからと言ってもちろん惨めな気持ちとかにはならないが、他人事でもある
バリ編が一番好き
色々吹っ切ってなんか一番見たい完全体状態の人の旅をついていけたからかな
フィリップ!!やっぱ素敵な人には素敵な出会いがあるんだね
今の自分が過去の自分をここまで引っ張り上げたという話がすごく好き、ヤシの木みたいな例え?神話の言い伝え?みたいなやつ
大丈夫だよーここまでおいでーーと
でもあとがきでフィリップと離婚したんだね…でもそこからまた女性のパートナー作るとか、とにかく進み過ぎてて上位存在
色々自分で決断出来るからこそ本当に今を生きているという感じ
10年後のあとがきも最高、その頂点に登り詰めないと分からないことが書いてあり、それを俺らが分かるように落とし込んで言語化されてるのがとにかく凄い
良い本でした
バリ行きたいです
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人から薦められて手に取ったら、想像以上に分厚くて驚いたが、するすると読めた。
特にインドの章が好きだった。
小説みたいな波瀾万丈な人生で、筆者の行動力がすご過ぎる!
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波瀾万丈。
事実は小説よりも奇なりとはまさにこのことかってくらい、バッタンバッタン音を立てて人生が進んでいく。
こんな人生送ってる人がいるんだと、素直にびっくりした(笑)
シーンによってはかなりスピよりな展開になるのでちょっと置いてけぼりになっちゃったけど、全体的に旅行日記的な感じでサクサク読んでいける。
美味しいもの食べて、肩の力抜いて生きてみよーって元気にをもらえる本でした。
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・スピリチュアルな女性の葛藤、心の浮き沈みを事細かな主観から描いた小説
・悩みを抱えた人が信心深くなる過程が興味深かった