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子どもを育てられず施設に預けた親たちの、生い立ちや生活環境を書いた本。
そろそろ母親ではなく父親のほうに注目した『認知しない父親たち』『ヤリ逃げする男たち』というタイトルの本を出すライターが出てきてもいいのではないか。
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筆者の本をこのところ何冊か、読まさせていただいている。改めて考えさせられることが多い。連鎖。連鎖。負の連鎖、と言っては失礼だけど、愛されて、健やかに育つべき子どもたちが、こんなにも過酷な生活を強いられる。辛すぎるなあ。
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読むのもつらい事例が多かったが、読むことをやめることもできなかった。
やはり感じるのは、いろんな皺寄せが今も女性と子どもという立場の人間に集まってしまうことだ。
育てられない母親たちというタイトルがついているが、問題は母親にあるわけではなく、一つ一つの事例が複雑な背景が絡み合っていて、これを解きほぐす仕事につかれている方には、本当に頭が下がる思いだ。
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事例が中心で読みやすかった。
いわゆる世間の価値観からずれていることを行えば、犯罪となったり、保護の対象となるが、その価値観は本当に当人たちにとって幸せなのだろうか、と福祉に関わっていたときは常に迷っていたのを思い出した。
何が普通なのか、何が幸せなのか、判断することは厳しいけれども、子どものために、自分の信じる正しいに従って周りが動くしかないのかも。
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教育者を目指しており、子どもが抱える様々な問題について理解を深めたく、こちらを購入。
事例を中心に書かれていることから、想像しやすくとても読みやすかった。心が痛み、涙が出た場面もあった。
虐待は決して許されない。しかし、育てられない親がいるというのは現実かなり多く、ニュースでもよく見かける。
教育者を目指す上で、そのような環境下の子どもの変化にいち早く気づき、関係機関と連携をとり、子どもを危険から救いたい。
虐待される子どもがどのような感情を抱き、どれほど傷ついているのか、私は体験していないから分からない点がほとんどだ。でも、子どもの話をよく聞き、寄り添い、自分にできることは全力でしたいと改めて感じた。
この世に生まれてくる子どもたち全員が安心してのびのび生きていくことのできる環境であってほしいし、救うことのできる日本になってほしいと心から思う。
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いろいろなご家庭の事情が垣間見れる本。
子どもはどのパターンも被害者でかわいそうに思う。これが現実だと思うと悲しくなる。
ただ1点、特別養子縁組が最後の砦のような記載がされているが、決してそうではないと思う。
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実例が現実感を持って胸に迫ってくる。
なるほど、こういう背景や事情で…と腑に落ちてしまうのが怖い。
こういうことが起きているということを知ることができる貴重な資料である。
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石井光太さんの文体がすき。淡々と事実を教えてくれて、人への愛がある感じ。
この本もしんどいけど、つい手に取ってしまった。今も苦しんでいる子どもがいるかと思うと辛い。