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よくあるタイプの話。
一緒に逃げる事になった父親の過去の行いも、まぁそうだったんだろうなぁ的な流れ。
特に盛り上がる部分が感じられなかった。
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タイトルの「逃げる」は今の家族からなのか、忌まわしい過去からなのか、父からなのか、はたまた自分自身からの逃亡なのか読み進めて行くとその真相が見えて来ます。
テンポの良い読みやすい文章で一気に読めました。
ラストに掛けて判る「本当の真実」は予想通りでしたが、そこに辿り着くまでの人物描写も丁寧で脳内映像でくっきりと描く事が出来ました。
しっとりと味わい深い作品です。
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著者、永井するみさん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。
永井 するみ(ながい するみ、1961年8月12日 - 2010年9月3日)は、日本の小説家。本名は、松本 優子(まつもと ゆうこ)。東京都生まれ。
1983年に東京芸術大学音楽学部中退。1987年、北海道大学農学部農業生物学科卒業。卒業後は東京に戻り、日本アイ・ビー・エム、Apple Computerに勤務。
享年49とのことで、若くして亡くなられています。
で、今回読んだ、『逃げる』。
この本の内容は、次のとおり。(コピペです)
ー家族に囲まれた幸せな日常に落ちた影。柴田澪は、夫の昌彦、娘の雪那と義母と暮らしている。小学一年の娘の笑顔は胸がしめつけられるほどかわいい。ある日、友人の見舞いに行った病院で、一時として忘れたことのなかった父の名前を聞いてしまう。「今の生活を守らなければ!」。余命に限りのある父親との再会が、あてのない逃避行の始まりだったー。長編遺作、文庫化!!