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『日本企業復活の戦略』と大局に構えたテーマ選びや課題設定は面白い。面白いことは面白いのだがバックミラー越しの事例分析や調査でありHBRのような学術的内容のため「興味を持ったらベインまでお問い合わせください」というスタンスになっている。戦コンの姿勢としては正しいが、本書内である程度完結し「こんな凄いコンサルが居るなら是非お願いしたい!」という魅力で吸引して欲しかったかな。
ベインは戦コンBIG3(ほかMck,BCG)の一角で、1業種1社で企業価値向上の二人三脚手法には定評があるので、そうした強みを生かした書籍を期待したい。
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復習という感じ。
顧客体験をエピソードの単位でデザインする、というのがしっくり来た。
そろそろ復活、から躍進、とかが欲しいですよね。
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経営のトレンドを把握するため、直近のコンサル各社の書籍に目を通している。サステナビリティとDXが二大アジェンダとされるなか「日本企業が苦戦している本当の理由は“内なる敵”との戦いにあるのではないか」との課題認識は興味深かった。
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ベンチャーキャピタリストの視点で読んだ。
投資先とのコミュニケーションに使えそう。
日本企業の成長戦略として以下を挙げている。
①いつ来るかわからない不況への備え、シミュレーション等。これをしているかしていないかで企業の成長力に大きな差がでることな統計が証明している。具体的にはコアコンピタンスの明確化、人材確保、シナリオごとのシミュレーション、コスト競争力向上等。
②ノンコア事業の売却。これをすることでリソースをコアまたは好調な事業に集中できる。事業ポートフォリオは定期的に評価し、売却事業の価値を高めるための期間をとって、買い手がよくなるシナリオを描くことが大事。
③顧客体験の向上で差別化をする。顧客が何を欲しているかの理解をエピソード単位で整理する。テスト&ラーンでPDCAサイクルを小さく回して大きくしていく。
④ガバナンスを効かせる。同業経験者などの社外取を入れることで、客観的な意見をとりいれる。創業魂を保つようなガバナンスを組み込む。
⑤投資家の意見を経営判断に取り入れる。IRをPR部門でなく経営アジェンダに昇華させる。長期的な視点のグロース系投資家にフォーカスする。
加えてSDGSの考え方はもったいない精神の根付く日本には合ってるから、やってるアピールでなく戦略として取り入れるべき等