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デッド・エンド・リローデッド 1 無限戦場のリターナー みんなのレビュー
- オギャ本 バブ美 (著)
- 税込価格:681円(6pt)
- 出版社:ホビージャパン
- 発売日:2020/02/29
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紙の本
徹底的に理論詰めされた設定に加え、登場人物たちの熱い想いがほとばしる傑作ロボットもの!
2020/08/17 17:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Caris - この投稿者のレビュー一覧を見る
発売直後に低評価レビューを見て購入を避けた自分を恨みたい。そんな強い自責の念にからせてくれた傑作です!大変素晴らしかった!
本作の売り出し方はタイムリープものである事を全面に押し出していますが、そんなのあくまで魅力の一端に過ぎません!
とにかく重厚な設定が素晴らしいです。2100年周辺を舞台にした陰惨な世界の姿をはじめとして、タイムリープの仕組みや、主人公たちの属する企業、ロボット、登場人物たちの過去、全てが一つ一つ丁寧に突き詰められていて、書かれていることないこと全てに想像力がそそられます!
それでもやはり特に、タイムリープの設定は素晴らしいですね!徹底的に理論詰めされています。タイムリープものなのですから当然、登場人物は時間を繰り返すのですが、その時にここをこうすれば良いじゃね?などの読者の単純な発想全てを理屈で否定してきます。完全に読者は作者にやり込められていて、こんなのどうすれば……と絶望しながら読み進めていくのですから、そりゃあつまらない訳がないでしょう!作者がしっかりと作品に向き合って作っている事がひしひしと伝わってきます。
しかし設定だけに重きを置かず、登場人物たちの並々ならぬ想いをも描き出していて、いちいち心を揺さぶってきます。過去を変えたいと思うような強い後悔、悩み、それら全てが重厚な設定と絡み合った超シリアスな物語は、もはやライトノベルと読んで良いのかどうかと、昨今の陰惨なラノベ市場を見渡せば、誰もが思う事でしょう。
一部のコアなライトノベル読者のフラストレーションをぶっ飛ばす、“こういうライトノベルが読みたかった”を体現した作品です。
また、作者の特殊性癖がびんびん伝わってきて、これもまた良いと思います……!(これがバブみ、と言うのでしょうか……?)
余談ですが、本作のタイムリープに苦言している人たちは、何か既存の別作品と比較しているように思えてならないです。本作はそれとは完全に別の作り方をしていますし、“力押し”だからこその熱いロボットバトルが楽しめます。熱い想いや根性をロボの拳でぶつけ合う迫真の戦闘、素晴らしいじゃないですか……!
ライトノベル市場がめちゃくちゃな様相を呈すなか、こういう素晴らしい傑作ラノベは確かに一定数生まれ続けています。そういう作品を見逃さないように、他人の評価に惑わされず、自分で実際に読んで判断すべきだと強く思わされました。自信を持って、強くオススメ出来ます!是非読んでください!超オススメです!
最後に、このご時世に本作を大賞に選出したHJ文庫編集部に最大の称賛を!これからも良い作品を生み出し続けていって欲しいです!作者さん共々応援しています!ありがとうございました!
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