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"「…やっぱり 僕と君は違う星の人間だ
このクソ暑い夏の日に 僕はアイスを食べて 君は僕で暖をとる
きっと この状況ひとつとっても
僕と君で考えることは天と地ほど違うんだろう」
「ふふふ そうかしら
意外と そう大差ないと思うわ」
「願わくば ずっと同じ星にいたいものだ」"[p.159]
完結。
短かったなあと思ったけど4年連載してたのか、短くなかった。
僕と君の大切な話の「話」を、会話劇からくるtalkと思っていたけど、東くんが書く小説(story)も掛かっていたんだな、と「東くんが書いた大切なお話だもの」という相沢さんの台詞を受けてようやく気付けた。
東くんと相沢さんが両思いになっての終わり。周囲の子達もそれぞれに変化があって良かった。
1巻のカバー下や言動の諸々から、相さんは元々豪邸に住むような血筋だったけど色々あって没落して今の家で暮らしてるのかな……と思ってたけど結局は明確には示されず。ただ、今回のカバー下の「元深窓の令嬢」や匂わされてた諸々からみるに多分そういうことなんだろうなぁ。
次回作の予定はまだない(?)みたいだけど、ろびこさんの描くお話はまだまだ読みたいので楽しみに待ちたい。
特装版はフルカラー特製イラスト集付き。
『僕と君の大切な話』完結記念 ろびこ先生インタビュー(前編・後編) スピカワークス
https://note.com/spica_works/n/n7de7a0d8f9f9
https://note.com/spica_works/n/naac4b3550703