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人と積極的に関わり向き合い続ける堀さんの姿にはいつも感銘を受ける。俯瞰で眺めることももちろん大切だけれど、目の前の誰かや目の前の事柄をしっかりと見つめ、考えることの意味。「小さな主語」でとらえることの深さ。堀さんが伝えようとしてくれている、世界中にあふれる「分断」を、わたしも私なりに小さな主語で捉えて考えてゆこうと思う。
映画も、観に行きます。
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ジャーナリストとして自分の信念を貫くためにNHKを辞して独自の取材を続け、発信し続ける著者の姿勢には感服するしかない。かつての自分への自戒を込めて可能なかぎり「小さな主語で」語ろうとする彼の真摯な姿勢は全ての報道関係者にも見習って欲しいと思う。もちろん大局を観るということも含めて様々な視点が必要ではあるが、小さな、非力なものの声をつぶさに拾うことの大切さを忘れないで欲しい。
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「大きな主語から小さな主語へ」とか「割り切ってしまいたいとい思う心が分断を生む」とか「仕方ないから、という選択に転ぶとあっという間に支配されたままの環境になっていく」とかその他にも多くの言葉が刺さった!知ろうとすることは、知ろうとし続けることなのかも…そんなきっかけになるような本だった。映画見ます!
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いつも聞いているPodcastの番組のゲストで著者の堀潤さんが出演していました。そのときのお話にちょっと関心を持ったので最近の著作を手に取ってみました。
香港・朝鮮半島・シリア・パレスチナ・スーダン、そして原発事故による強制避難により生じた「分断」の地「福島」、米軍基地移転問題で県民が「分断」された「沖縄」、実際に現場に入って聞くそこにいる人々の声は、たったひとりの意見であったとしても、紛れもない「現実」の証明なのです。
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割り切れないものは割り切れないままで
複雑なことは複雑なままに
声なき声に耳を傾ける
それがジャーナリズムの仕事で、受け取る側の仕事でもある
安易な強い言葉に流されない
大きな主語でなくその人を見る
新聞記者ドキュメントと似ているかもしれない