紙の本
時代劇の「辞書」として使えます
2020/05/21 19:31
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代劇の「辞書」という位置づけができる1冊です。辞書代わりになり得るらしく、紙幅も厚いです。気軽に眺め読みしてください。
ですが、私には知っている説明が多かったので、私のここでの評価は星3つになりました。
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時代劇ファンだが、本作で時代劇の見方がだいぶ変わった。時代劇の王道である水戸黄門が、実は時代劇の歴史で見たら亜流であるということは目からウロコ。
時代劇の入門書としては最適。
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面白かったな。
時代劇って、こんなに面白い。
水戸黄門や、暴れん坊将軍は時代劇のスタンダードではない。
昔、江戸の貴とか好きやったからわかるけど。
改めて見ると、きっと面白いんだ。
ただ、そのためには、これはファンタジーだと思えないとダメ。思わせるのも、腕だろう。
時代考証について、かなり否定的で、そんなこと気にしないで楽しもうよというのもわかるが、そういうことが気になるのは悪いことか。
そうではない。
その部分、で、ファンタジーは今や、時代劇である必要もない、大概。アニメでそれは担われているのだ。
時代劇は面白い。
それはいい。
だが、必要かといえば、必要とされtない。
俺自身は、日本人として、日本の映画はアニメと時代劇でいいと思ってるので辛いんだけどな。
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これまでも何冊か同著者の本は読んだが、これぞ真骨頂という感じがする。春日先生の言う通り、<時代劇=おじいちゃんおばあちゃんが好きな水戸黄門>で止まるのは、非常にもったいないのである。
全編興味深い内容だが、特に第三部以降の「とりあえず知っておきたい○○」はかなり有用なデータベースと言える。また『ガンダム』と時代劇との意外な接点も語られていて、充実の一冊だ。
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「時代劇」と聞くと、『水戸黄門』などの特定の時代劇作品を思い浮かべてしまうが、時代劇はそれだけではない。
時代劇の流れと、初心者向けに、作品、登場人物をカテゴリ整理したわかりやすい入門書。
数多い時代劇作品の見所も記載してくれている。
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ラジオで話した際の資料でももとにしているから、話し言葉なのかな。本当の初心者がこの本を手に取るのだろうか?
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◎面白い。時代劇のよさがわかります。年々年をとると、時代劇のパターンがいい。ドクターXも同じ感じかなあ。
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【概略】
時代劇は難しくない。勧善懲悪のパターンだけではなく、異世界・SFファンタジーという見方、楽しみ方を本書を通じて楽しむ。
2022年07月23日 読了
【書評】
仕事の関係でご縁が強くなっている「歴史」、その歴史の一部をエンターテイメントとして具現化している時代劇。その楽しみ方、その一片に触れることができるということで、手に取ってみた。
時代劇に興味のない方達に時代劇を楽しんでもらいたいという目的があったとしたならば、ちょっと弱いかなぁ~とは感じたかな。自分のマネージャーは、その話しぶりから時代劇には興味がない状態で。そのマネージャーを念頭に置きながら読み進んでも、「うーん、これで彼女は『時代劇を観よう!』という気になるかな」という感覚だったね。
純粋に読み手・喜餅としての感想としては、興味深く読ませてもらったかな。とりわけ忠臣蔵の概略を知るうえではありがたかった。神田伯山師匠の講談でもよく取り上げられる(出会う機会がある)忠臣蔵、やはり知っているのと知っていないのとでは楽しみ方が全く違う、深さが全く変わってくる。それはありがたいね。
先程の「時代劇に興味のない・・・」部分を、「英語落語」に置き換えた場合、自分の中でも切り口を増やしていく必要があるなと思った。たとえば忠臣蔵をなんとかして現代の、たとえばサラリーマンの世界に置き換えた形で紐解いてみるといったもの。本質を抽出して、別の媒体に込める、こういったことができるようになれば、自身の英語落語・スピーチの幅が広がるだろうなぁと思ったね。
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・この手の本で、オススメされてる作品はやっぱり観たくなる。特に『座頭市』シリーズはほぼ未見なので、観てみたい。一方で「あれが成功していたら……」という近年の作品評も面白い。
・富野由悠季インタビューも読みどころ。富野由悠季のインタビューはいつも微妙に期待してるポイントを外してくる。そこがまた面白い。
・改めて、自分が好きだった時代劇。父や祖父の付き合いではなく、自分で積極的に観てた作品を並べると、『三匹が斬る』『必殺仕事人』『大江戸捜査網』とチームヒーローばかり。映画でも『七人の侍』や『十三人の刺客』も好き。「赤穂浪士」「里見八犬伝」「真田十勇士」も好き。僕はチームヒーローが好きなんだと改めて気付いた。