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東野圭吾さんの小説を読む時、かなり気合が入る私(笑)
今回は、刑事もの、サスペンスものとはまた違った、スピリチュアル&ファンタジーといったところか。
ちょっとヤンチャな主人公がくすのきの番人となって、本当の大人に成長していく物語。
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最近の東の作品で1番好き。後半グイグイと引き込まれた。自分は息子や妻に何を伝えたいか、両親や姉弟、祖母に何を伝えたいか。1番は感謝。そう思わせてくれた大切な作品。
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内容紹介 (Amazonより)
その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。
その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念
に訪れる人々の織りなす物語。
不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。
同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。
依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。そこで賭けに出た玲斗は従うことに。
依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。「あなたにしてもらいたいこと――それはクスノキの番人です」と。
『秘密』『時生』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に続く新たなエンターテインメント作品。長編書き下ろし。
久しぶりに東野圭吾さんの作品です。
私の苦手なファンタジー的な内容でしたが 読み終えてみて人との温かい繋がりが感じられるほっこりしたお話だったと思いました。
ただ私は自分の頭の中で思ったことは誰にも知られたくないし 知らせたいとは思わないかなぁ...
私だけの世界だと思っているので...
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東野圭吾のファンタジー。
設定は珍しいものではないけれど、
こんなことがあれば素敵だなと思う。
私にメッセージを残してくれる人はいるのだろうか、私がメッセージを残したい人は誰だろうか。
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途中で飽きて読むのをやめようと思いましたが、入院中だったため暇すぎてまた読むことにしました。
千舟さんや優美さんの言葉にはつっかかる部分もありましたが、すごく温かい一冊です。
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不思議な話だった。
派手な事件が起こるわけじゃないけど、ほっこりというか、温かい話。
千舟さんと玲斗、これからいい関係を築いていけそうだなって思った。
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不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。そこへ突然弁護士が現れ,依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるという。 依頼人に心当たりはないが、玲斗は従うことに。 依頼人は千舟と名乗る年配の女性で、驚くことに伯母でもあるというのだ。あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。「あなたにしてもらいたいこと||それはクスノキの番人です」と。
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ファンタジー色が強めのせいか序盤がちょっと入り込めなくて、おや?と思ったが、家族や人との繋がり、千舟さんの背筋のぴんと伸びた言葉や行動が現れてくると、そこからはあっという間だった。
玲斗よりも千舟さんの本だった。
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タイトルの通り、クスノキの番人を任された主人公。パワースポットとも言われるそのクスノキに対して、なぜ人が集まるのか、目的はなんなのか、謎を解きながら成長していく物語。登場人物の家系図が少し複雑で、ヒントになっていく。その人間模様が面白い。読後感がほっこり。好きな作品です。
思ったのは、本ってクスノキみたいなところがあるなと。作者の想いを受け取る。
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最新作ということで購入。
主人公は、ひょんなことからクスノキの番人になった玲斗。
なぜ老婦人は玲斗を指名したのか?クスノキとはどんな効果があるのか?老婦人の正体とは?などクスノキを通じて、家族との絆が試される物語なのではないかと思いました。
ミステリーではないですが、ちょっとしたいくつかの謎解きを読んでいるようで楽しめました。普通なら、クスノキの秘密を最初に全て提示しますが、この作品では教えてくれません。色んな証言や資料から様々な謎をちょっとずつ探っていきます。
また、ちょいちょい東野さんの得意とされる理系に関することが散りばめられていて、個人的にはそこも楽しめました。
クスノキの秘密、自分の出生の秘密、老婦人の秘密、ある男の謎の行動など良いバランスで話が盛り上がっていて、読みやすくかったです。
思ったよりも間接的にクスノキの話題を扱っていて、むしろ人と人のつながりをメインにした物語かと思いました。
クスノキの秘密について、なかなか他人からは信じられないことですが、実際にそういう巨木があったら、ちょっと試してみたいなと思いました。
後半になると、ほっこりと感動を誘う終わり方なのかなと思いきや、一番最後では、さらに隠された真実があったため、ちょっとした驚きや戸惑いを加えながらの読後感でした。
おーそうきたかと思わず思ってしまいました。まさか伏線を張っていたとは・・・。その部分は、あまり意識せずに読んでいたので、油断していました。
もし実写化するなら、主人公は仲野太賀さん、老婦人・千舟は草笛光子さんかなと思って、読んでいました。
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東野圭吾さんの作品は、切なさもあるが心が温まる
現実では考えにくいような不思議な力が、この世には存在するのかもしれない
そんなことを感じさせてくれるような一冊
推理したり 派手などんでん返しがあるわけではないが、読み進めていく手が止まらない
主人公のこの先のストーリーが知りたいので、続編を希望
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玲斗は不思議な力を持つクスノキの番人となった。今まで殆ど会ったことの無い叔母の柳澤千舟から依頼されたことであったが、彼は番人としての資格が有った。玲斗は今まで柳澤家とは付き合いが無かったが、一族はホテル等手広く展開している名家で、特に千舟が手掛けた箱根の旅館は品質の高さが評判であった。玲斗はルーチンだけ教示され、クスノキの力が何か知らされていないが、番人を続けるうち徐々に理解できてくる。様々な依頼人がやってくる中で、玲斗も依頼人たちと深く関わり始め、信用も得ていく。千舟との関係も徐々にお互い信頼するようになり、柳澤グループ内での千舟の立場を巡って玲斗も関わっていくこととなる。もっともそれは千舟の個人的な問題でもあるのだが・・・
玲斗の成長と出生の秘密がクスノキの霊力を媒体として話が進んでいくという小説。
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久々に東野圭吾さん読んだのですが、やっぱり面白いですね✨
最初は一つ一つのエピソードが連作短編の様に続いていくのかと思ったのですが、新たにクスノキの番人となった主人公玲斗の成長物語とクスノキの謎をメインに全てが繋がっていて、爽やかな読後感の残る作品でした。
少し東野作品にしてはキレイ過ぎる終わり方かなぁとも思いましたが、それでもやっぱり面白い✨
それに、物語の世界だからこそ希望のある終わり方が見られて良かったなと思います。
千舟さんが、もしかしたら…というのは物語の流れで何となく感じていたのですが、それについての玲斗の種明かしはそれ伏線あったのか!という感じで、ミステリー要素も私は楽しめました。
社長の将和さんが本当はどんな人物なのか、もう少し読みたかったなぁという余韻も含めて十分☆4作品です。
最近の東野作品あんまり読んでいなかったので、また読みたいなぁ。
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不思議な力を持つクスノキの番人を任される玲斗が、千舟さんや色々な出会いにより変わっていく。
その様子を感じながら、読んでいて暖かな気持ちになった。
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多ジャンルの本を書く東野氏、本作はファンタジー。
ある日突然クスノキの番人を任命された青年玲斗。
クスノキへの祈念とは一体なんなのか、読者は玲斗と一緒に少しずつ知っていく。
物語は大まかに①玲斗と伯母の千舟、②佐治寿明・優美親子、③和菓子メーカーの跡取りの大場壮貴
のクスノキとの関わりを軸に進む。
個人的には壮貴の話がよかった。
主人公の玲斗は不当解雇の腹いせに泥棒を働くような青年だったが、クスノキの番人として的を射たことや、時々ハッとさせられる真意を発言する。
東野氏の作品にしてはゆったりとした内容だったがホロリと来るような場面もあってよかった。
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読んでいる内にクスノキの祈念
意味と玲斗の成長が気になり、一気に読みました。
とても良い物語でした。