投稿元:
レビューを見る
積読を片付けるのはちょっとお休みして、
久しぶりに紙の本で東野圭吾さんの最新作を。
中盤くらいまでは少し退屈で、
クスノキの謎をいつまで引っ張るのかな…という印象。
ですが、終盤が怒涛の展開で素晴らしかったです。
世界観としては、辻村深月さんの「ツナグ」みたいな印象。
「不思議な力」による奇跡も良いけど、
「不思議な力」に頼らずとも成長した姿も良かった!
投稿元:
レビューを見る
クスノキの設定は面白かった。ただ主人公が元々完全にいい人ではなかったものなので、改心(?)的なことにもう少し理由というか納得できる流れが欲しかった。
投稿元:
レビューを見る
ファンタジックな心温まるミステリー小説。
事件が起きるわけでもないが、クスノキへの祈念の謎、祈念した人たちが抱える謎が気になります。
登場人物に悪人がいなかったというのもこのご時世には優しいお話でした。
さすがに見事なストリーテラーぶりで一気に読ませられました。
投稿元:
レビューを見る
まだ、ほんの少ししか読めていませんが、久々の東野圭吾の新作が出たようなので、父親にお願いして買って貰いました。入院中だけれど、この本のおかげで暇な時間が潰せてます!
投稿元:
レビューを見る
本屋に行った際に、新刊コーナーに平積みされているのを発見。「東野圭吾の新刊出たんだ」くらい気持ちだったが、最近小説を読んでいないので、電車内で読もうと思い購入。
前知識も無く、どんなミステリーなんだろうと思い読み始めた。
タイトルにもあるように、主人公は本当にひょんなことから御神木であるクスノキの番人を任される事になった男。
普段は単なるパワースポットとして噂が広まっている神社の境内の奥にある大きな神木で、日中はジョギング中の人や散歩中の人などから手を合わせられたりしている。
しかし、このクスノキの本領が発揮されるのは夜であり、夜にクスノキに祈念するには予約が必要であり、1人で行わなければならないという決まりがある。
その御利益について実際はどんなものなのかは
主人公の男もまだ詳しくは知らされてはいない。
こんな感じの出だしから始まる物語。
おお、何やら不思議な感じだなと思いつつ読み進めていく。
東野圭吾の文章は読みやすく、どんどん読み進められる。
しかしそこはそれ、どんな伏線が張り巡らされているかわかったもんじゃないので、いろいろと想像したり予想したりしつつ読み進めていく。
そして4分の1ほど読んだところで「あれ?」と思った。
これちがくね?と。
その「あれ?」については詳しく書くのは止めるが、
自分の予想が全然外れていることが分かった。
そして予想が外れているにもかかわらず、というか外れているからこそより面白く感じた。
謎は常にあるが自分が思っていた種類の謎とは違い、その謎を考え、予想しながら読む。
最後の最後に答え合わせのようなものがあるが、自分の予想との当たり外れを確認しつつも、しっかりと心に残る物語に仕上げている東野圭吾は流石だなと改めて感心した。
大変面白かった。
投稿元:
レビューを見る
最初はミステリーではなくファンタジーなのだなと思って読み進めていました。でも、単なるファンタジーや幻想といったことが主題ではなく、人の思いやそれを伝え受け取ることの大切さを感じました。最後はとても温かい気持ちになりました。どのような人間でいたいかということを改めて考えたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
クスノキに思いを預け、身内者がその思いを受け取るという不思議な物語。東野圭吾のミステリーではなく、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のような心温まるお話。
投稿元:
レビューを見る
数時間で読んでしまった。
面白いなあ。そして感動する。
どういう考え方でこんな発想がされるのか。ただただ頭が下がります。
まだまだこんな歳なのに世の中のこと知らないなあと思わされる。
投稿元:
レビューを見る
クスノキを媒体に肉親に念を届ける。俄には信じがたい現象を、守り続け、その裏にある思いを描いている。主人公の青年、玲斗と叔母の千舟の心の交流もよく描かれている
投稿元:
レビューを見る
施設の人があれこれ喋り過ぎで、個人情報…と思ってしまった。千舟さんは素敵な人だけど、千舟さん意外の人が皆のそこそこ自己中心的な人なので、感情移入が難しく…。途中休みながらの読書になりました。
投稿元:
レビューを見る
東野圭吾の新作。
帯にある通り、「秘密」「時生」「ナミヤ雑貨店の奇
蹟」の流れを汲むファンタジー小説。うだつの上がら
ない生活を送っている青年が、ひょんなことからある
神社の巨大クスノキの番人を務めることに。パワース
ポットとして知られるクスノキには秘密があって・・・
という内容。
東野圭吾のファンタジーは当然全て読んでおり、どの
作品からも強い影響を受けている。つまりどれもこれ
も最初から最後まで鋭く面白かったのだが、今回はち
ょっと・・・という感じ。
問題はおそらく物語前半。いや、おもしろくないワケ
では無いのだが、何故か他の作品に比べて展開が冗長
気味。ハッキリ言えばテンポがゆったりで、集中して
読むのが少し辛い。
しかし、後半以降のたたみかけるような展開はいつも
の東野圭吾。クライマックスで明かされた事実にはか
なり意表を突かれたし、そこに至るまでの重要な要素
としてのゆったり展開だとすれば納得が行く。
読むのに少々時間がかかったが、最後にはやっぱりス
ッキリさせてくれるのが東野圭吾が天才作家である由
縁。出来れば次は、ハードなミステリーが読みたいなぁ・・・。
投稿元:
レビューを見る
犯罪を犯してしまい途方にくれる玲斗。それを救ったのは叔母の千舟だった。スクノキの番人になるという条件と引き換えに。
母親を亡くし、祖母と暮らす玲斗。最初は無気力なイメージだったけど、金持ちの千舟が置かれている状況や、祈念にくるひとたちと触れあううちに、大人たちの理不尽に目を向けていく。
最初はツナグの様に死者と話せるみたいなイメージでしたが、結果として裏切られました。
神社やお寺に対して願う。願いはひとの意識の集合だけど、これを具体化したものという感じでしょうか。
玲斗と千舟。性格は異なるように見えて、お互いに似た者同士の様な気がしました。忘れることは悲しいけど、新しい思い出を作って行けばいいと、自分もいつか思える時が来るとよいです。
投稿元:
レビューを見る
その木に祈れば、願いが叶う。まずは読み易い。物語が優しい。ちゃんと裏のストーリーもあって良かった。さすが東野圭吾。
投稿元:
レビューを見る
祈念すると思いが相手に届くクスノキの謎。
人との繋がりが丁寧に書かれてた。
家族の大切さも感じた。
主人公が千舟との出会いで、大きく成長する。
ほろっと心温まる内容。
映画化希望!
投稿元:
レビューを見る
先が気になるのに、一気に読んでしまうのがもったいなく感じ、毎日少しずつ大事に時間をかけて読みたいと思う作品でした。
初めての感覚です。
読み終わった今、今の情勢で、帰省もできずにいるけど、離れて暮らす母に会いたくなりました。