紙の本
松田道雄さんの「育児の百科」
2017/09/25 10:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミム - この投稿者のレビュー一覧を見る
37年前に子供ができたときに購入した本を今回娘が妊娠したため買い求めました。
母親の育児に安心を与えてくれる本と思っています。再読して期待にたがわなかったと思っています。
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子供の月齢部分を成長に合わせて読んでいく、そういう本です。
娘の部分を読みましたが、これは勉強になるし、安心させられる。
強めの語り口調も読んでいてしっくり来る。
子供と接する全ての方、買って損は無いと思います。
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これから育児に関わる全ての人へ。将来育児に関わりたいと思っている全ての人へ。一家に一セット常備しておくべきスゴ本。こどもに対する深い愛情と、両親に対する大きな励ましに満ちた、時代を超えて読み継がれるべき名著です。
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★教育の目的は子供の天分を見つけて食べていけるようにすること
★ 理想どうり自分が主人公として自分の思い通り生きること
松田道雄は、14年前の1998年6月1日に89歳で亡くなった小児科医・育児評論家。
この本は、不安と期待をもつ子育てを初めて経験する父親と母親のために書かれた本で、妊娠から誕生そして入学までの子育てに必要な知識を、子供を個性的に育てようと愛情と叡智を込めて、その年齢に応じた基本的な対応策がよくわかるように書かれた1967年に出てベストセラーになった本です。
もしこの本が、絶えることなくロングセラーになってもっと広く読まれていたなら、赤ん坊が泣きやまないから床に投げつけて死なせてしまうとか、パチンコ店の駐車場で灼熱の車の中に放置して幼児を熱死させるなどという、子供にたいする虐待や殺人がなくなったかもしれないと思うのは、少しうがち過ぎるでしょうか。でも、そう妄想させる根拠は、この本がそこいら辺に転がっている単なる技術的なハウトゥ本などではなく、松田道雄ならではの松田道雄にしか書けない本だからです。それは、不安と気後れと、もしかして拒絶までしかねない母親に対して、小児科医としての豊富な知識と経験を元に、やさしくきめ細かくユーモラスに語りかけ、自分の子供が他と違って異常なんじゃないかと心配する母親にむけて、それはちっとも特殊でもなんでもなく普通の症状だから安心していいんですよ、と具体例を示して説明してくれる。そうすると、どうにかしてこの情況から逃げ出したいとイライラしていて、今まで不憫でなさけなく思っていた子供が、あわれで可哀そうに感じていた自分自身が、なんだ、撮り越し苦労で思い過ごしでバカみたい、なんだかフッとおかしくなってちからが抜けてくるようでした。という証言を、少なくとも身近で数十人の方から聞いたことがありました。
まだ私は結婚も妊娠も出産もしていませんが、彼との出会いは高校生の頃に『革命と市民的自由』や五木寛之・久野收との共著『現代への視角』やトロツキー著・共訳『レーニン』や『在野の思想家たち』などを読んでからですが、すごい本を書いている小児科のお医者さんがいる程度の認識でしたが、その後60冊を超える彼の編著作を手にしてきました。加賀乙彦やなだいなだや帚木蓬生など、医師との二足の草鞋を履く作家・思想家の面白さユニークはまた格別です。
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借り物。時代は感じるが、分厚いわりに簡潔な文章で意外に読みやすい。近い月齢のところと、目次で気になるところを拾い読みしておくと、そうとう助かる。目次が詳しくて、病気というほどではないけど「なんだこれ!」というときに引きやすい。
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誰が何をどう言おうが、育児本というのはこの3冊だけで十分なのだろう。
岩波だから偉いわけでもないし、小児科医が書いてるということだけで信頼が置けるわけでもない。でもこんな記述を読むにつけ、この本だけで十分なのだろうと思う。
「親になるということは、人間を完成に近づける機会であることはまちがいない。一方、子どもの側からすれば、あまり自信のある親は、よい親ではない。子どもといっしょに人生を探求しいっしょに育ってくれる親がいい。」
「赤ちゃんとともに生きる母親が、その全生命をつねに新鮮に、つねに楽しく生きることが、赤ちゃんのまわりをつねに明るくする。近所の奥さんは遺伝子のちがう子を育てているのだ。長い間かけて自分流に成功しているのを初対面の医者に何がわかる。
『なんじはなんじの道をすすめ。人びとをしていうにまかせよ。』(ダンテ)」
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最強の育児書見つけた。
何冊も読んできたがこれが優勝。
その年齢での発達と、するべきしつけ、注意事項、心構えが網羅されてる。一冊で全部済む。
古くて埋もれてる感あるけど、名著です。おすすめ!