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切れ味鋭い論客かと思いきや、これからの未来を創る若者への愛にあふれた発言をする瀧本氏。同氏の早逝が惜しまれるが、残された者としては、do our homework の思想で、自分の持ち場で課題解決にあたるべき。
・資本主義、民主主義、自由主義が人が決めた三大ルール
・人の話をよく聞いて情報を集めることが交渉の第一歩
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自分の人生は自分のものだ、自分が決めて行動するものだ、ということを亡くなるまで繰り返し説いていた著者による、2012年に行われた特別講義を収録した本。基本的に講義そのままの形で、本人が話した言葉をそのまま掲載しているので、講堂の席に座って話を聞いているような気持ちになれる。
「知識を得るだけでなく、自分自身を拠りどころにするためにも学ぶ必要がある」
「正解も未来も圧倒的にわからないものなのだから、自分で仮説を立ててそれを試していく必要がある」
ただ教え諭すばかりではなく、自分が自分の人生の上に立ち、考える必要性を説く彼の言葉には力がある。本当に夭逝したことが悔やまれるばかり。
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自ら明かりを燈せ。
自分で考えて行動する。
2012年に聴講した人たちは、約束の6月30日を前に今何を思っているのだろう。。
故人であることが本当に恨まれる。
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プレゼンそのままの口調で書かれていて読みやすい。2時間あれば読めるので、一気に読むことをおすすめしたい。読後は余熱のような柔らかな興奮が残る。
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この著者の本は初めて読んだ。著者が2012年に東大で行った講義をそのまま書き起こしているので、まさに講義を受けているように読むことができる。
どの本にもよく書かれていることだが、自分の人生、自分で決めて自分で歩んでいかないといけない。助けを借りたくなる気持ちも分かるけど、自分次第でどうにでもなるよ、全て自分次第だよ、と背中を押してくれているようだった。
「自燈明。自分の人生は自分で決める。替えのきく人にならないよう、自分の頭でしっかりと考える。自分自身を拠り所とするために学ぶ必要がある。」
「本は読むだけでなく、その後行動しなければ意味がない。」
「交渉は相手の利害に沿った提案をして行う。その為には聞く。話が通じない相手は、人ではない。猿だ。」
「自分が生きてきた中で得た経験や成功は盗まれない。盗まれないものは武器になる。」
思い返せば嬉しかったこともそうではなかったことも、経験として今後生きていく上で武器になるのなら、より多くの経験をしたいと思った。そして上手くいかなかったことも無駄ではないと思いたいし、そう思える人生を歩んでいきたい。
Bon voyage!!
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筆者が、繰り返し述べている、『自分で考え、自分で決めること』の重要性は、40代の私にも深く響いた。娘にも、自らの思考をより深め、行動するための武器を手に入れるために、学ぶことの重要性を伝えたい。人生100年時代において、色々な年代においても、考え続けて行動し、より良い人生を模索し続けることは大切だと思う。Bon voyage!
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うちの若い奴らに読ませようと購入。なかなか辛辣で面白かった。結局動かないとダメって事ですね。40代の俺には中々手厳しい意見も書いてあったけれど。そしてタイトルの約束は叶わないまま終わるのだけれど、やっぱ死んでしまったらおしまいだよな。さてと。
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『2020年6月30日にまたここで会おう』
瀧本哲史さん
1.講義 いつ、どこ?
2012年6月30日、瀧本さんが東大講堂で講義を行いました。高校から社会人まで約300人。
テーマは、人間になろう!
2.瀧本さんの人間になろう!とは?
『自ら考えて、課題を見つけて、解決して、そして発信して影響の輪を広げる人間になろうよ!』
ということ。
【自燈明】自ら明かりを照らせ。
3.メッセージの背景
日本の仕組みは、国政府主導です。
欧米のように民間シンクタンクが政策に影響を及ぼすことができれば、それは未来へと繋がるからと考えていらっしゃいます。
そのための教養を身につけよう!他の見方、考え方に触れようと教えてくれます。
4.40代半ばの僕への意味とは?
不惑を過ぎた私は、著書のとおり「今できていることを周りや次の代に繋いでいくこと。」と理解しました。
また、仏教の言葉でいう一遇、出来る範囲をただ為すことを改めて認識しました。
瀧本さんが当時行った授業は、出版という媒体によって影響が広がり、一歩を踏み出す人への光となっているのでは?と考えています。
瀧本さん、改めてありがとうございました。
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大切な原理原則について歴史や過去の例を用いながら解説してくれている。講義・質疑応答の内容がそのまま収録されており、笑いの要素も入っているため文章からライブ感が伝わってきて読みやすい。あと、著者はゴリゴリの理性派な印象が一見強いが、実は情の要素もあるタイプの方であるという点も伝わってきて、よりメッセージが響いてくる。
【特に響いた箇所】
・人生は3勝97敗でいい。挑戦の分母を増やそう
・ショボいところから始める→クリントン・オバマの事例
・盗めないものは、その人の人生そのもの。やるべき理由が差別化につながる
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□マイノリティにも勇気を与える本
47歳で亡くなった京大准教授で投資家で教育者という肩書の瀧本哲史氏が、2012年6月30日に東大で講義した内容を収録したものです。学生とのやり取りも収録されているので、さながら講義を受けているようなライブ感があります。
これからの日本に必要なことをメッセージ性の高い言葉で語りかけてくれます。
親切なのは、章ごとにまとめを設けてくれてあり、読んだ内容を整理できます。
勇気づけられるのは、決して次世代を担える若者だけではないと思います。自分のことを優秀と思えなかったり、リーダーシップが苦手と思っているよう人達でも…
「自分の中に気持ちや衝動があるのなら、人知れず努力することが大事だ」これは直接この本には書いてありませんが、読後、私の中にこの言葉が思い浮かび背中を押してもらったような気持ちになりました。
最後、以下の言葉で締めくられます。
2020年6月30日 再集結せよ
できないけれど、この講義を受けた同志として同じ場所に集まりたいと思いました。
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何度でもいつでも読み返したい言葉。
もう新しい言葉を聞けないのが残念だ。
瀧本さんの意思を継ぐ人が1人でも増えるように、この本がたくさんの人に読まれると嬉しい。
もちろん自分も頑張る。
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世の中夢も希望もない話ばかり。みんなが求めている。未来を変えてくれる誰かを。
でも、どうして自分がヒーローになろうとは思わないのか?批判されるのが怖いから?
それは自信がないからだと思う。誰が変えてくれる、ではない。自分が考え決定し、行動して変えるのだ。そのためには知識を得て、経験し、自分を自分で信じてやる事が必要。そして、自分の考えを的確に伝える事ができるスキルも必要。
この本は、他の人の意見を聞いて考えたつもりになっている自分に檄を飛ばしてくれる。
分かりやすさは簡単で、覚えやすい。しかし絶対的な正しい答えは存在しない。だから教養を深めて新しい視点を手に入れる。
交渉は相手の利害、ニーズを考える。上の立場の人間と渡り合うには、交渉する。
非合理的な人間、感情的な人間もいる。相手のタイプを見極めて、戦略を立てる。
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ひとりで社会をどーんと良くしてくれるリーダーを求めるカリスマモデルより、
武器を持ったたくさんの小さなリーダーが頑張る方が社会が変わる可能性は高いのではないか、っていうところにグッときた。
きょう改めて、「どこか絶対的に正しい答えがあるんじゃないか、と考えること自体やめること。」を決意
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若い人はこういう本を読むべきなんだ。
瀧本さん、意識したことなかったけど、「ミライの授業」の人だったか。
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実際の講義内容を本にしたものなので、講義を聞く感覚であっさり読めました。
瀧本さんの「戦略がすべて」を読んだことがあったので、内容に物足りなさは感じました。
ただ、若者がこれから生きていく上で大事にしてほしいと瀧本さんが思われていたことが簡潔にまとめられているので、瀧本さんの書籍を読んだことない方には触りとして読んでみるのもいいのではないかと思いました。