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上巻のあと少し読むまでに間があきましたが読み始めるとそうそう、こんな感じと、菊池家問題が蘇りました。プライドの高い、家事能力無し、愛想も愛嬌もない妹が結婚だなんて、驚きの展開。妹の女心、さすが女性作家、よくわかってらっしゃる!長男忠紘の年上の愛妻幸子さんの菊池家一族の分析能力の素晴らしさ。そしてなんとも太っ腹な性格。この妻だからあっちにウロウロこっちにウロウロと頼りない忠紘がきちんとした家族を持つことができて幸せでいられるんだなぁーと。人が亡くなるといっとき、平穏になるのにさらなる火種が出てくるなんて人生って山あり谷ありだなぁーと。
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読了してもまだまだその後が気になる内容だった。幸子さんのキャラクターが迫力あって憎めない。お嫁さんはこのくらいの方がうまくいくのかもしれないと姑目線では思ってしまう。料理上手はやっぱり武器になるなぁ。
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マリコ先生にしては、珍しいドタバタ劇
新聞小説だからか、長編で、コメディ要素が強め
連載が1993から94年、時代を感じる場面も
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今度は妹の縁談。その縁談話が元で家族といざこざが起こってしまう。妹久美子は幸せになれるのだろうか。自分から、わざわざ火の中に飛び込んで行っているように思えるが。
まだまだ続いてほしい菊池家のお家騒動が読みたい。
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林真理子節全開のエンタメ小説。サクサク読める。
24歳の時、赴任先の博多で12歳年上の人妻・幸子と知り合い、駆け落ち結婚した菊池忠紘。
その時に菊池家で歓迎されなかった幸子。
それから約10年、祖父母の介護を幸子に引き受けてもらうことになった忠紘は、幸子と子ども二人を連れて実家に戻る。船橋の家は、すぐ戻るだろう、とそのままで。
ふたりが知らないだけで、菊池家の中では、思惑が渦巻いていた。
博多の女である幸子の明るさ、気の良さがこの話のまとめ役で、本当にいい奥さんとして書かれてある。
明るいだけでなく、台所周りはお任せ、というのも頼もしい。博多の大物建築家の愛人の子であった幸子は、料亭の娘として育った為、魚もさばける。その傍ら、ちゃちゃっとお菓子も焼く。
そして何より、忠紘を愛している。
楽しくラストまで読めて、いい本でした。
この本を知らなかったので、図書館で出会ってラッキーでした。
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林真理子さんの本は殆ど読んでるつもりでしたがこれは抜けてました。
2013年から14年の新聞小説なんですね。
20年前の著書とは思えない内容。介護と相続と嫁姑のお話。
ありがちな題材だけど 林真理子さんの文章はやっぱり面白い。
続編 読みたいです