投稿元:
レビューを見る
私自身が自分の親に差別や区別をされて
育ってきたので血の繋がりや家族の絆という言葉に
窮屈さを感じつつ、幼少の頃から嫌悪感しかありませんでした。
その結果、親とは自分の立場や外面の為に
子供を利用する人という思考に落ち着きました
友人などから聞く親子関係や兄弟関係が羨ましく
なぜ私は、、、と悲劇の主人公を背負ってしまうことも
1番近しいはずのにんげんが
1番鬱陶しいし、憎い
分かり合えるはずという
幻想に取り憑かれると
苦しみ続ける
そこからは遺伝子上の親子だけであり
それ以上こちらから求めなければいいんだと
思うと少しだけ気が楽になりました
前置きが長くなりましたが
ここにでてくる(家族)には
そういう期待があまりありません
ただ居たいから居る、必要な時に結束して
ダメなら離れる
他人(考え方が違う人)ということを尊重する
など簡単に見えて難しいことをやっています
(自分ができないことを人に要求しない)
そして他人の評価軸ではなく
自己の声に耳を傾けてるということ
日本におけるLGBTQやダイバーシティの話を聞くと
どうしても偽善感が拭えません
それは弱者の気持ちがわかってる強者の論理だからなんだと思います
こんなにわかってる俺を見てというアピールを
感じてしまうし、、、、
多様性が増えて欲しいのは
その分楽しいからしかないと思います
1つの家族というロールモデルにこだわってると
失敗やつまづいた時に方向転換が出来なくなって
沼にハマってしまうから(まさに今の日本の現状)
優しさの意味を履き違えないように
進んでいきたいと思います
投稿元:
レビューを見る
このような人たちがいても、否定することも肯定することもないが、通常より大変であり苦労はすると思う。親子ともに。
契約結婚、精子バンクで取り寄せたもので妊娠出産する、何度も別れたり再び一緒になったり。
すごいと思ったのはネットもない20年前に、今のシェアハウスみたいなものを作り、そこで理想郷を築いていたこと。
投稿元:
レビューを見る
いろんな愛のかたちがあって、
いろんな家族のかたちがあって、
それでいいんだと思った。
いろんなかたちを知れたことはすごくよかったし、
無知であることは時に誰かを傷つけると思った。
投稿元:
レビューを見る
愛や家族という壮大?なタイトルだが、最近の若者の青春インタビュー集といった内容だった。
夫婦別姓すらままならない「日本の常識」を信じているひとにとっては前衛的で刺激的であろうライフスタイルの人々が登場する。彼らはみなまだエネルギーに溢れた世代で、たとえインタビュー当時から変化を強いられてもまだ修正できる余裕があるようにみえる。
そんなエネルギッシュな青春録で励まされる部分も確かにあったのだが、彼らが年老いて気力や体力が萎えていったときにどうなっているのか、どんな人生を送っているのか、という点にこそ興味が湧く。
精子バンクでシングルマザーとなった女性、生活の心地よさからライフパートナーとして同棲しパートナーシップを結ぼうとするふたり、様々な男性たちとライフステージに応じて交際する女性…。みないまは若くて迷いながらも生きることへの前向きさがある。彼らが歳を重ね、何かを失ったり後悔したりするなかで至った考え方や生き方、30年後のその言葉をぜひ聞きたい。
登場人物たちは、世の中に苛立ちながら肩肘を張って生きているひとたちもいれば、生い立ちや現状をありのままに受け止めて前へ進むひとたちもいる。著者の視点はどちらかというと前者のようにみえた。優等生でポリコレなリベラルが書いた真面目さが少し気恥ずかしかった。phaさんの本から入った読書だったせいか、彼のようにもっとリラックスして等身大で生きれたら少しは楽になるんじゃないかなと、老婆心が動いた。