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薬剤師、毒島花織の名推理シリーズ2作目。
病気や薬についての不思議や、疑問、質問を、語り部である素人のホテルマン水島が問いかけると、薬剤師毒島が、鋭い洞察力で的確すぎる解説と大胆な行動が物語をまわしている。
毒島の勤務する調剤薬局と、水島の職場のホテル、それぞれの同僚達が、レギュラー登場人物として徐々に増えてきてシリーズに厚みが付き始めた。
あとは二人のヤキモキした関係がマンネリがしないようになってほしいなあ。
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シリーズ2作目。
さらっと読めて面白いです。
毒島さんがどんどん行動派になってきてる?
恋愛は一向に進みませんが…。
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薬剤師・毒島花織が様々な薬に絡む事件を解き明かすシリーズ第二作。
認知症の薬が度々紛失する家、筋肉を鍛えている男性の手の震えというシリーズらしい事件が主人公でホテルマンの水尾爽太の周囲で続く。これ幸いと意中の毒島にまたまた相談を持ち掛ける爽太だが、何故か毒島は及び腰。なんとか毒島との距離を詰めたい爽太だが、毒島は薬の知識を説明する難しさを感じていたようで…。
今回も薬についての興味深い内容がいくつもあった。
前作でも強調されていたが、薬は正しく使ってこそ正しく効くもの。よく市販薬の説明書に『用法・用量を守って』とあるが、正にそういうことだろう。
本来の目的ではないことに使うのはよくないのに、いまやネットでその手の情報が手に入りやすい時代、追い詰められた者がその誘惑に乗るのも分からなくはない。しかし医師までがその手の処方を外国でもやっているという理由で安易に出すのは驚く。
前作にもあったが、薬剤師の仕事の大変さがよく分かる。そもそも処方箋に診断名がないために薬剤師の方々の苦労や仕事が増えるのだが、それを個人情報として伏せるならもっと医師と薬剤師との連携が出来るようにすれば良いのにと思う。
薬剤師は日々増える薬の知識を身に付けるのも大変だが、患者に説明したり医師に疑義照会をしたりというコミュニケーション能力や説明能力も高くないといけない大変な仕事だと思った。
またこのシリーズは主人公の爽太がホテルマンなので困ったホテル客も出てくる。今回は無銭飲食ならぬ無銭宿泊。こういう厄介な客もいるのかと思うと、接客業の大変さを感じる。
また最終話の毒を以て毒を制す話も興味深い。
先輩の馬場が糖尿病の危険性を知りながら飲み歩く気持ちは分からなくはないが、やはりきちんと病院に行って欲しい。行くみたいだが。
そして毒島は薬の効能を確認するために自らを実験台に服用することもあると言っていたが、爽太の目の前でやられるとハラハラする。表紙の毒島は隙のないクールビューティという感じだが、作中では酔いやすいようだし無鉄砲なところもあるし無邪気なところもある。
爽太と毒島の関係は相変わらずだが、もうこのままで良いじゃないかと思える。だが次は変化があるのだろうか。
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なかなか進展しない2人の関係性、よくわからない麻雀の話…飛ばし読みしてしまった。
面白いのだが、解決の仕方が強引でやや行き過ぎ感が否めない。命や健康について自分自身でもっと考えて欲しい、という想いが主人公の根底にあるはずなので自分自身を実験台にするのはいただけない。
続編を読むか悩ましい…
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薬剤師、仕事の鬼の毒島さんが薬の知識から事件を解決する短編。
こちらは2作目。毒島さん、毒島さんに憧れるホテルマンの爽太との間にも目立った進展もなく、
キャラクターの個性も今ひとつピンとこない。
3作目に期待。
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前作が面白くて知らぬ間に続刊が3冊も出ていたと知って慌てて購入したシリーズ2作目。
毒島さんがますます魅力を増していて素敵でした。
物語も楽しめますが薬の勉強にもなります。
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前作が面白かったので続き、と思ったんだけど、今回も面白くなかった訳ではないんだけど、なんだかどうも話があっちこっちいくという感じ。麻雀のシーンとか解説とかそこまで詳しく入れた意図はなんだったんだろうと思うようなシーンが時々あった気がする。
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薬剤師毒島さんシリーズ二弾。
認知症の患者さんに処方されている薬が無くなった。誰が何の為に?職場の後輩に相談されたホテルマン爽太は、薬剤師の毒島さんと共にその謎を解く。密かに毒島さんに惹かれている爽太とそんな事は全く気づいていない毒島さんとのコンビが様々な謎を解明する短編集。
薬や山芋について色々知る事が出来て面白い。目から鱗の話もあったりする。
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薬のことを話しだすと止まらない、仕事熱心で薬オタクな毒島花織(ぶすじま かおり)。
彼女に心を寄せるホテルマンの水尾爽太(みずお そうた)は、毒島さんと話がしたくて薬の事を調べたり質問したりするようになった。
しかし、爽太くん自身も薬に興味が湧いてきたように思える。
読み進むうちに、毒島さんに気に入られる為ではなくても、自分が薬を飲む時には大いに興味を持って薬剤師さんの話を聞かなくてはいけないということが分かってきた。
薬の名前はなかなか覚えられないが、「作動薬」と「拮抗薬」など今まで知らなかったことが分かって面白い。
第四話の「毒をもって毒を制す」は見事だった。
見事だったよ、爽太くん!
しかし、超ニブい二人はどこに行ってしまうのか(笑)
『第一話 知識と薬は使いよう』
爽太は、後輩の原木くるみから、祖母が飲んでいる薬の中から、認知症の薬が消えるという相談を受ける。
『第二話 薬は嘘をつかない』
久しぶりに会った学生時代の友人・平山慧(ひらやま けい)は、昔はポッチャリ系だったのにマッチョないい体になっていた。
『第三話 薬剤師は未病を治す』
是沢クリニックの告発の件で集まるようになった、爽太、先輩の馬場さん、どうめき薬局の、方波見涼子(かたばみ りょうこ)、刑部夢乃(おさかべ ゆめの)、毒島花織の5人は、なかなか良い関係である。
糖尿病の気があるのに再検査に行こうとしない馬場をなんとか病院に行かせようとするうち、爽太と花織は馬場と麻雀勝負をすることに!
『第四話 毒をもって毒を制す』
アルハラされているところを花織に助けられた影山青年が、爽太にミステリ勝負を挑む。
過去に実際にあった保険金殺人事件。
同席していなかった夫が、妻を毒殺できたのはなぜ?
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今回は毒島さんの薬に関する知識の使い方が中途半端で、前作よりは物足りない。
おまけになぜ麻雀を無理矢理使ったのか。緊迫感の無いシーンが続いたうえに半荘の結末もあまりに予想通り過ぎて残念だった。
一作目で期待し過ぎたのか、、、
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第2弾。
認知症の薬だけ紛失する家、筋トレをはじめた水尾の友人・・・。
今回も蘊蓄がいっぱいで楽しい。
薬は毒にも薬にもなる。分かってるつもりで分かってないのだなあ。自戒をこめて。
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薬剤師探偵、毒島花織さんの第二弾。
そんなにネタが続かないだろうと思っていたけれど、「薬」ってやっぱり身近なネタなんだと思う。
ダイエットや認知症、筋トレなどにからませてくるのはうまいと思った。
毒島さんと主人公・爽太との仲がどうなるかも注目。
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ホテルマンの爽太と薬剤師の毒島さんシリーズ第2弾。
より薬剤関連トークに切れが出ている。そして、より長文であるのだが、嫌みに感じられないほど薬剤ネタを面白く拝読。
そして気になるふたりは、なんというか、シリーズを見越してなのか、どんどんこじらせていく気が。読了後に薬剤ネタを誰かに話したくなる1冊である。
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薬剤師毒島第二作。認知症の薬がなくなる、筋肉ムキムキだが手が震えてる、健康診断の結果を無視するなどの謎を解く連作短編集。
相変わらず面白かった。ホテルマン水尾と毒島の進まない恋も薬蘊蓄もすごく良かった。
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今回も水尾君と毒島さんが活躍ですね。
麻雀の話やフグ毒、トリカブト毒の話など盛り沢山でした。
水尾君と毒島さんの恋の行方が気になりますが。
なかなか進まないですね。