紙の本
やはり胸を擽られるイイ感じ。
2020/06/27 21:02
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投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後はやはりイイ感じでした。こういうお互い不器用というか、鈍感な様子は見ていて(いえ、読んでいて、が正しいですね)微笑ましいです。私自身中学1年と2年の時に付き合ったクラスメートの女の子との発端に於いての鈍感ぶり(1年の時は、その女の子の女友達から、2年の時は付き合った当人の女の子から鈍感ぶりを指摘された)に類する感じを思い出しました。
ところでトリカブトの打ち消し効果は興味深かったです。あと麻雀シーンは良かったです。麻雀は大学生の時に毎日やっていたので、『テクニック』の箇所は面白く読めました。
前作もそうでしたが、本書も薬をテーマにミステリ要素を誂えた内容として読める点でお薦めです。
電子書籍
恋の行方は前途多難
2022/09/16 07:35
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投稿者:藍花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
水尾爽太は毒島花織に思いを寄せるが、関係は進展していない。
勤務するホテルで宿泊料金を踏み倒した客は大量の睡眠薬を処方されていた。
認知症の薬がなくなる同僚の家、筋トレに励む同級生、病院で再検査を受けない先輩。
薬剤師としてのあり方に悩む花織に爽太は?
薬剤師・毒島花織の名推理の第二弾。
一般の人はなかなか薬に関心を持ってくれないのに、爽太は毒島さんが目当てとはいえ、薬に関心を持っています。そういうギャップに毒島さんは悩み抱えます。
それだけ爽太は毒島さんに影響を与えているのに、お互いに鈍いから相変わらず気づかないというお話です。
紙の本
改めて薬の重要性と危険性を知る
2022/03/08 10:19
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホテルマンの水尾に後輩のくるみが相談を持ち掛ける。認知症の祖母は薬を服用しなければならないのだが、何故か薬が一種類だけなくなっているという内容であった。水尾はスーパー薬剤師の毒島に相談する。毒島は話を聞き直ぐに水尾に指示を出す。その指示とは、また毒島の推理とは・・・・・。
薬の効能とかは覚えきれないのが、ちょっと残念ですが、薬の危険性については勉強させられる。薬の飲み合わせや一回の服用量、そして服用する間隔など。これからは市販薬でも注意しながら服用したいと思います。しかし毒島さんのような薬剤師に出会ったことないですが。
電子書籍
医薬分業
2023/07/06 11:40
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
病気は医者、薬は薬剤師ってことね。
脂がドバッと出るサプリ?って本当なんだね。
居酒屋で素人が、アルコール分解に関する難しい言葉を、
一度聞いただけで復唱できるっていうのは無理。
電子書籍
毒島さん推理ますます!
2023/01/17 04:28
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬学の知識から、見事な推理の毒島さんですが、恋愛は、不器用でカワイイです。今回は、そのお相手水尾に後輩のくるみが相談を持ち掛けるところから。認知症の祖母の薬が一種類だけなくなっているという……。
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前半は薬についても分かりやすくキャッチーでよかったが、後半は麻雀に詳しくないと読み進めるのが辛い。かつ、麻雀対戦以降は薬の話も小難しすぎてついていくのが少し大変。前半が分かりやすいだけに個人的にはもう一歩かな。
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面白さが加速。前作を読み始めた時はここまで面白くなるとは。登場人物のキャラが明確なってきたのが大きな要因かな。当然周りがはっきりしてくると、主人公は更に際立つしかないわけで。サラッと読ませない難しさも割と心地いい^_^
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「薬剤師・毒島花織の名推理」第二弾
私も薬剤師の端くれなので、薬品名が出ると、なんとなく展開は読めてしまうけど。
そうじゃない人は「ヘー」って感じだろうけど、物語を通じて「薬を舐めてはいけない」って感じて貰えるといいかな。
ここからちょっとネタバレ
毒島さんが睡眠薬入りのカクテルを飲み干すシーンは薬剤師としてはちょっといただけない。ま、小説だから許容範囲かな?
あとその前の麻雀のシーンは麻雀詳しくない人だと辛いかも、物語の最後で回収されるんだけどちょっとまどろっこしいかな。
ドラマ化希望。
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薬にまつわる謎を解いていくシリーズ2作目。
前作で違法な診療を続けるクリニックを追い込んだ颯太と毒島さんだったが、その後は全く進展がなく、逆に毒島さんの態度が少し硬くなってしまっていた。
今回も認知症の薬が1種類だけ少なくなってしまう謎や、颯太の友人の手が震える謎などに迫っていく。
今作では本編ではないものの、糖尿病の疑いがあるのに、病院に行かない颯太の同僚・馬場さんを説得するシーンや、行きつけの居酒屋でたまたまアルハラに遭遇し、仲介に入る毒島さんの男らしさにあっぱれ。
アルコールに強い、弱いは遺伝子が関係するなんて、考えたこともなかったし、相変わらず、普段意識しないことをライトな感覚で学べる一冊。
今のところ、3作目は出ていないようだが、ぜひ、また次の作品も読みたい。
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ベースはラブコメなんだけど、所々薬の知識を入れ込んでくるので面白く読める。平成初期におきたトリカブト殺人事件についても言及していて、なるほど!あの時犯人はそうやってアリバイを作ったのか…と妙に感心してしまった。
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薬剤師の毒島さんはその知識を活かし、これまで数々の薬にまつわる不思議な出来事を解決してきた。きちんと管理しているはずの認知症の薬が一種類だけ消えるのはなぜ?筋トレに目覚めた青年が抱える悩みとは?ホテルマンの爽太はいつものように毒島さんに相談をするが、ある日から彼女は「今までは言わなくていいことを言い過ぎていた」と言って推理を教えてくれなくなり…。ウイルスと薬の関係や糖尿病対策など、生活に役立つ知識も満載の薬剤師ミステリー!
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薬剤師の毒島花織が主人公のシリーズである。毒島さんに思いを寄せるホテルマン・水尾爽太の目線で語られる、いわゆる日常の謎ミステリなので、派手な事件が起こるわけではないが、薬がらみなだけに、ときには命にかかわることもある。爽太の周りで起きた出来事の話を聞いて、毒島さんが薬剤師としての知識を総動員して謎を解き明かすのだが、薬剤オタクっぽくもある毒島さん、結構過激な行動に出たりもして、目が離せないところもあって、ハラハラさせられる。文系頭でも、興味深く楽しく読める一冊である。
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図書館で借りた本。
短編集。ホテルマンの主人公が、その憧れの女性で薬剤師からアドバイスをもらいながら、謎解きをする。
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理解が難しい部分もありましたが、ストーリーは前作に引き続き面白かったです。続編は出るのかな?2人の関係が気になります。
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薬剤師がその知識を生かしてさまざまな謎を解決する連作ミステリ第二弾。面白くってためになる作品です。そして水尾と毒島さんの関係の進展も気になるところ……?
あの薬にあんな作用があるんだ! ってのは新たな発見です。それを「使えそう!」と思ってしまいそうになるのは一見怖いかも。しかし正しい使い方でない場合のリスクもきちんと説かれていて、安易な使用は本当に恐ろしいのだな、と理解できました。まさしく薬と毒は紙一重。
「毒をもって毒を制す」で出されたあの謎、最初はなかなか解けませんでした。が、薬の作用機序をしっかり理解したうえで考えると解けるようになっているのですね。なるほど、たしかに自力で解けると嬉しいかも(いろいろなヒントを出されたうえで解くことができました)。
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よく病院に行くのでわかるが、患者は自分の症状を的確に伝えることができない人が多い気がする。
(聞こえちゃうことがあるので)
それじゃ、医者も大変だなと思う。
私みたく、医学雑誌や薬本、病院HP、メディカルHPで
調べ、治療方法の進め方まで問答するのも嫌がらる気がするけど。薬も全て把握しているわけでないので私の専門外とかいわれたり、薬剤師にも色々聞くので、避けれれている気がする。
こんな毒島さんがいると助かる。