紙の本
知的な言葉の遊び
2020/07/11 20:17
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投稿者:mamo - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はイラストレータ、グラフィックデザイナーとして有名。
本の装丁も多数手掛けている。
映画監督としても多数作品を残しており、シネマ関係の著作も多々あるが、今回は「ことば」の遊びに関する講演録。
しりとりから韻の話まで。
カネも道具もいらない知的な遊びのヒント満載。
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子どもの頃は夜、布団の中で眠りに就くまで「ひとりしりとり」をしていた私だ。だからこの一冊は全部楽しい。講演の話口調そのままの穏やかな文章も良い。七五調は気持ち良い。確かに。ではなぜ気持ち良いのか。七五調のリズムがよく合う日本語の特徴ってなんなのか。とか、ずっと考えてられる。
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言葉の遊びの面白さに、只々読んでしまった。
作者和田誠氏の知識の豊富さ、御婆様からの教わった面白い言葉遊びも、何と、楽しい時間だったのだろうと。
今のように、情報があふれているわけでもなく、人から人への口からの伝承で、楽しさが、伝わる。つながる。。。
お正月の宝船の絵と「長き夜のとおのねぶりのみな目覚め波乗り舟の音のよきかな」が、回文であり、御婆様の「江戸しりとり」も、何と長いのに面白い。
「替え歌」で、昭和15年が、1940年で、日本紀元で、紀元2600年だと、、、。
社会風刺もそわわっていると、、、。
モールス信号の覚え方も、「い」が、イトウで、つつー。
「ろ」が、路上歩行で、「つつーつつー」。「は」が、ハーモニカで、「つーつつーつ」なんて、覚え方が、面白くなかなか上手い言葉に置き換えているのだと・・・
「マザーグース」「クマのプーさん」「ふしぎの国のアリス」の日本にない韻の含んだ言葉遊びも知って、余計に面白くなった。
昔は、何でも知ろうと思うと、図書館で、大きな辞書や事典を片手(?)に持ち何冊も読み漁らないといけなった。
今の時代情報が、すぐに検索できる。
歳を取ると、昔の事はよく覚えている事が多い。
若い人たちも、沢山、いろんな興味のある事を検索して知識を深めて欲しいと、思いながら、この言葉遊びの面白さを表した本を読み終えた。
楽しい本であった。
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多才な人はすごい!
和田誠さんのイラストは大好き
まあ「ことばあそび」と称して
言葉への憧憬の深さに驚かされる
そして
常に遊び心を持って
≪ タダ簡単 言葉遊びの おもしろさ ≫
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戦時中の替え歌、落語に訳詞。しりとり、回文、アナグラム。マザーグースにクマのプーさん。長年かけてコツコツ集めた、大人が楽しいことばの遊び。
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ご自身が行なった講演を基にしているので
話し言葉で書かれていて、楽しかった。
子供の頃からの「ことばあそび」の思い出。
イラストレーターとして関わった
広告やマザー・グースの本の話。
洋書のシャレを訳すむずかしさなど。
ヘンな替え歌…たしかに子供の頃は
そういうの作ったり、歌ったりしたなぁ。
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「読んだらきっと試したくなる、大人が楽しいことばの遊び
戦時中の替え歌、和歌や落語、推理小説に外国曲の歌詞。しりとり、アナグラム、回文、マザーグース、不思議の国のアリス、クマのプーさん。
驚くべき記憶力とユニークな感覚で和田誠さんがこつこつ集めた〈ことばのトリビア〉を紹介します。ほのぼのする挿絵入り」