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紙の本
和田誠さんはことばの感度が高かった
2020/07/01 16:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は珍しい、イラストレーターの和田誠さんの講演録である。
冒頭の「プロローグ」によれば、1994年の夏箱根で開催されたサマー・カレッジというセミナーでの講義録で、和田さんにとって講演は初体験であったらしい。
主催者の一人であったクレヨンハウスの落合恵子さんに誘われたという。
このセミナーの参加者は児童書に興味をもつ人や学校の先生など約600人。
さすがにこれだけの聴衆となれば、和田さんでなくとも緊張する。
講演時間は90分だが、和田はしっかりノートまで作って用意したそうだ。
おかげで、単に講演録ではない、ちゃんと一冊の本として読めるものができたことになる。
この講演のテーマは「ことば遊び」。
和田さんの子供の頃から触れてきた、さまざまなことばとのことが語られていく。
和田さんといえば、名著『お楽しみはこれからだ』シリーズがある。
あの本は映画の名セリフを和田さんのイラストとともに紹介する映画エッセイだが、その当時はビデオやDVDなどはなく、ほとんど和田さんの記憶にたどって書かれたものだった。
和田さんは言葉に対する記憶力が数段にすぐれた人だったのだろう。
この講演でも子供時代に耳にしたり目にした「ことば」がたくさん出てくる。
きっと「ことば」に対する感度が高い子供だったにちがいない。
そして、回文や折句(歌の中に別のことばを折り込む)など、自身でも作って楽しんでいる。
和田誠さんは、そういうことを楽しめる大人であったのだと思う。
紙の本
イラストレーターで、エッセイストの和田誠氏による楽しい言葉遊びの本です!
2020/07/17 10:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『本漫画』 、『ぼくのしょうらいのゆめ』、『四人四色 : イラストレーター4人への30の質問』、『東京見物』などの興味深い話題作を次々に発表しておられるイラストレーターであり、グラフィックデザイナーでもあり、またエッセイスト、映画監督としても活躍されている和田誠氏の作品です。同書は、読んだらすぐに試したくなる、大人が楽しいことばの遊びが満載された一冊です。戦時中の替え歌から、落語、和歌、歌詞や訳詞などなど、しりとり、回文、アナグラムをはじめ、七五調や韻の妙、マザーグース、クマのプーさんといった誰もが知っているものをテーマに、和田誠氏が長年にわたってこつこつ集めた「ことばのトリビア」を紹介した内容となっています。同書では、「ことばのこばこ」、「しりとり歌」、「替え歌」、「記憶法」、「いろはと五十音」、「マザー・グース」、「クマのプーさん」、「折句」、「アナグラム」、「回文」、「七五調」、「韻」、「押韻の実習」となっており、面白い話が進んでいきます。
紙の本
知的な言葉の遊び
2020/07/11 20:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mamo - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はイラストレータ、グラフィックデザイナーとして有名。
本の装丁も多数手掛けている。
映画監督としても多数作品を残しており、シネマ関係の著作も多々あるが、今回は「ことば」の遊びに関する講演録。
しりとりから韻の話まで。
カネも道具もいらない知的な遊びのヒント満載。
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