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とある有名パティスリーのオーナーさんとのやりとりです。
亜美:そういえば、昨日、百合ちゃん(小池百合子)の本、やっと読み終わりました!
ストーリー上げてた、Sさんに触発されましたよ^^
Sさん:そんなことあるんですか!?
僕まだ読めてなくて
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なぜこの人は同性に対してこうも冷たくなれるのだろうと考えた。
この人は、父親に対してとはまた違う次元で、母親に対しても大きなわだかまりを抱え続けているのかもしれないと思った。
どう考えても 困ったちゃん レベルでは済まない強烈な父。彼に幼い頃から翻弄され続ける生活の中、子供の立場なら、なぜ母は文句を言いながらも父の元を離れようとしないのかと考えたと思う。
無力な子供である自分の生活の安心安全は、父親の改心か母親の決断どちらかに委ねられる。父親の改心が実現する可能性が低い場合、母親の決断への望みにかかる期待が必然的に大きくなる。
膨らんだ期待がいつまでも叶えられない場合どうなるか。失望感だけが、深く、深く胸をえぐったことだろう。そして深くなった失望感は、そのまま、決断をしない母に向かったのではないだろうか。
彼女が他者に対して徹底的に冷たいのは、満たされなかった幼い自分が今も心の真ん中に座り続けているからなのかなと思った。
石綿被害で夫を失った女性も、彼女に取材する女性記者も、築地市場で働く女将さんも、この人にしてみれば「満たされている側の人間」にしか見えないのだろう。
すべてが「私基準」の人間が最高権力を握ったらどうなるか。
恐ろしくて具合が悪くなる。
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彼女が首相になりたいのだろうという事は、今までの彼女の身の施し方を見ていればよくわかる。しかし、なぜ、権力を得たいのか?という動機は、この本を読んでもわからない。
嘘に嘘を重ねた人生であるにしても、根底にあるひととしての在り方が善人なのか悪人なのかすらも良くわからない。「女帝」というより化け物だ。
登場するエピソードがどれも恐ろしい。このような人間には決して関わりたくないと心底感じた本。
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恐ろしい本である。
何かをしたいではなく、何かになりたい、だけの人。自分にしか興味がない人。それだけ。他人への共感がなく、自分のためには全ての人が踏み台になってしまう。
自分の過去を書き換えて、素晴らしい物語にしていくのは、権力を持ったものの常なんだろうけど、それにしても尋常では無い。というのが、この本から得られる感想。
まるで怪談。背筋かゾクゾクする。
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普通に読み物としても面白かった。
しかもこれがノンフィクションだというのがすごい
もちろん著者の会った人、聞いた事、見た物、参考にした資料を使って全く別の物語にする事もできるが完成した本がこういう内容である、という事に感銘を受けた。早川さん(仮名)が異国の地に住みこれだけ時間が経ってもある種の恐怖を感じているのに著者は日本に住み実名で東京都知事である小池百合子さんにとって決して手放しで喜ぶわけではない本を出版した。
そしてこういう内容の本を出版できる日本にはまだ希望が残っているのだからこそ、この自由がある事の大切さを大事にしようと思う
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パンドラの箱が開いた。
東京都知事、小池百合子の過去を生い立ちから丹念に取材を重ね、彼女が「紡ぎ続ける過去」と「実際の過去」を検証した労作。
破天荒な父親、生まれながらにハンディを持った容姿、絶えずさらされる周囲との軋轢、そういった複雑な家庭環境に育った原体験が、果てしない権力欲、秘密主義、孤独な彼女を作り上げたのだろう。
この書籍を見る限り彼女は、 嘘に嘘を塗り重ね本物にしていく、類まれな性質を持っているらしい。そして権力をかぎ分け、すり寄り、添い寝する。
国政政党を渡り歩く行動と、権力を持つ人におもねる行動はなんとなく知っていた。しかし、内情がここまで露骨とは。
必死に権力を追い求め、利用できる人は全て踏みつけ、東京都知事まで登りつめた小池百合子。
頂点まで上り詰めたら、落ちるだけ。
今は最高権力者だから誰も何も言わないし、本人も気にもとめないだろう。しかし嘘をつかれ、騙され、足蹴にされた人はいつまでも恨みを忘れない。逆風が吹いた時に、彼女の味方はいるのだろうか?
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ノンフィクション系の本、ましてや政治家のこれまでの軌跡的な本は、ほぼ読んだことなくて、最後まで読み切れないだろうと思っていたが、意外にもするするっと読んでしまった。
著者の想像も一部入っているから、この本の内容をどこまで信じるかは別途考えないといけないとして、マスコミで報道されている小池百合子の姿と違いすぎて、驚いた。
ここ数十年の政治の裏話というか、何が起こっていたのか、というところも知ることができ、興味深かった。
歴史や過去というのは、馬鹿な国民の前で、マスコミの力を使えば、無かったことに、あるいは変えられてしまう、というのが恐ろしかった。
選挙には行っているものの、あまり深く候補者たちのことを調べずに投票していたことを反省した。
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単発的に見せるメディアからの姿では分からない小池百合子氏の生き様が分かる一冊だった。
リーダーには「はったり」は必要だけど、そればかりで過去と辻褄を合わさずに生きていくと、怖い人間を創り出してしまうと思った。
部長や社長が話す言葉も信じられないのに、政治家の皆さんが話す言葉を信じるには、私にとって遠い存在すぎる、と感じた。
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なんだろ、「かわいそう」というか、「さみしい」というか、生まれ持った、または環境によって得たせっかくの能力が無になってしまってることに気づかない、それは「かなしい」なのか。いやこれはかなりたぶん読んだ人が感じたことに比べたら、私は甘いかもしれないんだけれども。
とちゅう中だるみしちゃったけど、今日読み切ってよかった。
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小池百合子に一つ聞いてみたいとしたら、これが望んだ生き方だったのか、ということ。環境や生まれた家庭、容姿、それが生き方に与える影響は大きいと思う一方で、小池百合子自身で選択してきた人生であることに他ならない。そのことを彼女自身がどう考えているのか、やはりそこが一番気になる。
メディアの功罪は大きい。
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よくここまで調査し、そして公表してくれたと思う。3年にわたる調査結果がすごい。
小池さんは、すごく有能な方だと思っていた。ワールドビジネスサテライトの初代キャスターを務め、大臣も就任したことがある。優雅で、話すこともしっかりしていると。
しかし、実は中身がないという。カイロ大卒業も、ねつ造。早川さん仮名という、小池さんと同居していた方の告発からわかった。中高年男性政治家にうまく取り入り、自分にとって役立つと思う人に寄り付き、役に立たないと思えば、あっさり切り捨てる。
こんな性格になったのも、小池さん自身が原因ではない。父の破産、政治家にとりいる性格。家庭環境がすごく影響していると感じた。
マスコミにも問題がある。世間が面白がるだろうと、表面的なところをピックアップして報道していた。
これだけのことが公表されても、小池さんは動じないのだろう。サイコパスに該当するのだと思う。
今後、小池さんがどのような行動をしていくのか。この本を読んだ上で、その行動が適切かどうか判断しなければならないと思う。
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この上昇志向は育った環境のせいなのか。
恐ろしくて友人にはなりたくない、関わりたくないタイプ。
恨まれたら最期、恐ろしい。
それにしても、おじ様達ってどうしてコロッと騙されるのでしょう。
マスコミも学歴詐称を詰めきらないとは情けない。
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「政界の渡り鳥」
「権力と寝る女」
これまで時の権力者に擦り寄っては捨て、擦り寄っては捨てを繰り返してきた小池百合子。
この人どこか胡散臭いなー、信用できないなー、なんて思っていた人にはドンズバ。
その人間性を紐解き、世に放つ一冊だ。
特筆すべきは、カイロ留学中に同居していたという女性の証言。
小池百合子は、4人に1人は留年するという難関カイロ大学に在籍しながら(しかも不可解な編入学)、アラビア語は拙いまま勉強もせず、駐在員らとパーティーや夜遊びに明け暮れていたという。
すでにこの頃には、嘘で塗り固められた「ストーリー」を作り、自分はその「ヒロイン」であるかのように振る舞う女の姿があったようだ。
女性の証言を聞くと、学歴詐称疑惑は限りなく黒に近いのだろう。
ある意味、小池百合子の行動原理は一貫しているように思う。
軸となる政策や思想はない。いかに煌びやかな自分を演出し、次なるステージへと進むにはどうすれば良いか、ということしか念頭にない。
ときに「敵」を作り出して攻撃し、人々を煽り焚きつける。その怒りのパワーを自分の支持へと繋げ、相対的に自分の器を実際よりも大きく広く見せようとする。そのためには権力や地位、一般市民をも利用してきたのだ。
最近で言えば、敵はまさに「新型コロナウイルス」であり「安倍政権」だ。
当初、頭の中には東京オリンピック開催しかなかったとされるが、延期が決まると意気揚々とメディアの前に姿を現し、フリップを使って横文字のスローガンを次々と打ち出し始める。共にコロナを打倒しよう!と。
さらに、対応が後手後手に回る政府を痛烈に批判することで、都民のために国家権力にも怯まない“立派なリーダー”像を作り上げることに成功。
ご存じの通り、先の都知事選で圧勝した。
今後の都政で懸念されることは、都知事の職務に利用価値がないと判断されれば、なにかと理由をつけて任期の途中であっさり投げ出してしまうのではないかということだろう。
テレビ東京の選挙特番で、池上氏が例の如く、再選直後の小池知事に厳しい質問を投げ掛けていた。
池上氏
「4年の任期を全うするつもりはあるのか?」
小池知事
「今日改めて選んでいただいたばかり。しっかり仕事を重ねていきたい」
池上氏
「約束するか?」
小池知事
「健康を守っていきたい」
明言を避けた形になったのだ。
国政に新たな風が吹き始めたとき、あるいは風を巻き起こせると判断したとき、「機を見るに敏」という最大の特徴を生かして都民を置き去りにする…
とならないことを祈る。
「女性初の総理大臣」という肩書を彼女はまだ諦めていないはずだから。
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内容はまあ皆さんが書かれている通りで、へーっという感じですが、トータルでどうもピンとこないのは、同じ著者の「原節子の真実」本を読んだ時と同じ。この著者とは私の相性が悪いのだと思いました。
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成り上がり物語として面白かった。
事実をベースに感情を掻き立てられる文章だったので、眠くならずに読むことができる。
身近にこんな人がいたら嫌だなとは思う。