投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
何か辛い事があっても、食べることや食べ物がその人の支えとなることもある。そんな6話。
お腹が満たされれば気力も湧いてくるよね。
お返しにシュークリームタワーを作るね、という1話が印象的。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
○ひと匙のはばたき
自分のことを自分で決めるっていうのは当たり前のようで難しいこと。一歩踏み出した清水さんはとてもかっこよかった。
○かなしい食べもの
切なさと温かさを感じる物語。
ふたりの未来が、どうか穏やかでやさしくありますように。
○ミックスミックスピザ
家族の形はそれぞれで、理想どおりには決してならない。だけど、根底にある大切にしたいものが変わらなければ、きっと大丈夫なのかな。
○ポタージュスープの海を越えて
母が作る料理は大好きだけど、母が好きな料理を知らないことを気づかされた。帰ったら聞いてみよう。たくさん。
○シュークリームタワーで待ち合わせ
家族に対する考えは人それぞれで正解はない。
食は立派な生きる理由。
○大きな鍋の歌
こみ上げてくるものがあった。
人はひとりひとり違う、それぞれが特別で、ただそれに気がつくことがわたしにもできるのかな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
少し重めな内容ではあるけど、どれも後味の良い作品達でした。生きている中で、いつかは分からないけれど必ずなにかにぶつかる事があって、そういう時に手を差し伸べてくれる誰かの存在がどんなに心強いか。友達でも子供でも。すぐに変われないけど、その変化の入り口に立てた人達がとても眩しかったです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
彩瀬まる読了4作目 なかなかこの作者の描く世界は独特で、どぎまぎと戸惑うことが多いのだが…今回はけっこう 良かった。
・引きこもりだった主人公が手伝うダイニングバー そこに週1で通う美人なお客
決まって煮込みを1品とワイン ただその彼女には不思議な力があって・・・
・とてもやさしく気遣ってくれる彼女から たった一つお願いされたのが「枝豆チーズパンを作って欲しい」そのパンは彼女にとっての 心の支えだった。
食べ物にまつわるエピソードが6編。どれも ちょっと独特なシチュエーションではあるが、登場人物や会話が自然で 読み手は話の中に自然に引き込まれる。
ママ友と日帰り温泉に行く「ポタージュスープの海を越えて」は
豪華な食事を前に 毎日家族の料理を作っている母として「自分が好きな物ってなんだっけ」そして 亡くなった母の好きなものは・・・。
秋の夜長に 美味しそうな食べ物の小説もいいですよ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
初読み作家さん
短編集
不思議な雰囲気の物語が6篇
食べ物って大事
記憶の片隅には食べ物がある
丁寧に作ったものをゆっくり食べたいと
そんな思いで読みすすめました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
食べることは生きること。食べる、物語の短編集。そして、家族との関係は、一緒に何を食べるかでも変わっていく。自分ってどんな人なのか、相手にどう接するのが正解か。そんなことも、いろいろ考えさせられました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
食べ物を題材に書かれた6つの短編集。
読み終わり、うーん?と言うものも正直なところあったが、最後の「大きな鍋の歌」は私にとって一番印象強く、食が食べる人に与えるものについて、考えさせられた作品。
生きるために食べる。
明日を生きてもらうために、おいしいものを作る。
お祝いするためのお料理
苦しんでいる人のためを少しでも励ますお料理
私たちは食べて、そして生きていく。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
食べ物にまつわるお話が大好きで、雑誌にオススメ本として掲載されてたので買ってみました。
うーん、、恋愛絡みのお話の書き方が苦手で、あんまりすきじゃないかも…ほんわかするお話を期待してたので、生々しすぎる描写が受け入れにくかった。
友情や家族愛のお話はおすすめできます。最後のお話はすき!
短編集で、他の話とリンクしてたりはしません。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
久しぶりに普通の感覚を、じんわり温めてくれる短編。秋の気配漂うこの季節にちょうど良いかも。
2020/9/16読了
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
あまり好みではなかった。主人公が好きになれないからかもしれない。
「シュークリームタワーで待ち合わせ」の主人公の夜子は力強くて好感が持てた。食べる事は生きる事というが、まさにその通りで夜子は食を通じて、友人である幸を立ち直らせる。少し強引だったけど、そういう事が出来る人って素敵だと思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一番最後の「大きな鍋の歌」を読み終えた時、この本のタイトルがぐっと胸に迫ってくる。
人は生きるために食べ、食べられなくなったら命が終わる。死ぬまでにどれだけの食事を摂るのかわからないけれど、その一回一回にドラマが潜んでいるのかもしれない。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
1話1話、悩みを抱えていたり、上手くいっていない人が主人公の話。
完璧な人はいないから、何かに欠けていたり、人には言えない悩みや思いを必ず持っていて、それを自分で上手く埋めて、取り繕って社会では生きて行かなければいけない。
悩んだり、立ち止まっても思い出の料理で自分を癒してあげられる。そうすることで、また前に進めるなと最後には思えて、背中をそっと押してもらえた気がした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
【読んだ目的・理由】おいしいご飯の描写が読みたくて
【入手経路】買った
【詳細評価】☆3.8
【一番好きな表現】こういうことがあるんだなあ、と思う。ゆっくりと歩いてきた道のかたわらに、「ああ俺のためのものだ。俺を待っていてくれたんだ」というものが立っている。それは本かもしれないし音楽かもしれない。技術かもしれない。学問かもしれない。メリーゴーランドかもしれない。俺にとっては、人の形をしていた。(本文から引用)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
何か人間として欠けていたり、人と違った考え方を持っていたりする主人公が初めてだったから新鮮だった。初めて綾瀬さんの作品を読んだが、マイノリティーな人たちの立場に立って、細かく心情描写できる凄い人だと思った。
「ひと匙のはばたき」
周りに馴染めない女の子が、自分の中に鳥を飼うことで周りの考えを理解できるようになる。"この人から鳥を感じる"というのが、実際に身体の中に鳥を飼っているという切り口がファンタジックで予想外だった。
「かなしい食べ物」
彼女が枝豆パンを作って欲しい理由。居心地が悪い彼女の実家。それらを知った彼は別れるんじゃないかなと思ってしまった。自分を受け入れ、同じ速度で歩いてくれた人だから自分も同じようにしてあげたい。そんな風に思える心を単純に凄いと思った。
「ポタージュの海を越えて」
母親は自分の好物をわかってくれているが、自分は母親の好物は知らない。母親の見方を考えたことがなかった。家族のことを想い、今日もご飯を作る母。もっと母親の好きな「食」を知って食べさせてあげたいと思った。
「ミックスミックスピザ」
旦那も子供も好きだけど、ふと思い立って不倫をした女性。ノコノコついてきたのは何故か聞かれた際の「前食べたラブホのミックスピザが美味しかったから」という回答は、センスがあってある意味カッコいい。明暗どちらも含んでいるような終わり方が印象的だった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
前半3章は感情移入出来ず読み進みしにくかったけど、後半3章は子供が絡む話ともあってスイスイ読めた。
全体を通して身近な話ではなかったかなと。(そうであってほしくない話を含め)