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長州 おっと、近い。今日は3メートル以内に入ってくるなよ?
(p.88)
緊急事態宣言前日に多摩川にてソーシャルディスタンスを守りながら行われた長州力のインタビューが最高。
井上編集長とのやり取りは、コロナ禍のなか読んだ読み物のうちで一番多幸感に浸らせてくれた。
長州 山本、そこに咲いてる黄色い花、なんだか知ってる?
ーいや、わからないです。
長州 菜の花(にっこり)。
ーな、菜の花がどうかしましたか?
長州 どうもしないよ。きれいだなあと思ってさ。
(p.95-96)
長州 しかし、こうやって山本と多摩川で座って話してるとコロナがどうたらこうたらってまったく感じないもんな。
ーそうですね。いま一瞬忘れちゃってましたね。
長州 おおっ、山本!あれ見てみろ!
ーえっ、どこですか?
長州 犬が走ってるぞ!
ーあ、犬か。
(p.96)
長州 ・・・あっ、あれ、向こうから走ってきてるのは✕✕かな?
ーえっ? あー、✕✕さんですね!
長州 ホンマに✕✕?中西(学)じゃなくて?
ー✕✕さ~ん!
✕✕ (こちらに気づいて)あれ?
(p.96 本誌では伏せ字なし)
ーやっぱり✕✕さんはいつだってトレーニングしてるんだなあ。
長州 なあ。ああいう姿を見ると安心するよ。まあ、みんな練習やってるんだろうけど、✕✕とかやるヤツはとくにやってるよな。
ーやっぱりレスリング出身の人って常に身体を動かしてますよね。もう習性ですかね。
長州 だからスポーツをやらないでプロレスラーになったヤツとかって・・・まあこれはやめておこう。
(p.96)
長州のプロレス観を感じさせながらキラーな一面も隠せない。
スポーツをやらないでプロレスラーになったヤツ、のくだりでUWFの一部メンバーを真っ先に思ってしまったのは穿ち過ぎだろうか。