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読みやすくて、面白かった!
ただ、もう少し怖いかな〜と思ってた分、ちょっと残念…
他のシリーズに期待!
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本作は、小野不由美さんのゴーストハントシリーズの第1作である。オリジナルの講談社X文庫ティーンズハート版は絶版になっていたが、2010年から2011年にかけてリライト版が刊行された。本作はその文庫版である。
「旧校舎怪談」というサブタイトル通り、いかにもな舞台設定。取り壊そうとすると事故が発生し、半壊状態で残っているという。心霊現象の目撃談も多く伝わっている。困り果てた学園の校長は、SPRに調査を依頼したが…。
校長は同時に、破戒僧やら巫女やら霊能者やら色々な同業者(?)にも依頼したため、ホラーの割には何だか賑やか。成り行き上巻き込まれた高等部の生徒・麻衣も加えて、真相を巡り主導権争いをする面々。これはオリジナル版の乗りなのか。
キャラが立っているせいか、正直ホラーとして怖くはない。中でも、主役の渋谷一也、通称「ナル」は、愛想のない美少年で、おっさん読者には難易度が高い。しかし、キャラに馴染めないことを除くと、内容は大変に興味深い。
ナルのスタンスとして、頭ごなしに否定はしない。様々な機材を持ち込み、まずはデータを収集する。機材の描写には時代を感じるが、内容は令和の世であっても古びてはいない。本作がホラーよりはミステリーに軸足を置いているからだろう。
心霊現象と思われたものの正体が、実は…というネタなら、珍しくはない。そこにもう一ひねりを加えているのが、本作のうまさ。オリジナルがラノベだからといって、避けて通るのはもったいない。自分も文庫になるまで避けていたが。
なお、SPRとは、「Shibuya Psychic Research」の略である。何だか無理矢理にレギュラー陣に組み込まれた麻衣。全7作、最後まで付き合えるかどうか。
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ヒロインや出てくる人物達がコミカルなキャラが多くて、漫画にするには凄くいいだろうなというイメージ。
この一巻については、旧校舎の取り壊しを妨げる呪いや怪談の噂をもとにその真相を探っていくのだけれど、結末が科学的なような非科学的なようななんとも曖昧な印象だった。
シリーズものなので次巻も読んでみようと思う。
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色々どんでん返し?みたいなのがあり、一気に読んでしまいました。
ただ、幽霊は否定しつつ超能力は肯定するのどうなのか…。
後、登場人物の同じような掛け合いが沢山出てきたのはちょっと助長かなぁ。と思わなくもなかったです。
まだネットが無い時代の話なのだねぇ。
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ジュブナイル的な,どちらかというと少女漫画の匂いを漂わせる,初期の筆致だが,これが魔性の子の一種突き放した客観的な筆致につながるかと思うと,感慨も一入.
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遙か昔に読んだと思うけど、すっかり忘れていて新鮮な気持ちで読めた。
寧ろこんなテンション高い文章だったんだと驚いたくらい。
麻衣ちゃんの一人称で書かれているからか。
今後協力し合うメンバーがぎすぎすしているのも新鮮。
リンさんに至ってはほぼ出番がない……
最初はこんな感じだったのか。
オカルト現象に対して、ミステリのように理詰めで理屈で説明していくスタイルは面白い。
しかもオチは心霊的要素ではなく別分野だったのもびっくりした。
驚いてばかりだったが、一番驚いたのは、キャラたちの年齢。
ナルですら10代……そりゃ自分も年する筈だ。
懐かしさよりも驚きと新鮮さが勝ったので、今後も楽しく読み進められそう。
毎回驚愕しそう。
心を鍛えておかねば。
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小野不由美先生の作品では、十二国記シリーズしか読んだ事がありませんでした。書店で見かけ、十二国記を読んでなかったら手に取らなかったかもしれません(恐ろしい、笑)。ゴーストハント1は、読みやすく麻衣のキャラクターは、何処にでもいる女の子で描かれ世界観に入りやすかったです。内容自体は、シンプルで気楽に読める作品で面白かったです。早速、第二巻を読んでいきたいと思います!
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最後まで読んで思ったのは
何だよ!それ
せっかくこれだけのキャラが揃ったのに
それ?
たいした活躍もなく
ナルのウンチクはめんどくさい
だいたいおまえこそ学校はどうしたんだ?
と突っ込みたい
ゴーストハントというのだから
もっとすっごいのが居て
みんなボロボロになるまで闘って
最後にホロッとするような話を
期待していたわ
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小野さんは十二国記から入ったので、このゴーストハントを読むと小野さんにも若い時が当たり前だけどあったんだよなぁ…と感慨深くなった。
十二国記のような洗礼された文章ではなく若さ漲る強いて言うならラノベよりな文章。
しかも小野主上にしてはビックリなことにラブコメ展開で終わると言う衝撃。
でも物語に漂う不気味さの出し方は流石。
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『残穢』に続き、不由美作品二作目。ゴーストハントシリーズ、第一弾。夏で怖いもの見たさで購入。装丁も良かったし(^^) 不由美さんの初期作品のようで、どうにか人と違うものをという姿勢からか(?)奇抜なキャラを配置した感がある。そのことに目を瞑れば楽しめるシリーズかな。通称ナルと麻衣の掛け合い+彼女の心の声…面白く読めた。このシリーズは最後まで揃えようかと思います(^^) 星四つ半。
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そんなに怖くなく、さらさらと読めました。シリーズを続けて読むとキャラクターに愛着が湧くのかな。とりあえず2も読んでみます。
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小野先生らしい怖〜い作品だった。
最初のプロローグの高校生たちの怪談話から怖いってどーゆーことだろうか。
そして、本編の舞台は学校の旧校舎。怖さ満点だった。
ネタバレにはなるが、地盤沈下が原因ってことで終わったと思ったら、実はポルターガイスト現象が最後の原因って、怖すぎでしょ。
ゴーストハントシリーズは初めて読むので、今後も麻衣とナルを中心に今回出て来た沢山の霊能力者たちも出てくるのかな?っとわくわくがとまらない。こんだけ、個性的な霊能力者たちを出しているんだから、今後も出てほしいな。
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予備知識も何も無いままジャケ買いした小説。
小野不由美作品は人間の底知れぬ怖さとか苦悩とか容赦なく描かれてるイメージがあったけど、これはそれとは作風が違う。
ライトだけどえもいえぬ現象は出るわ、独特なパンチの効いたキャラクター達の会話は楽しいし、そこまで怖くなくてでも先が気になって…と面白い作品でした!
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あー面白かった!!
久しぶりに夢中で読んでしまった。
わたしが高校の頃。とある友人が頻繁に話題に出す本が十二国記とこのゴーストハントだった。
わたしは今に至るまでどちらも読んだことがなく、このたび文庫化されたというので手に取ってみた。
めちゃくちゃ面白かった。何故もっと早く読まなかった?と思ったくらいに。
読みやすい主人公の少女視点の一人称をとっている、元はティーンズ小説。だけれどもティーンズ小説の枠に囚われないとびきり面白い小説。主人公の性格もさばさばしていて、ちょっと口が悪かったり優しかったりひねくれていたりして等身大でかわいらしい。
改稿があったそうだけれども、大元は三十年前に書かれた話なのに全く古臭くない。
怪異に対するアプローチがとても理性的で科学的なのがいい。主人公の上司、ナルだけではなく、胡散臭く見える巫女や霊媒師なども皆理性的に怪異と向き合おうとしていて良かった。霊を取り除く手段は科学や理性とは遠いところにありそうな除霊だったり祈りだったりするのだけれども、怪異との向き合いかたが理性的なのが好き。
むやみやたらに怖がらせる訳でもなく、でも最後のひとさじに科学では説明のつかない事柄を入れてくるという手法が素晴らしかった。さすが小野不由美女史。
これから続刊が出るけれども少しずつ読んでいくのがとても楽しみ。
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これが噂のゴーストハントかーって思って読んだ。
すごい古い話のはずなのに意外と違和感なく読めたな。
解決方法が納得感あってよかった。