紙の本
☆ゴーストハント☆
2024/04/06 23:49
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子高校生の麻衣が通う高校にある旧校舎には、取り壊そうとすると祟りがある、夜になると窓に幽霊の姿が浮かぶ等の怪奇な噂が後を絶えない。校長先生は、この旧校舎を取り壊したいため、方々に除霊を頼んだ。その依頼先のうちの1つであった心霊現象の調査研究所渋谷サイキックリサーチ(SPR)の仕事を、麻衣はひょんなことから手伝うことになってしまう。
SPRの所長である渋谷一也(通称:ナル)をはじめ、巫女や僧侶、エクソシストといった個性の強いメンバーが揃い、地縛霊説や戦災にあった浮かばれぬ霊の仕業説、霊はいない説等の諸説ある旧校舎の謎を解いていく。
物語全体として、霊の仕業か否かという部分について、少し間延びしてしまった部分があった。
また、途中でポルターガイスト説が出てくると、登場人物から、オチが分かってしまった。
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初に上梓されたのが1989年。
さすがに時代を感じる内容で、
ことの真相は今の感覚で読むと
早い段階でわかるかも。
1巻だけではあきらかに見せ場のないメンバーが
一気に登場してくるあたり
時代もあるんだろうけれど、
小野さんの構想の大きさを感じずにいられない。
紙の本
霊物語?現実社会物語?
2020/07/20 16:10
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小野先生の作品だと思い、嬉しくなって手にしたら、何だか違う人の作品みたい。十二国物語とは全く別の超現実的な人の心の暗部と霊現象を結んで解いた物語です。近辺の人人間関係に、身近に有る感情のわだかまりを、霊が実在するのかという問題に絡めてミステリー小説の形となった本編 さすがに、文章は実力者ならではの深さと軽さ、想像力が楽しめます。
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まったくどうでもいいことなのだが、これが最初に書かれた当時、学校は土曜日半日授業やってたんだよな。そして携帯もネットもなかったんだよな…。
ここまでモバイル機器が発達するとは予想もできなかったなぁ…
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何度読んでもよい。物語そのものとしても当然面白いのだけど、始まりの物語として考えると、シリーズを最後まで読んだあとでもう一度読みたときにすべての糸がスルスルと解けるようで、本当に気持ちがいい。
麻衣の、ナルの、綾子の、滝川の、リンの、それぞれのバックグラウンドが明らかになってこの1冊目を読み直すと、ハッとすることがある。なるほどそういうことか…と。リライト版も既に何度も読んでいるが、年月が経ってから読むとまた新たな発見がある。
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時代を感じる麻衣の心の声が気になりつつも、面白かったー。
ガッツリホラーなのかと思いきや、科学的というか面白い。
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中学生の頃にハマっていた小野不由美さんの悪霊シリーズがゴーストハントに改題されて再出版されているのに気がつき息子にお薦めしたところ、とても面白かったようでお薦め返しされて久しぶりに再読しました。
まだ、面白く読めるか若干不安だったのですがとても面白く、一気に七巻まで読んでしまいました。
懐かしすぎ!
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単行本を持っているので、再読。
読ませますね、少女小説とかのレーベルの垣根はもはや無意味。
わかったいても、知っていても、読む手が止まらない。
これを面白い小説と言うのでしょう。
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こんなPOPな小野不由美はじめて!
学生のとき読んだ、はやみねかおるの夢水清志郎シリーズのワクワク感と重なった。
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ゴーストではなかった。
論理的に現象を観察して結論を導き出す。
そんなことも有るかも…と思いつつまあフィクションだな。
登場人物が無駄に多いかも…
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怖い…… けど …… 面白い
麻衣ちゃんの心の声が随所にはさまり、そのテンポが心地よい。個性的な面々のそれぞれにピッタリな言動にはまってしまう。
読むのを止められない。久しぶりに一気読みしてしまった。
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大好きなシリーズが文庫化と聞いて、即買い!!
30年近く前に講談社X文庫として世に出てから、リライト版、文庫版と長く愛されてる。それに、30年という時代の段差を感じさせないストーリーは凄い!!
シリーズ第1巻の本作は、心霊現象の一般的な説明(この説明のお陰で次作から話がスムーズになる)と、個性豊かなキャラの紹介(?)を兼ねているので、「ホラーを読みたい」と手に取った人には物足りなさがあるのは致し方あるまい。
しかし、随所に散りばめられた描写はホラーです。「怖っ!」て思わせるのが上手い。特に、麻衣が顔を見てしまうところ。巫女さんが言うように、一度怖いって思ったら、それが脳裏に映像で焼きついちゃう気持ちはよくわかる。人の心理を描くのがうまい。
もう読むのは3周目になりますが、ファンとして当然全巻揃えますよ!!
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もとが1989年のティーズハート刊行作品なので、当時の少女向けわちゃわちゃテイストが気になるが、ゴーストハントのスタンスや蘊蓄など軸となる部分は確りと記されています。 ―― https://bookmeter.com/reviews/98997824
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再読。
四六判を全巻揃えていたのだが、知人に借りパクされた
悔しい思い出があるので、
今回の文庫化はめちゃくちゃ嬉しい。
1作目の怖さはほんの小手調べ。
ここからジワジワくるんだよなぁ。
最終巻が出るまで1年。
これはチビチビ読んでいかなければ待ちきれなくなるな。
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2020.9.26
アニメ版と漫画版の大ファン。
かつ小野不由美先生の大ファン。
今まで単行本のゴーストハントのデザインにはどうも収集欲を掻き立てられず、購入に至らなかったので、今回イカした装丁で文庫化されてはちゃめちゃに嬉しい。
内容は言わずもがな。
今後の発行も楽しみ!