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お話の内容は自分にはイマイチでしたが、
出てくる人物達が凄く魅力的で
面白かったです。
シリーズ物なので、次回期待します。
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ホラーを読む活動中。
怖かったけど、
解決が現実的だったので、私としてはいまいち。
ラノベの軽いノリだったので中学生あたりは好きかも。
2巻を読み終えて追記:1巻がいまいちでも、我慢して読み終えたら2巻は本格的なホラーで面白くなるので、2巻目まで読んでみてほしい。読んでよかった。
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ちっとも怖くないホラー。まあ、意図通りなんだろうけど。
女子高生の一人称形式で、ちょっと軽薄というか、あくまでも重苦しいような、深刻なような、陰惨なような雰囲気にならないようになっている。
それはいいんだけど、肝心の怪異現象の経緯と、その後に来る真相究明の、いわば種明かしがちょっとつまらない。
ラノベと割り切った方が良さそうだ。
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『十二国記』『屍鬼』『残穢』と、小野不由美さんの小説はテーマなり内容なり、結構ヘビーな印象が強くこの『ゴーストハント』も怖い、という話が多かったので、少し構えて読んだのだけど、怖さ以上に個性豊かなキャラの楽しさが印象的な作品でした。
高校一年生の麻衣が通う高校に残る旧校舎は、様々な祟りの噂が語られる曰く付きの建物で、過去に取り壊そうとして大きな事故が起こったという話も……。
心霊現象の調査のためにやって来たのは、渋谷サイキックリサーチ(SSR)という調査事務所。事故とはいえ、その事務所の設備を壊し、助手に怪我させてしまった麻衣は、SSRの所長で17才の美少年、渋谷一也の助手代理として、旧校舎の心霊現象に挑むが、その現象を調べに様々な霊能者がわらわらと現われて……
人使いが荒い、口が悪い。「僕は有能だから」と言い切り、自分の容姿が褒められると謙遜どころか、当然と言わんばかりの態度。そんなSっ気とナルシストぶりを発揮する渋谷に対し、麻衣が心の中でつけた呼び名はナルシストのナル。
このナルだけでもなかなかのキャラなのだけど、ここからさらにキャラがてんこ盛り。
派手な化粧にこちらも口の悪い巫女の松崎綾子。
長髪を茶色に染めた高野山のお坊さんの滝川法正。
おかしな関西弁を話す少年エクソシスト&神父のジョン・ブラウン。
日本人形のようなおかっぱに着物姿の美少女霊媒師の原真砂子。
さらに麻衣のクラスメイトの黒田直子も霊感があるらしく……
霊能者のバトルロワイアル、というわけでもないけど、このキャラたちの関係性が、割とギスギスしてるのが面白い。
それぞれに意見や心霊現象に対するアプローチは違うのは当然なのだけど、何かあるごとにしょっちゅう揉めに揉めて、麻衣に「霊能者には性格が悪いやつしかいないのか?」と呆れられる始末。こうした個性豊かな面々のやり取りが、読んでいて良かった。
そんな麻衣のツッコミを含めた、心中ダダ漏れの素直な語り口も、物語の可笑しさを演出します。新喜劇ではないけれど、こういうドタバタものは、回し役というかツッコミが大事だわ。
そして、調査が終わりそうになるとちょっとセンチになったりするあたりも可愛らしい。麻衣とナルの関係性や語り口は、いわゆる少女小説の王道パターンの一つという感じがして、どこか安心して読んでいられるような気がします。
心霊現象へのアプローチは、なかなかに科学的であったり、理屈的なところが多くてそれも面白い。
特にナルはカメラやサーモグラフィ、マイクなどの音声収拾装置を使い科学的な調査を進める一方で、旧校舎の来歴を洗い直し、噂と現実の乖離をついていきます。このあたりは『残穢』ともアプローチが似ていているかも。
心霊現象が解決、あるいは合理的な説明がついたかと思いきや起こる怪現象。そして調査を進め、やっぱり心霊現象ではないのかな、と思ったら、また怪現象が起こり……
といった具合に、調査は霊がいるか、いないか。この現象は解決できるか、できないか。その狭間を振り子のよう振れ続けます。この現実と怪奇をいっ��りきたりする感じも良かったです。
たぶんここからシリーズ読み続けてキャラに愛着が湧いていくと、もっと面白みが分かってくるような気がします
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タイトルからして霊能者が幽霊相手に大バトルする話かと思ったら、機械を駆使して科学的アプローチで霊の存在を証明できるか否かから始まる。
少女小説レーベルから刊行された当時、それが新鮮だった。
そのレーベルには「10代女子が主人公/主人公の一人称/恋愛要素を入れる」といった制約があったらしい。
なので恋愛要素は無理矢理感もあるが、それらの制約がなかったら全く違う雰囲気のシリーズになっていただろう。
解説がとてもいい。どこに怖さを感じるのか、このシリーズのホラーとミステリーの塩梅などを的確に言語化していて共感した。
リライト版の感想はこちら。
https://booklog.jp/users/tatsuchaba/archives/1/4840135940
因みに最初に刊行されたのはティーンズハートという少女小説レーベル。
コバルト文庫はファンタジーやミステリー・ホラー・歴史・恋愛ものとジャンルが多彩だったのに対してティーンズハートは恋愛がメイン。
なので油断して読み始めた少女たちがホラー度の高さに泣きながら虜になっていったという伝説のシリーズなのだ!
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小野不由美さんのホラーだと期待して読みましたが、全く怖くありませんでした。
ティーン向けの軽いホラーミステリーです。
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ゴーストハントは、小野不由美さんの悪霊シリーズをリライトした作品群ですね。
悪霊シリーズの文庫版の頃から読みたかったのですが、当時は新品では買えず、古本価格が高騰していて読めずしまいでした。
ゴーストハントシリーズとして、ハードカバー版が出版されていたのは知っていましたが、文庫化を待っていたらなかなか文庫化されず。先日、ようやく文庫化されたので、十数年来の借りを返すような感覚で読み始めました。
リライトされているためか、文章が非常に読みやすく、気持ちよく物語世界に入り込むことが出来ました。タイトルからして、オカルト的な内容が中心と思いきや、割と科学的な内容が多くて、随所に「おお、こうくるか」という展開の目白押しで、非常に楽しめました。
一方で、かなり昔の作品であるため、時代設定がやはり古く、「当時の最新技術」を駆使して色々と調べる主人公の姿が若干古くさく感じてしまうのは、ある意味仕方が無い部分でもありますが、やはりもう少し前に読んでおけば良かったなぁ、と思ったりもしました。
また、ストーリー自体は割と単純な構造の話ではありますが、脚本・構成・キャラクター造形がきちんと作り込まれているためか、状況描写や会話劇でグイグイと文章を読ませてくれるのは、流石、小野不由美さんという感じでした。続きも楽しみながら読み進めたいです。
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好奇心が災い?して、無理やり巻き込まれる主人公
旧校舎の怪奇現象の解明につぎ込まれる、様々な霊能者
よくそんな予算があったものだとは思いますが。。。
とっかかりは少し気になりますが、霊能者たちは面白いし、解明に至るまでの展開も面白い。
次巻以降で、霊能者たちがもう少し掘り下げられることを期待する。
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怪談、とはタイトルについているけれど、とても読みやすく軽い気持ちで読みすすめられる作品で、読んでいてとても楽しい。
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およそ6年振りに読んだ。改めて、30年前のティーンズハートのノリだなーと懐かしく思う(当時悪霊シリーズは読んでなかったけど)。内容はすっかり覚えていない状態で読み始めたけれど、読んでるうちに思い出すもんだね。以前の単行本で揃えたかったけれど(表紙が凝ってて好きだったから)文庫版も悪くないかもね。
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うーん、作中でヒロインも言ってた様に心霊現象だからこそ、怖い中にも高揚があるのであって、ほとんどが既知の理の範疇で説明出来ちゃうとなると、読者もヒロイン同様にがっかり感は否めないかな。
とは言え、先へ先へとページを捲らせる手腕は流石です。
ただ、それだけに結末は若干の拍子抜けでした。
シリーズとの事なので、もう一冊読んでみよう。
しかし、ここんところホラーばっかり読んでるなぁ…今年はTVや映画、YouTubeでオカルトが例年に比べて熱いせい!でしょうか?
いや、楽しいから大変結構なんですケド(笑)。
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カバー(表紙)買い。初めての小野不由美さん作品。
「十二国記」の堅いイメージ(読んだことはありません)だった為、軽い文体で驚いた。
ミステリー&ホラー小説。ライト文芸のような読み易さがありつつも、ちゃんと怖い。恋愛要素もあり。
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小野不由美は「十二国記」シリーズと『残穢』くらいしかよんでいませんが(そして『屍鬼』は文庫版第一巻の途中で挫折してしまったのですが)、「好きな作家」のひとりだと思っています。
なかでも、十二国記がツボだったので、その印象が強いのだと思います。
今回の作品は、ホラーとミステリの要素を併せ持つ作品で、舞台はある学校の古い校舎です。取り壊しが途中でとまり、立ち入り禁止となったまま放置されている木造校舎には「憑いている」という噂や怪談がまことしやかに伝えられており、取り壊し工事の最中に事故がおきれば「祟り」だと恐れられます。
そんな旧校舎の調査にあらわれた「渋谷サイキックリサーチ」の渋谷一也(通称ナル)と、巻き込まれて手伝うようになった麻衣、そして校長から依頼された巫女、坊主、エクソシスト、口寄せの各霊能力者たちに、「霊感が強い」と自称する麻衣のクラスメイト。
旧校舎でおこる怪現象は本当に霊の仕業なのでしょうか。
サーモグラフやカメラを駆使して異変を観察するナルと、直感で霊がいると主張する巫女たち。
真実が明らかになるまでの過程で描かれる怪現象も、ほどよい怖さでよい作品のアクセントになっていると思います。
謎解き要素もすっきりしていましたし、登場人物の描かれ方、次巻へのつながりも含めて、シリーズ1作目としてよくできていたと思います。
ナルの超絶上から目線の人を小馬鹿にしたものいいや、麻衣のツッコミや独り言の節回しも小気味よかったです。
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書くの忘れてた・・・
登場人物の顔見せ、みたいなのかな。
ホラーってほどホラー感ないし、最後も結局それ?!みたいな感じだし。
主人公女子のキャラもなんか軽いし・・・
ってこれ、ティーンズ向けの話だったか。
したらこんなもんなのかな。
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本屋さんで見かけて息を吸うように買ってしまった。
うっかり。
昔、ティーンズハートで出ていたころ、お金がなくて本がそんなに変えなかったあのころ。
買っておけばよかったと後悔していた悪霊シリーズが文庫化。
買わずにはいられない。
昔よりは多少お金はあるし。
正直1巻目は序章で顔合わせなので。
これからもう1名増えるのですが、そのあたりからが好きかな。
ぼーさんは割と常に活躍しているけれど、巫女さんの活躍するあたりも結構好きなのです。
あなたはどのお話が好きですか?