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讃歌でも呪詛でもない軽快な筆致に爆笑!
2023/04/14 11:55
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投稿者:アカイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
育児の大変さを描きつつオチを「子供は天使」で締める凡百の育児エッセイや、パートナー・親戚連中への愚痴にまみれた育児掲示板にはない、さらりとした読み心地でした。男女の価値観に関する考察は笑えるポイント満載で、子育て中の人以外も十分楽しめる内容ではないでしょうか。
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子育てのあるある!わかる!が面白おかしく綴られた一冊。
ママが言ったら非難されそうな発言も、パパが言うと素直に共感できることに気が付いた。ママたちは子育てに真面目になり過ぎているのかもしれない。同時に全国のパパもこれくらい悩め!ママに共感しろ!と思った。
ぜひ子育て中の(特にお手伝い感覚の)パパに読んでもらい、3日間ほどワンオペをしてみてほしいものだ。
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「あの」海猫沢めろんが育児エッセイ!?と衝撃のあまりに購入。著者に関しては『左巻キ式ラストリゾート』の印象がとても強かったので… でもこの本を読み進めるうちに、ある程度自分の「男性性」という属性に対する反省がなければメタ00年代萌え文化小説なんか書けないよな、と思い直すなど。言葉遣いのところどころに毒を滲ませつつ、主体的に育児に参加できない父親の心情を同じく「パパいや」な父親の視点から説明しているので説得力があった。今のところ子作りに縁がないし恐らくこれからもないのだが、後半部分を読んでいるとかつては自分もそうだった「子供」という未知の生物への興味が湧いてくる。まあその未知の生物の挙動を落ち着いて観測できるようになるまでがマジで地獄であることは嫌というほど分からせられたのでやはり持つつもりはないが。
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2021.1.22
図書館でたまたま目に留まって借りた本だけど読んでよかった育児本のひとつ。
シェアハウスに住んでたり、いろいろ一般的な家庭ではないけれどよくある育児本の「〇〇をしたほうが頭が良くなる」とか「こう育てないとダメ」みたいな上からの押し付けがなく作者が子育てを通して感じた本音だけが語られていて好印象。
習い事をさせるなら…「遊びなら家で、本人にちょっとでも興味があって親が本気なら泣こうが叫ぼうが毎日管理して練習。あとは運。将来全然適性が違っていたというのはお互い不幸であるがそれで培った精神力は他ジャンルで役立つこともある。」
習い事、モヤモヤするのわかる。正解ないし始めたら沼だしやめ時もわからない。お金も時間も親の労力もかかる。公文の算数気になるなぁ。
私自身、エレクトーンを小3からやりたいって始めて3年間やったけど何にもならなかったしなぁ…遠い目。
長い休暇が地雷、わかる!行くところないし、どこも混んでるし、家にいる夫とは喧嘩になるし生活のリズム崩れるし本当にいいことない。長い休みが嬉しいのは独身と学生だけ。
妻はこんなに考えて毎日を過ごしているのに夫が無責任なの本当に共感しかない。最低3日間ワンオペ、ぜひやらせたい。うちはやってくれてるほうだと思うけどそれでもまずいろんなことが私ありきで、無責任でむかつく。自分で判断しろよ。判断できることを増やしてくれ。
子どもに子どものことを聞くの面白そう。毎年同じインタビューして5年日記に記録したら面白そうだなぁ。「子どもに子どものことをきく」も読んでみようと思います。
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子育てに関する男性目線の本って初めて読んだので新鮮だった。
特に、毎年子供にインタビューしてその記録を残すというのは女性にはあまり思い付かないし実行する暇がなさそうなので、男性ならではなのかなと感じた。
せっかくの子育て、母親だけに押し付けるのではなく父親や色んな人が関わることでみんなもっと楽しくなれそうな気がするのに、今の日本の大多数の状態はもったいないと思う。
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『明日、機械がヒトになる』を読んだ後に読んだので著者の人間臭さが意外性があった。シェアハウスに住んでいたり、パートナーが浪人生だったり特殊な環境ではあるので実践的な育児論とは言えない感じではあったが、子どもへの眼差しは著者特有の独特さがあり面白かった。
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パパに読んで欲しいと感じる育児書の中で一番ライトで面白いと思う。
素直な感想が多くて、勧めやすいし、妻側からしても「長期休みは地雷」などの件は面白く頷きながら読める。
パパはちょっとした気付きに、ママは息抜きにびったりなエッセイ。
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娘の寝る寝る詐欺の合間に(片手間にしないと気が狂う)。
めろん先生はラジオでのトークと文体がまんま一緒ですのね。
たぶん、めろん先生のお子さんとうちの息子は同世代なので、つまりここの記述は同時代感がある。
電動自動車、洗濯乾燥機、食洗機は必需品、あとまぁ電気掃除機も次点で必要とか、ほんとよくわかる。
さすがに二週目だからニヤニヤ読めるけど、一週目のひとは読むと良いと思う。目から鱗は落ちないけど、性別問わず陥る産後うつは多少軽減されるかもしれない。
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海猫沢めろんさんの本は、小説以外しか読んでいない。この本もそう。でも、僕は子供もいないし、独身だし、彼女もいないので、フィクションとして読みました。しかし、来るかもしれない未来のために、「『変化』して環境に適応できない生物は、いずれ死ぬことを理解してもらいましょう。」という言葉は肝に銘じておきます。ていうか人生全般もそうだよね。