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文学賞のパーティで新人作家のさなぎとその秘書・祐と出会った。レズの妙は祐に一目惚れし、なんとか近づこうとする様が面白い。中盤で実はさなぎがゴーストであり祐が小説を書いていた。あまりドロドロの関係にならず、わりとスッキリしてた。
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女性作家たちの物語。
「どうしたいのか」「何が幸せか」「何が辛いか」
才能が欲しい。優れた容姿が欲しい。どっちがあっても満足できない。どっちも欲しい。でもたぶんどっちもあっても満足はしない。
自分でもわかっているのかわからないのか、そのあたりの描写がすごい。
読んでいて胃がきりきりする。
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ゾワッとさせられる恋愛小説。以前の作品「歯ブラシ」にも通じるイヤーな女性が登場。人間の心理を突いていた。
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終始レズビアンのお話でかなり食傷気味。美人なことと才能があることを天秤にかける場面が出てくるがどちらも共感できなくて、個人的にはとても苦手なお話だった。最後まで何とか読みきったがとてつもない徒労感に襲われた。
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粘着ドロドロかと思いきや、恋愛感情を持ってるのは一人だけで、意に介さない人と利用してる人が相手なので最後は見事にさっぱりしてた。
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イメージが重要になる仕事だとしたら、同じように他人になりかわってもらうかも。そのほうが、仕事がしやすく受けが良さそうだもんな。当初の取り決め通りうまくいっている間はいいけど、やはり、自分がかわいいしどこかで歪ができそう。
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女同士の愛憎模様を描いた物語です。カラッとした性格の主人公が、新人作家とその秘書に動揺し振り回されていくさまがどこか生々しく描かれています。
作者らしいさっぱりとした筆致なので、実情の泥沼さよりも随分受ける印象はからりとしています。
容貌が持つ利益不利益をからりと暴き、性癖がもたらす選択のいびつさを描き出して、恵まれているようでそうではない部分を抱えつづける、生きにくい彼女たちの姿が印象に残りました。どんな人でも、100%の満足を抱えて生きていることなんてありえなくて、どこかでなにかに折り合いをつけつつ日々を進むしかない。その諦めを受け入れることも、生きる上で、人それぞれが日々繰り返していることなのだろうか、と思ったのでした。
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もっとドロドロした展開なのかと思って、かなり身構えて読んだけど(笑) みんな案外良い人で、素直な人達だった。容姿をとやかく言うなって言うけど、結局、容姿で判断されがちだよねぇ。みんな頑張ってほしいなぁ。
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ほぼ全部の著作を読んできて、今回少し引っかかったのは、坂下のアカウントの件が宙ぶらりんなままで終わった(はっきり決着が着くような描写がなかった)ところ。
今まで伏線回収されなかったことなどなかったのになぁ。
あと、みんな「レズビアンの話」って書いてるけど、違うと思う。これは「作家の話」。
近藤先生は容姿の整った女性の心理を描くのがあまり得意ではないのかなと前から思っていたけど、今回もその傾向が。ちょっと勿体無い。
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サスペンス的雰囲気はあるけれど、どちらかというと若さ故の危うさとか、心情のゆらぎによるドキドキ感の方があるかな。
才能があっても、置かれている環境で変わってしまうというのは、なかなか変わらないもので。
2020/9/30読了 2020年の80冊め⭐️
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キャリアを積んだ中堅どころの美人小説家
魅力的な小説を描く美人新人小説家とその秘書
少しずつ満たされない女たち
女が3人
2人が美人で1人が才能豊か
誰かが何かを仕掛けてくるんじゃないかとハラハラしながら読み進めるも案外平和的に終わった
ドロドロしたイヤミスを勝手に想像してしまったから少し拍子抜け
同じ設定で湊かなえ目線のも読んでみたいなぁとやっぱりドロドロさせたいらしい
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一生懸命に生きているあなたに、幸運が訪れますように。
怖がりで、自分を守る力を育てたあなたが、一歩踏み出せる相手に、出会えますように。
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他の本を読んでたけど、合間に少しだけ読もうと思って読み始めたら、引き込まれてというか、引きずり込まれたように読み切ってしまった。決して楽しくはないけれど気になっていられない感覚。
3人の女性たちのそれぞれに共感できたりできなかったり。
「いつだって、自分のことがいちばんよくわからないのだ」
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主人公のモノローグに引き込まれてしまいました。自分ではきっとそうは考えないけど、彼女の考え方が面白く、心の動きが繊細で楽しめました。
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小説家2人とその秘書との女3人の恋物語。
主人公、妙の素直な心情が痛く切ない。
「いつも、わたしが誰かを本当に愛しはじめるのは、すべてが手遅れになってからなのだ」
この気持ちはすごく分かる。