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世界中の幽霊、妖精、妖怪、UMA、怪談、都市伝説が集められていて、まさに事典と言った感じ。
怪異についての解説が述べられていて、世界の怪談の短編集みたいなものを想像していたので当てが外れた感はあるけど、情報量はすごい。
『ヒースロー空港の変質者の幽霊』には笑ってしまった。
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購入。思いがけないくらいボリュームがあるし、殆どの項目に参考文献が書かれているし、索引と世界史対照年表と参考資料一覧がついているしもう最高。知らない話がたくさんあるし気になったら参考文献にすぐあたれる。
追記:
タイではシマウマが道路の守護神として認識されているとな…ゼブラゾーンと関係があるのかな。
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朝里樹「現代怪異辞典」の世界版。こちらもいずれ、副読本出して欲しいですね、キリがないとは思いますが、手を出してしまった以上は、よろしくお願いします。
『秘密の動物誌』に紹介されている一連の怪異がいい。
この書籍は、「存在するとは写真に写るということである」という逆説を利用して未知の動物たちを紹介したというもの。
最近では、怪異や都市伝説を語る際にお馴染みの言葉となった「信じるか信じないかはあなた次第」に通じるものがあって好きです。
白か黒かでなくて、灰色。あやふやだからいいのですよ。オフホワイトのように少しでも正当化させようなんて要素を持たないグレー。
世界に存在する「あそび」の部分だと思っています怪異や都市伝説。
そういうものがないと、味気ないよね。
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ガイアスカタス(p63)
キャビット(p66)
死の椅子(p75)
ジャックオーランタン(p192)
ディアトロフ峠事件(p206)
手長のネリー(p208)
ビールろば(p226)
モルヒネ投与を見守る霊(p252)
教導霊(p284)
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ベリードアライヴ
・ポケモン赤・緑 シオンタウンの怪談について。
・ポケモンタワーの都市伝説的エピソード
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期待していた内容ではなかったというか、こうやって体系的にまとめる作業は大変だっただろうなとは思うけど、本の価格とは見合わないなというのが個人的な感想。
と言うのも、大半のUMAがレオーニ『平行植物』という著書や民間伝承(ほら話)で占められていたからだ。そのほかの幽霊等もある程度物好き(笑)なら聞いたことがあるものばかり。期待してた現代の都市伝説ジャンルについてはほとんどなく、参考文献も私が読んだことがあるものばかり(つまり知ってるもの)だったのだ。
これはべつに著者が悪いわけでは全くない。私が合わなかったというだけで。
見たことのない(当たり前だが)不気味な植物や奇妙な生物などに空想の翼を羽ばたかせられる人(SCPとかを楽しめる人ーこれには載ってませんが)には向いてるかもしれない。
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「現代」とついているように20世紀以降の時代を舞台に語られた都市伝説や民話
幽霊や妖精、妖怪の話などを地域別、五十音順に記した事典。
未確認生物やインターネット上で語られる最近の怪談なども記載されている。
特に最近のネットミームであるポケモンに関する怖い話や、マインクラフトについての話は面白かった。
民明書房のように実在する体裁で書かれた架空の生物たちについても
書かれており、ゲロルフ・シュタイナー「鼻行類」やレオ・レオーニ「平行植物」などからの出典が目立つ。
これがアリなら、クトゥルフ神話で有名な神々も入れて欲しかったのが本音。
地域でかなり情報量や質に差があり、ヨーロッパはやたらと詳細な物語が書いてあるものが多いが、
中国やアジアについては少し寂しい気がする。中国とか台湾はもっと調べればたくさん出てきそうなので次回はアジアに限定した本も出して欲しい。
それでも、このように世界の怪奇話について読むことのできる(しかも辞典形式で)本は貴重なので、作者の朝里樹氏には感謝しかない。
令和の柳田國男と言っても過言ではないだろう。
読む順番が逆になったが同著者の「日本現代怪異辞典」も入手したので読むのが楽しみ。