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読書慣れしていない人にも自信を持って推せる作品だった。
伏線改修はわかりやすく丁寧で、それでいてイヤラシくない。誰も取り残さずに最後まで連れて行ってくれるストーリー構成は見事。
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森見登美彦とヨーロッパ企画、両方のファンなのでとても楽しく読めた!!
やはりでも、何回も何回も繰り返してみた「サマータイムマシンブルース」の映像が頭を過ってしまって、その枠から抜けられないという点で映像の方が優れているのかも。こんなに時間が経って四畳半シリーズの続編にこんな形で出会えたのはとても嬉しいと感じました。
これを読んで面白かったら映画「サマータイムマシンブルース」も見てみてください。
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素直に面白かった
丁度四畳半神話体系を読み終わったタイミングでこの新作が刊行されたので、各キャラやストーリーが鮮明なまま読めたのが良かった。
森見登美彦先生のするりと流れるような綺麗な文章が読んでて本当に楽しい。
主人公である「先輩」の、思考回路が自分と全く同じで共感しながら楽しく読めた。自由奔放なキャラクター達も好きだ。
明石さんの、過去・現在・未来がまとめて1冊の本になってる、っていう考え方が良いなあと思った。過去は変えられないし未来は決まってるなら自由じゃないんじゃないかという反論に対して、未来は知らないからなんでもできるって答えは素敵すぎる。
成就した恋も語ってほしいなあというのが1番の望みです。
読まれる方は、前作を読んでから読まれることをオススメします。
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森見登美彦の新作!
四畳半と先輩と明石さん、25年前からタイムマシーンに乗ってきた田村君。
先輩と明石さんの恋路が気にります。
田村君は明石さんの子ども、ということは、、、。
やっぱり面白いなぁ〜〜
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突如現れたタイムマシンを使って昨日壊れたクーラーのリモコンを壊れなくするという目的だったのがあっちへ行ったりこっちへ行ったりとしながらも伏線はしっかり回収していくというのが面白かった。
先に『四畳半神話大系』を読んでいるとより楽しめます!!
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自分は四畳半神話体系をアニメで見てから
読んだのであのキャラクターたちの日常を
さらに知ることが出来た様な気がして
とても楽しかったです。
人と比べるとくだらなく思えてしまう
日常が自分だけの特別なもので
そんな日常をバカらしく過ごすことが青春で
思い出す頃にはかけがえのない思い出に
なっているのではないかなと思わせてくれる
素敵な作品でした。
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森見登美彦さんの待ちに待った新作。四畳半もヨーロッパ企画のサマータイムマシンブルースも好きな僕にとって最高の1冊。内容は四畳半神話大系の登場人物がサマータイムマシンブルースのストーリーに沿って展開していく物語。
夏にふさわしい少し不思議な世界で阿呆な学生らが阿呆なドタバタ劇を繰りなす。
主人公である私と小津、それに明石さん、樋口師匠、羽貫さん、城ヶ崎に相島と、一人一人の言動が実にコミカル。全ての登場人物が愛おしい。それに私と明石さんとの甘酸っぱい且つ理系チックなやりとりがさらに拍車をかけて尚良い。
これからも四畳半の世界を味わいたい、続編が出ることを切に祈っている。
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森見さんの四畳半的世界とヨーロッパ企画の上田さんのサマータイムマシン・ブルースのコラボレーション。
両方のオリジナルファンなら、脳内で映像化しつつにやにやしながら読むこと間違いなし。
これほどまでにスケールの小さいタイムトラベルがあっただろうか!いやない!!(褒めてる)
「成就した恋ほど語るに値しないものはない。」
この本を読み返せば何度でも明石さんや小津や樋口師匠に会えるのが嬉しい。
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学生時代から小説もアニメも何周もした四畳半。
続編に喜びつつ、あれ以上あの話に何を足しても蛇足なのでは…と思っていたけれど杞憂だった。良かった。
そもそも無数の四畳半平行世界がある設定だから、これはタイムマシンがきちゃった世界線ね〜なるほど〜と思ったよりあっさり受け入れられた。
普通に読んでも全然わかるんだけど、もうちょっとスムーズに展開を理解したかったら先に映画で原作のサマータイムマシンブルースを視聴されるとよかろう。U-NEXTで見放題だった。若手時代の超有名キャストがごろごろ出てくるのですごい豪華。
何が好きって、神話体系の時も何だけど挟み込まれる明石さんとのコンタクトシーン。あの内容に挟み込まれるからこそ格別な清涼感と眩さを放っている。
あと、四畳半ラスト→タイムマシン中盤→タイムマシンラストに同じセリフが飛び石みたいに置かれてるのが良かった。
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まさに森見節といえる言い回しの数々、大筋がサマータイムマシンブルースなのは変わらないはずなのに、「四畳半」の世界に置き換えて違和感まるでなし。
「この下宿にはクーラーがついている、幻の部屋がある」という噂…
そうそう!私のいた寮も入寮時ガチャでクーラーついている部屋が引き当てられることもあったあった!(そして私は1年生でその部屋を引当て、以降3年間使い倒した)(当然色んな人のたまり場になった)
とにかくテンポよく、一気に読み進め、あっという間に読了。
成就した恋ほど語るに値しないものはない。
12日に起こるという公式サイトの「何か」も楽しみです。
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読了。こんなにワクワクしながら読める作品はとても久しぶりでした。夏にぴったり!
森見登美彦を代表すると言っても過言ではない名著『四畳半神話大系』に登場した愛すべき阿呆大学生たちが、タイムマシンとクーラーのリモコンをめぐる物語。
時間旅行といえば、『バックトゥーザ・フューチャー』的な雰囲気もあり。帯に書いてある「宇宙のみなさま、ごめんなさい…」ってどういうこっちゃ、と思ったけど、読んだらわかります。
森見作品読むのかなり久しぶりだったなぁ、「腐れ大学生物」大好きすぎるからこの新作は本当に嬉しかった。この古風な文体とオーバーな表現、絶妙なリズム感のある言葉選びは癖になるよね。
『四畳半神話大系』を先に読んでいたらクスリと笑えるような表現も多数(読んでなくても話がわからないことはない)。
今作が特に夏にぴったりと思うのは、舞台が夏の京都っていうのもあるけど、ちょっぴり甘酸っぱい「青春のかほり」がするからです。森見作品にしてはストレートな青春展開。思わずニヤリとしてしまった笑
こういうの読むと、懐かしき学生時代に心から戻りたいと思ってしまう。
ほんとに好きだよ!登美彦氏!最高!
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サマータイムマシーンブルースという作品があることは知っていたけれど、映画を観たことはない。四畳半神話体系は、私が森見登美彦を知るきっかけとなった作品だ。前者については観ていないので、面白味は想像でしかないけれど、後者の面白さについては百も承知。面白くないわけがない。今回も見事な森見ワールドだったけれど、サマータイムマシーンブルースの要素がどれだけ練り込まれているのか、映画を観てみようかな。
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きっかけは突然現れたタイムマシン。
ではなく、コーラをぶっかけられてぶっ壊れたクーラーのリモコン。
過去に戻ってリモコンを手にいれれば万事解決!のはずだけど、悪友・小津が勝手気儘に動き出してしまう。
果たして、無事に時間の崩壊を防ぐことはできるのか?
四畳半アパートで暮らしている主人公と、個性の強すぎるキャラクター達が暴れまわる、狭っ苦しいSF物語。
森見登美彦さんの最新作、原案は上田誠さんです。
「四畳半神話体系」のスピンオフ作品になってます。
主人公が過去のごまかしを後悔するのは、いつものこと。
元々好きな作品が題材なので、とても懐かしい気持ちになりました。
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言わずと知れた劇団ヨーロッパ企画の上田誠原作で本広克行監督で映画化もされた名作「サマータイムマシーン・ブルース」と森見登美彦の「四畳半シリーズ」の見事なコラボ
映画のドタバタストーリーといつもの四畳半の腐れ大学生の「私」、小津、明石さん、樋口氏、城ヶ崎さん、羽貫さんら登場人物が違和感なく融合しているのに驚く
お約束の「僕なりの愛ですよ」「そんな汚いもん、いらんわい」のフレーズも再現!
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一行目を読んだ瞬間、「これこれ!これを待ってた!」と、どうしようもないくらい喜びが胸の奥から湧いてきました。
久々の森見先生の腐れ大学生作品、とっても面白かったです。
河童伝説の真相が明らかになるシーンが一番好きです。あまりの可笑しさにウッカリ外出先なことも忘れて笑い転げるところでした。