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つい、声を潜めてしまうほどの怖い話。そんな話がぎっしりつまっています。誰かに話せば怖いけど、教えずにはいられない。本当にあったの? まさか!という話を貴方におはなしいたします……。
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180秒つまり、3分で読める怖い話というコンセプトの一冊。怪談めいた話や、都市伝説などを中心に46話ほど収録されていた。 既に別の怪談本やネット掲示板ですでに語られている話が多く、新しい話は少し少な目。 今まで様々な怪談本を読んだ人にはちょっと物足りないかもしれない。
怪談を語るならこれと言う鉄板が豊富だった。小学生の頃などに、こわごわ読んでいた本に書いてあった話などがあり懐かしさも感じる一冊。特にフジツボの話、ベッドの下の話、杉沢村の話などは懐かしさもひとしおだった。中には人面犬の話などもあり、昭和から平成の怖い話の代表的な部分をピックアップしているかのようだった。もちろん、その他にも初めて読むような話もあり、特に首くくりの家などは家にまつわる怖い話はおもしろかった。なぜ、あんなに因縁めいた怖い話は楽しいのだろう。短く読み進めれる本なので、怖い話を、読みたいがどれから読んで言いかわからないという子どもにおすすめの一冊。